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ウ〇コの立ち位置(2023.12.05)

今日は下二人の幼稚園と長男の小学校の参観日のダブルヘッダーだった。
午前が幼稚園、午後が小学校。ふたつが重なることはまれなので、私は有休を取ってこれらに参加する事にしていたのだった。

それはともかく朝、犬の幸子(ポメラニアン♀7歳)の散歩に行こうとすると、まぁまぁな小雨が降っている。でもしゃぁない行くかと、出かける。

とても嬉しそうな幸子。雨などおかまいなしだ。道端の何もないあちらこちらを忙しく嗅ぎまわり、リードをガンガン引っ張って来る。「おうおう、嬉しいか嬉しいか、いいぞ、たんと散歩おし」と心の中で思う。それくらい嬉しがってくれれば、雨をおして散歩へ出た甲斐があるってもんだ。

幸子はいつもの排水溝の上でおしっこをした。おりこうさんだ。それからいつも近所の空き地でウ〇コをするのだけど、今日はなかなか位置が定まらなくて往生した。

犬を飼われた事がある方ならよくご存じかと思うが、犬はウ〇コをする時は必ず左右にうろうろし、それから腰をかがめて用を足す。

今回、幸子は左右にうろうろして腰を下ろしたかと思ったら、腰を上げてまたうろうろし、また腰を下ろしたかと思ったら再びうろうろするというのを何度も繰り返した。

「おっ、ついに位置が定まったか?腰を深く下してフルフルし始めたぞ!いいぞその調子だ!・・ってまたせんのかい!」と私は思った。

雨脚は強くなっていた。私の肩の辺りがどんどん雨で濡れている。空き地のすぐ横のご主人が新聞をポストに取りに来てこの様子を見ておりバツが悪い。もういい加減にしてほしい。さっさと位置を定めてウ〇コをして欲しい。時間はおまえのためだけに流れているんじゃない。

ウ〇コをなかなかしないものだから私も幸子もどんどん濡れている。幸子のもじゃもじゃの毛も次第にしな~っとし始めてきた。私はイライラしつつ、幸子のウ〇コポジションが早く定まるように祈った。

そしてようやく幸子は、今度こそウ〇コを・・した!やった!2個!

あんだけ引っ張っておいて2個は少ねぇなぁと思った。そして幸子はそんなことしても意味ないのに、全然関係ない場所で土をウ〇コにかける仕草をした。後ろ足が空しく空を切り、雨をはじいている。

家に帰るとまぁまぁびしょぬれの幸子と私。「今日は幸先悪ぃなぁ」と思った。


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