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園子温監督映画



園子温監督映画
「エッシャー通りの赤いポスト」が

カナダ、オーストラリア、
メキシコ、チリの国際映画祭で
上映される事が決まった。

自分の顔が映画祭のホームページに
デカデカと並んでいる。
予想もしていなかった光景だ。


10年ほど前共演した
伊藤陽佑くんが

「園監督とやまたつが組む日がくるなんて予想外すぎ」
とツイートしてくれた。

彼と舞台で共演したのは、10年前。
オーディションに2回も落ちたのに
「お手伝いでいいので、参加させて下さい」と
言って、最初は雑用だけをやっていて、
かろうじて前説やコメディ担当として出演し
彼は主演をしていた。
そんな頃を共にしているので、
陽佑くんだけじゃなくて、周りのみんなも
僕自身だってこの今は想像しずらい未来だった訳だ。


今もまだまだまだまだまだ勉強中だけど、
そんな日々から動き、蓄えたものが、
こうした想像しずらい日を
迎えさせてくれていると思う。


「エッシャー通りの赤いポスト」に関しては、
様々なエピソードがあり語りたい事だらけだけど
まだ日本での上映が決まっていないので、
黙っている事が沢山ある。

今回の映画祭上映に合わせ、
少しだけ話すと…


クランクアップの日、園監督は、夕暮れの中
僕らに向かって

「地球の裏側に届くくらいの芝居をしろ」
と言ってくれた。

ちょうど両親も南米に行った後だったし、
それが僕の目標になっている。
地球の裏側の人の胸を打つ芝居をしようと。

今回、チリ、メキシコと中南米の映画祭に入った。
文字通り、地球の裏側の人たちに映画が届く。

しかも全て僕の誕生日に開催されている映画祭だ。
誕生日プレゼントのようだ。

スペイン語字幕の付いたこの映画にどんな反応をしてくれるんだろう。

ただ、本当の意味で地球の裏側に届くくらいの
芝居はまだまだまだまだ先にあると思う。
その日に向けてまた日々を送る。
そしてまた、予想外すぎと言ってもらう未来を。

ひとまず、上映のうれしいご報告でした。

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