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きかんしゃトーマス(2024.03.15)

うちの長男(8歳)はかつて「きかんしゃトーマス」が大好きだった。

長男は物心がつくかつかないかの頃にトーマスにはまって、一日中トーマスの事で頭がいっぱいみたいだった。

中でもちょっと強面でいばりんぼうの「ゴードン」が大好きで、保育園に初登園する時はゴードンのおもちゃを握って離さず、ついに先生が折れて特別にゴードンを持ったまま登園する事を許してくださったような事があった。

ゴードン

長男はどこへ行くにもゴードンを持っていて、ゴードンがお守りみたいになっていた。ゴードンは代替わりはしたものの、ずっと長男の手に握りしめられていて、いつかゴードンは最新の「シューティングスター(ゴードン)」となった。

シューティングスターになったゴードン

しかしだんだんと物心つくようになって、長男はトーマスの世界から足を洗った。長男の興味は昆虫や恐竜、そしてポケモンへと移り変わり、トーマスのおもちゃは時々長女や次男が遊ぶものの、おもちゃ箱の隅で放置されるようになってしまった。

でも、それでも、長男の頭のどこか片隅にゴードンとの思いでが残っているのか、歴代のゴードンだけは今も長男の宝物ボックスの中に在って、ちゃんと大事に扱われている。

子供が小さい時に大事にしていたおもちゃというのは、子供よりも親の方が思い入れが強くなってしまって、容易に捨てられないようになりがちなんじゃないかと思う。

今も長男が初登園した時にぎゃんぎゃん泣いて、その真っ赤な小さな手にゴードンのおもちゃを強く握りしめていた光景が思い出される。

そういえば、私が小さい頃大事にしていたおもちゃは今や何一つ残ってないなぁと今になって気づいた。両親が容赦なく捨ててしまったんだろう。「これは捨てて良いの?」とちょっとくらい聞いてくれれば良かったのに、と思う。

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