鳥山明先生ありがとうございました(2024.03.11)

鳥山明の訃報を聞いてから、何かというとその事を考えて、気が付くとドラゴンボールやアラレちゃんの懐かしい動画を見たりしている。

何も触れないでおこうかとおもったけど、やっぱりちょっとだけ書いておこうと思った。

小さい頃、水曜の夜7時といえば鳥山明アワーだったと思う。アラレちゃんから引き継がれて、ドラゴンボールが始まった。

チャンネル権を持っているのは父親だったが、父は漫画やアニメに対してあまり良く思っていないみたいだった。でも水曜夜7時だけは私たち兄弟がテレビにかじりつくのを黙って見ていてくれた。まぁ多分巨人戦がたまたまお休みだったからだと思うけど。

ドラゴンボールのコミックスが出たら発売日の前日に書店で購入していた。学校の帰り道にある書店だった。その書店ではジャンプの発売日になるといつも同じ中学の制服で溢れていた。

高校でもジャンプは回し読みされていた。みんなが楽しみにしていたのはもちろんドラゴンボールやスラムダンクだったが、その光景を見て、みんなをここまで夢中にさせる漫画というもののすごさを思い知った。

鳥山明の絵はだいぶ真似した。弟と一緒にドラゴンボールをパクったような漫画を描いてはお互いに読ませて楽しんでいた。馬鹿みたいな漫画だったけど、むちゃくちゃ楽しかった。

やがてドラゴンボールは連載が終わってしまって、私はちょっと小難しい漫画を読むようになった。鳥山明作品とも遠ざかっていった。

でもこうして鳥山明が亡くなってしまって、ずっと喪失感というのか、よくある「ポッカリ心に穴」みたいな気持ちになっている。鳥山明作品にどんだけ憧れて、夢中になって、そして救われたかと思うと、そりゃそうなるかという気もする。

実家には未だにドラゴンボール全42巻が置いてあるはずだけど(もしかしたら捨てられたか)、今度帰省したら全部持って帰って、子供に読ませようかと思う。多分きっとはまるはずだ。

鳥山明先生本当にありがとうございました。


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