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【いそがしいとき日記】その5


ジャージーボーイズからこっち、読書スピードが落ちていて。それに伴って、戯曲を読んでいる数も減っています。

とはいえゼロではない。

いつもだと、戯曲を読むたびに「読んだ戯曲たち」っていうマガジンに、そのレポートを書くんだけど。

しばらく全然書けていないです。

ちなみに、読んだけどレポート書けていない戯曲はこんな感じ

部屋 / 谷川俊太郎
反応工程 / 宮本研
ザ・空気 / 永井愛
天保十二年のシェイクスピア / 井上ひさし
4 / 川村毅

読んだけど、読んだこと自体を忘れちゃってるやつもありそう・・・。

ちなみに今は、野田秀樹さんの「贋作桜の森の満開の下/足跡姫 時代錯誤冬幽霊」を読んでる。

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僕は、戯曲を読むことが好きです。

きっと戯曲を読むことによって、いろんなタイプの人間(=劇作家)の目から見た、さまざまな世界の切り取り方を疑似体験できるのが好きなんだと思う。

あとは、記号的な情報でしかないそれを、舞台上に、つまり現実世界にどのように立ち上げるのかを、俳優の目線で考えることも好き。

あと、ある世界のある状況を描くために劇作家が選択した劇構造や劇作上のシステムを、読み解いていく作業も好き。

ちなみに、上にあげた戯曲の中でいちばん好きだったのは「反応工程」だなあ。

「お話が好きだった」ということよりは、戯曲としての品質がズバ抜けて高かったから。


いま取り組んでいる「ナターシャ・ピエール・アンド・ザ・グレートコメット・オブ・1812」という作品の上演台本も、なかなか素晴らしいテキストです。

大好きな「戯曲」という存在を相手に取り組める商売を選択して、本当によかったなあと思う今日この頃。



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