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入院生活3日目(2024.02.01)

2日目のベッドはエアマットで、上手いこと体圧分散してくれるのだけど、私のように体がまだ十分に動くものにとっては余計でしかなく、おまけにエアーを注入するコンプレッサーの音が聞いたことないくらいうるさくて参った。

このままでは眠れないと思い、夜はノイズキャンセラー機能のあるイヤホンで耳を塞ぎ音楽を聴きながら眠ることでなんとか凌いだ。

3日目は再び別の部屋に移ることになって、うるさいベッドともおさらばできて良かった。あのエアマットは多分壊れている。なぜなら怪訝そうな顔で看護師さんがエアマットをいじっていたから、

3日目も妻と長男(8歳)が面会に来てくれた。今度はたくさんのテーブルや自販機、ウォーターサーバーなどが置いてあるホールで面会した。

長男は私が点滴を引きずってえっちらおっちらやって来てもこちらを見ようともせず、「ジャンプSQ」という漫画雑誌を、さも「勉強してますよ」というような素晴らしい姿勢で熱心に読んでいた。

後ろからページを覗くと青年誌だからちょっとエッチなページがあり、しかし長男は平然とそのページを凝視している。

私が「それちょっとエッチやろ?」というと、恥ずかしがることもなく、「パパこういうの好きやろ?」と言う。私は「うん、まぁ」とか言って濁した。

脳梗塞の疑いが出てからというもの、色んな検査を受ける。MRI、血液検査、ホルター心電図、頸部エコー…私はそれら検査を受けながら、すごいなぁと感心ばかりしている。頸部エコーの際は技士さんが画面を見てパソコンを素早く操作しているのを傍らに横たわって一緒に見ていたのだが、エコーで撮影した画像の中で一部をポイントして色を付けたり、サイズを測定したりしているのを見て、私の知らないところで技術というのはものすごい進歩してるのだなぁと思った。

栄養士さんが来て、栄養指導もあった。改善すべき点がたくさんあった。というか、改善すべき点しかなかった。妻の用意する晩御飯は問題ないが、私が自分で用意する朝や昼、そしてしょっちゅう食べているグミ、そして酒。どれもこれも見直さなければいけないみたいだった。一年前に禁酒を解禁してから少しずつ少しずつ、私の食生活は惨憺たるものになっていたのだ。

でも逆に改善すべき点がたくさんあるのは良い事だと思った。変な言い方だけど、それだけ伸びしろがあるという事だから。

退院したら心機一転まっさらな気持ちで頑張っていこうと思う。

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