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ゲームマーケット2021大阪に参加しました

ゲームマーケット2021大阪に参加しました。
昨年はコロナで直近に中止になり、とても残念でした。仕方ないけど。
ゲーム作り始めたのは2019年だけど、よく考えたら10年の積み重ねだった気もするので簡単にまとめておこうと思う。
追記)ボードゲーム制作の記事をマガジンにしてみました。

もともと僕はゲームを作る気は全く無く、遊ぶ専門。
2011年7月、木彫展示でお世話になっているギャラリーオーナーから「ボードゲームて知ってます?海外のボードゲームはアートワークも良くて面白いです。今度一緒にどうですか?」と誘われたのがきっかけでした。
ゲーム会の名前は「BG FES」。
主催の方は毎回、準備したゲームの画像と紹介文を冊子にして配布してくれました。その冊子から自分が遊びたいゲームを選んで数人で遊びます。
その冊子は作りも丁寧で僕は毎回それをもらって帰るのが楽しみでした。
当時の冊子を見返すと、ドイツ年間ボードゲーム大賞はもちろん、入手難だったり、普通にゲームしてるだけでは遊べないマニアックな物までとても贅沢な内容。
今ではライナー・クニツィアとスムーズに言えるようになりました。

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ゲーム会は月1回、土曜の夜、仕事終わり閉店後のギャラリーに集まり、始発まで8時間ほどゲームをしました。毎回10数人集まります。
参加人数は毎回増えていき、遊びたくてもスペースの都合で参加できない時もあるほどでした。
ボードゲームの魅了もあるけれど「BG FES」の主催者、参加者の方と遊ぶのが楽しくてボードゲームにハマった側面もあるので一緒に遊ぶメンバー、ホスピタリティて大事だなと思います。

2011年11月「BG FES」で遊んだ「DIXIT」を通販購入。初ボードゲーム。
ここからオークションや通販で購入するようになりました。
購入したら遊びたいし、面白さも共有したい。
しかしBG FESの仲間以外でゲームする人はいない。
でも良く考えたら職場の仲間ならこの楽しさを共有できるのではないだろうか。
攻撃的な人もいないし、余韻も楽しめるはず。と思い職員を誘ってゲームをしました。反応も良かったのでその後、年に数回ゲーム会を主催しました。
そのうち10年前の僕と同じように、ゲームの魅力にハマる仲間も増えて遂にゲームを買う人も出てきました。
「またゲームしたいですね」と言われる事も多くなり、仲間が購入したゲームで遊ぶ事も多くなってきました(あぁ知らないゲームで遊べる幸せ)と僕のゲームとの関係はこの時点でMAXでした。

しかしある時ゲーム仲間の一人が
「ゲーム作ってゲームマーケットに出します」と宣言をしました。
ゲームは買って遊ぶ物であって、作る物ではない。ルールなんて考えられないし、作ってもゲームの達人方には見向きもされない。と完全に僕は他人事でした。
しかしその友人はゲーム会にテスト用のゲームを作って持ってきました。
本気でした。そんなのを目の前に広げられ、遊んでいると(難しく考えずにダメもとで僕も作ってみようかな)と思いました。

僕は複雑なゲームは苦手です。シンプルで30分程度で終わるゲームが好き。
ボランティアや仕事で子供とゲームする事もあったので、僕が作るなら子供も遊べるゲームが良いなと思いました。アトリエにはずいぶん昔に端材で作った水色の車があったのでこれを使ってゲーム作ってみようと思いました。
それが2019年の6月。

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もうほぼ「田んぼにドボン」の原型ができてます。ルールは全然違うけど。

で、2019年のボードゲームフリーマーケット9三宮、2020年のゲームマーケット大阪の中止を経て、漸く2021年のゲームマーケット大阪に参加する事でできました。事務的な事は全て「ゲーム作ってゲームマーケットに出します」宣言した「創作GAME部」のリーダーがやってくれました。有難うございます。
商業イラストレーターもしているリーダーのサイトはこちら
※もしボードゲーム製作者でイラストレーターを探している方は是非見てみてください。良いです。

コロナ禍で今までと大きく異なるゲームマーケット大阪2021。
さらに当日は雨予報。
無名の僕が作った3500円のゲーム「田んぼにドボン」を買ってくれる人はどれだけいるのだろうか。事前予約でも10人に満たなかった。
手元にある15個全て持っていくか、10個にしておくか。もっと減らそうか。
そう思いながら「BG FES」主催の友人に話すと「田んぼにドボンはめっちゃ売れると思う」「ポテンシャルはめちゃくちゃ高いよ」と言ってくれて、
「BG FES」の参加者で超有名ゲーム製作者の友人も「買うよ」と言ってくれました。
あの「BG FES」の猛者が言ってくれるのだから、これは信じてみよう!と15個全てを持ち込む事にしました。

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リーダーが作った「ORIGAMI鑑定」「自分でボードゲームを作って遊ぼう」と「ボードゲーム関係のハンドメイドグッズ」「田んぼにドボン」など

前へ一歩進むだけでも隣の人とぶつかる、人気サークルは人山で見れない。ゲームが欲しくて並んだけど、売り切れで購入できず。そんなゲムマでは無い、コロナで一変したゲームマーケットでしたが、予約して下さった方、知人、ブログを見て買いに来て下さった方、偶然通りかかって試遊してご購入いただいた方など大人、子供、男女問わず購入していただけました。
その結果、持ち込んだ「田んぼにドボン」「拡張セット」全て完売する事ができました。嬉しい!!!!

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今までも彫刻作品を購入していただいたり、お手紙をいただく事もありました。
作品を購入していただく時は心が繋がった気がしてとても嬉しい。
子供達とワークショップをする時は、子供の表情の変化や言葉を聞く事が楽しい。
ボードゲームはこの2つの要素を持っているみたい。
僕の作った作品に関心を持って、遊ぶ。そして少しづつ遊ぶ人の要素が加わって変化していく。( 田んぼにドボン には無地のカードや板が付いているので、自分で高得点のカードやマイナス要素も作れるようになっています)
ボードゲーム制作は彫刻やワークショップとはまた別の喜びがある。

「田んぼにドボン」は今まで23個製作、販売しました。
もっと沢山の人に遊んで欲しいけど今後増産、販売の予定は無し。
買わなくても自作出来る様に作り方も公開しているので興味ある方はぜひ作ってみて下さい。
https://note.com/yamanekokoubou/n/neb9e3b773189

一旦ゲーム作りはこれでお終い。ご購入して下さった方、アドバイスをくれた方、創作GAME部の皆さん、主催者、お客さん、有難うございました。

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