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LJL23Finalのチケットに見る日本LOL集客力の現在位置と今昔視聴数等の数字比較


※書き手の在住地は愛知県のなかでも町おこしがYoutuberと大河ドラマでお馴染みのO市とか車でお馴染みのT市のあたりです。その地理条件を留意してお読みいただけますと多少ですが味がするかもしれません。要は「田舎民乙」「行けなかった嫉妬乙」といったコメントは心に留めておいていただけるとありがたいです。

おひさしぶりです、e無職の山岡です。さて、ここ数年の「密」になることを避けなければならなかった時期を経て、この夏はどこも毎週「e」に限らずイベントが、もうこれでもかと行われている。音楽ライブやスポーツイベントにおいても勿論の話なのだが、インターネットが主戦場のeスポーツにおいて「オフイベント」というのは一般的なイベント以上に「集客力」を測る貴重な機会といってもいいだろう。今回はそのあたりを見ていきたい。


恐らくゲーム関係で「ゲームショウ」みたいなものを除いて、日本においてゲーム単体でイベントとして大人数を集客した記録としては、第一次格ゲーブームの頃にあった「ストリートファイターII ターボ チャンピオンシップ '93 in 国技館」の「参加者8500人」だと思われる。これは観客などを除いた、店舗予選等を抜けた大会参加のプレイヤーが8500人。ここにたどり着けずに涙を呑んだプレイヤーも多く、かの日本格ゲー界プロゲーマーの祖ウメハラも参加できなかったことを心残りとして何度も話しており、自分の夢は「あの頃」を超える「参加者1万人の大会開催」である、といった発言まで過去にはあるほどだ。

一応、ゲームという括りでは既に生活に根付きすぎて線引きが難しい「ポケモン」関係はモンスターすぎるので除外ということで。どこまでカウントして良いのかも難しいって話であって。ポケモンユナイトの動員なのか、ポケカの動員なのか、あるいは「ポケモン」に彩られた街を見に来た人なのか、というカウントは難しいだろうし。ともかく「別格」なのは確かで。

というなか、暫定トップのスト2国技館を大きく塗り替えたのが昨年、「2022 VALORANT Champios Tour Challengers Japan Stage2」のさいたまスーパーアリーナ13000人×2days、ここで13000人のピークを記録した後、2022年末には「RiotGamesONE」が横浜アリーナで行われた。一応「RIOT」全体のイベントという形でLOLもおまけ程度にあったが、基本はVALORANTと言ってもいいだろう。ただ、この年末横浜アリーナはキャパこそ同じ13000人ながら空席もあったらしく、13000人満員御礼とはならなかったのでは、というレポートも目にした。そんななか、さてVARORANTブーストのない中LOL単体オフイベントではでどれだけ集めるのか、という部分に個人的に注目していたが、この夏の決勝はオフライン、「幕張メッセ イベントホール」、そして価格は6500円と発表され、個人的には「強気やなー」と思った記憶がある。ちなみにRiotGamesOneのチケットは一番安くて5800円だったわけで。



ちなみにLJLオフライン決勝、過去の箱と価格になるが
16春 国立代々木競技場第二体育館 約2800席 1000/1500円
16夏 プリンスホテル新高輪 飛天の間 約2400席 2000円
17春 東京ビッグサイト/西4ホール 不明 2500円
17夏 幕張メッセ イベントホール 約4000席 2500円
18春 Red Bull Gaming Sphere Tokyo 約数十席 
18夏 Red Bull Gaming Sphere Tokyo 約数十席 
19春 渋谷吉本ホール 約200席
19夏 アリーナ立川立飛 約3000席 3500~5500円
20春-22春 オフラインなし
22夏 幕張メッセ イベントホール 約4000席 6500円

22夏より前のデータはないが、今回、22夏は事実ベースの話として、当日までチケットが余っていた、個人的にもロッピーで〇だったのを確認していたので「満員御礼」とはならなかった形になる。とはいえ映像を見る限り埋まってはいたので「まあ4000程度」と見積もっていいかな、くらいで。17夏のリポートにも「約4000人が熱狂」みたいなことが書いてある一方、余裕で捌けてたなら19夏にキャパ絞るのも謎ムーブなわけで、おそらく当時も「4000程度」だったと思われる。

ただ、チケットは余ったが見たところそう空席が目立たなかったのは良かったと言っていいだろう。それこそ今開催中のバスケなどは日本の初戦、よりによって目立つところにスポンサー席がっつり用意してそいつらが来なかったせいでチケットは完売なのにガラガラに見えるという、せっかくの千載一遇バスケPR機会に「人気がない」風に見える最悪の「スポンサー様ファースト」でダメージを負ってしまったわけで。

まあ、フィジカルスポーツにお詳しい方なら、日本のバスケのお偉いさま方が「スラムダンク」という超スーパー起爆剤があったころから何度連続でチャンスにチョンボしてきたか、というのはご存じの方も多いかと思われますので「またかー」って話かもしれませんが。絶対に日本でバスケを流行らせたくない、という強い意志でもあるのかってくらいで、調べると面白いです。昔はラグビーも結構チャンスを逃してると言われてましたが2019で完全にひっくり返しましたからね、バスケもそうなればいいのですが。そのラグビーもあの盛り上がりを国内でつなげるぞ!ってタイミングで世界的に病気が蔓延してうまくいかないことになるあたり「持ってなさ」はあるし、そもそもラグビーも昔空席問題やらかしてるんですけどね。

この空席問題、なんというかスポーツの仕方ない部分なんでしょう。ユニにスポンサー名書いて貰っても効果は見えにくい、スポーツ側からとりあえず目に見えて即時でお渡しできるのはせいぜいチケットかグッズか、みたいな。企業側も「地域スポーツ貢献」「つきあい」的流れで出してるところもあるだろうから別にバリバリ興味があるわけでもない場合もあったりと。これが世界大会ではグローバル企業がスポンサーしてたりしますからね。沖縄まで自国でもない1次リーグの試合見に来ますかって話で。まあ今回のバスケでどこの持ち分だったかはさすがにメンツとして明らかにはされないものの、まあまあスポンサー枠でしょう、みたいなのは出てたりするわけで。

自分も以前勤めていた会社が野球の某チームの年間シートを接待用で持ってるとは聞きましたが、僕含め仕事着にレプリカユニ風Tシャツで働いたり暇な時には室内でピンポン玉野球する程度には野球好きな野球ファンが数人いたのですが、数十人単位の小さい会社ながら、下々のものには結局一回もおこぼれしてきませんでした。下々に渡してスポンサー席で粗相があるリスク抱えるくらいなら死蔵のほうがマシ、と考える会社のほうが多いでしょう多分。だから今回のチケットも総務だか営業だかのデスクの中にあって、お偉さま方に尋ねたが手挙げないので死蔵、みたいな流れなんかなと。自分のいた会社も多分年数回も使ってないからほぼ空席だったろうと。こう見るとEスポーツはめちゃくちゃな数スポンサーにばらまいたり超一等席開ける、みたいな文化がないおかげで助かった感があるような。

話が大いにズレたが、ともあれ、この「LJL決勝に当日券が出た」という事実が意味するところはひとつ、悲しいかな「LJLは、2017から2023に至るなかで集客面での大幅な成長はなかった」という点になる。俺も中の人でないので具体数は知らないが、これが即完売とか急遽アリーナ席追加とかだったらともかく、前日の試合放送でも宣伝するくらいだから「バリバリ売れた」とは言えないでしょう、たぶん。

もちろんまだ「密」になることに細心の注意を払う必要がある、という話もあるが、2022にVARORANTが埼玉で1.3万人集めた後にその言い訳は流石に苦しいし粉雪ばりに虚しいだけで。情状酌量の余地もあるし条件も多少違うが、LOL単体では約4000席が埋まり切らず当日まで余ってしまったのは曲げようのない事実であり。実際それは最近のTwitchやYoutubeの視聴数をチラ見している自分の体感としても割と近い感がある。なんならよく4000集まったまである。そんなこんなを色んな数字を引っ張りつつ見ていこう。

アクセス数集計サイトは当てになるか問題

集客面という話でひとつ参考値で見るべきは大会のインターネットアクセス数になる。基本的に視聴数を来場数が越えることはめったなことがなければあり得ないのだから。その視聴数、もちろん海外のeスポーツ集客集計カウントサイトのことも知っている。ただ、そこの数字だけ見て「LJLは右肩上がりだ!」と言ってしまうのは簡単なのだが、集計サイトで注意しないといけないのは「ウォッチパーティ」をカウントしているかどうか、そして本当に合っているのかという点になる。

言ってしまえばここ数年のLJLの視聴数の「盛り」は「ウォッチパーティ」、特に「釈迦さんのウォッチパーティ」が大きな割合を占めている感がある。もちろん釈迦さんのウォッチパーティには確かにLOLが映っているが、釈迦さんレベルの人気だと「なんであれ釈迦さんが喋ってれば見に来る」層がそれこそ万単位、LJLの通常視聴者より多い数いるし、LOLの試合より釈迦さんのトークが気になるって人も相当数いるだろう、言ってしまえばセンチメンタルバス状態なわけで、その数を単純足し算して「LJLは大人気!」というのは「さすがに?」というのが個人的な見解になる。

名曲Sunny Day Sundayのパンチライン「ゲームの行方よりずっと君が気になる」。いまなにしてるのかと思ったらボーカルは餓鬼レンジャーと結婚して保育士らしい。ちなみに餓鬼レンジャーでは「超越」が好きです。

もちろんもちろん釈迦さんやK4SENさんはLOLの日本での普及に無茶苦茶な貢献をしているのは当たり前の話で感謝してもしきれないくらい、LOL日本普及においての功労者ぶっちぎりトップなのだが、だからといってウォチパの数字を「まるっと自分の数字」とするのはどうかな、といった話で、「ウォチパなんて意味ねーぜ」と言ってるわけではない、というのを一応明記しておきます。一応ね。なんなら意味や意義はそこらの施策よりはむちゃデカいと思ってますがそれは後程。

もちろんこのウォチパの数字についての見解は個人的な見解であり、言ってしまえば麻雀のルールくらいどっちでもいい話で、皆は皆で好きにウォチパの数字アリアリでもナシナシでも採用して分析すればよいのだけど、自分はそういうのどうかな、と思ってしまう派だ、というだけの話で。

だって、例えば大物Youtuberとコラボした時だけ数字伸びて、自分だけの動画と視聴数が一桁違う有名人のYoutubeチャンネルとか。それでMAX視聴数何万人です、ってそれ大物Youtuberのファン数ですよね、って思うでしょみんな。というのは半分冗談にしても、ウォチパについての見解は、例えば、石油王の作った誰も知らん新作ゲーム「金持ちの道楽クエスト」の第一回大会がローンチ当日に国家予算級のマネーを積んでHIKAKINとウームの奴らとホロライブにじさんじ全員と米津玄師とYOASOBIともうとにかく人気者たちにマストでウォチパを頼んで本家300視聴+ウォチパ2500万視聴者とかになったとして「大会視聴数でLOLを抜いた!我こそ日本一人気Eスポーツ!abemaのワールドカップも抜いた!雑魚!一番人気スポーツはコレ!」って言われても、あなたは心の底からそう思えるか?という話で。個人的には思える方がどうかって話だと思うのですが。

また、悲しいかな手前味噌な話だがそもそも集計サイトが必ずしもすべてを完璧に正しくカウントしているとは限らない、という実例を。↓

これは2020年からアカウントあるけど俺以外誰が注目してるんだ感のある日本のeスポーツ集客カウントサイトTAIYOROくん。こんなエグツッコミ入れて誰も話題にしないあたりに注目度が見て取れるというか。TAIYOROくんは、よく「LJLを数万人が視聴!」なんて景気のいい文言と一緒に上がってきて「いやウソやん」と常々思いつつスルーしてたのだけどふと何をどう数えてるのかと気になって中を見ると、釈迦さんの配信を「毎試合ウォチパしてる」としてカウントしていた、というオチで。おそらく開幕戦のウォチパをしてくれた釈迦さんをその設定のままにしてた、とかなんだろうけど、たぶん俺が突っ込まなかったら誰も気にしてなかった、つまり後々このTAIYOROくんのツイートを根拠に「LJLを3万人見てる!」というのが事実として残りかねなかった、というわけで。また、逆にこのツッコミが残ってしまうことは「LJLのセミファイナルがセミファイナルなのに1万人しか見てない」のも引き算で分かってしまうのもなんだかって話だが。

実はこれもっと前からなはずで、しばらく前に一旦うっすら気づいてただけど、その時はまあ別にいいかと思ったりもして。ただ変わらないから流石に?という感じで書いただけで。そもそもべつに糾弾したいわけでもなく、こういうサイトだからといって鵜呑みにしたらアカンよ、っていうだけで。

まあこんな集計サイトが関係のないLOLの大会の数字を盛ったところで集計サイトの誰が得するわけでもなく、きっとうっかりミスでしょうしね……。ところでTAIYOROってどこが運営してるのかな、どっかのファンが個人運営してるならこんなうっかりミスも仕方ないよね。俺も長年サイト運営とかコンテンツ管理ディレクターみたいな謎の肩書とかで仕事を色々やってたからわかるよ、うっかり目届かないところでなんか起こっちゃってたとかあるあるだから、やってた側からすると外部からの指摘の前に見つけてそっと修正がベストなんよね。まあ見つからないから大変なんだけどさ。

どこがやってんだ、???
Made with by PlayBrain……?どっかで聞いた名前やな…(カタカタカタ)


わたくしは集計サイトの発展を心より応援しております。

時々書いてるが、攻略本ライターのあとあたりにいわゆる会員月額有料系サイト、いまでいう映像サブスク系(健全)に携わってて、数字とか何がどうやったら取れるとかこの広告でどれくらいとれたとかLP挟んだ方がいいのかとかそんなクソ細かい数字イジリが仕事だったわけでこういう数字とか仕組みが気になってしまうタチと言いますか。ほんま嫌がらせとかじゃないんです、気になっちゃうんですよね数字が。まあいまなんとちょうど無職(フリー)なんですけどね。ネットフリックス見てるか、ここに逸材がいるぞ。DM、OPENです。

まあ実際問題、ここきっちりカウントできれば各eスポーツタイトルの「集客力」を把握できるわけでそれって相当強みあると思いません?信頼できるクオリティになれば寡占状態になりそうなもんやけど。例えばヴァロとシージとOWの年別大会の平均視聴数がいくらか、というのがガチっと信頼に足るデータで揃えられればeスポーツにスポンサー出したい企業は欲しがるでしょそういうデータ。TAIYOROくんあんま力入れてないみたいだけど、全然存在感出せるポテンシャルあるのでは?と思ってたりします。こんだけイジッたんで罪滅ぼしになんか手伝ってもいいくらいには思ってて。まあいまなんとちょうど無職(フリー)なんですけどね。(以下略)というのはともかく、とりあえず頑張ってほしいです。こう見えて応援してるのと無職なことはとりあえず本当です。

FinalのStreaming数について

と、上のように「カウントサイトはいまいち信用に欠ける可能性がある」現状で過去の数字をどう探って見ていくか、一つ指標になるのが記事になる。

今回と同じ会場で行われた2017夏。この記事の中で

”客席はほぼ満席。会場には約4,000人ものファンが詰めかけ、ストリーミング配信の視聴者数は2万人を超えた。「LJL」が国内最大のe-Sportsイベントなのは明らかだ。”

という一節がある。2017で「ほぼ満席」の会場、あれから5年経って「当日までチケットがあった」という事実はまあまあ「横ばい」と言ってもいいだろう。

次は2019春の記事の一節だ。

ちなみに、Twitchの総視聴者数は1万5000以上となった

あれ?17夏には2万人を超えた視聴者数が、19春には1.5万に。右肩上がりのハズでは……?

では今回どうだったのか、これは自分がメモしてた部分になるが、山場、まんなか3戦目でTwitch約2.9万、Youtube約6000の3.5万。そしてウォチパで+3万。なおそのうち2.5万が釈迦さん。なんで最終戦じゃないのか、それは俺も見る方に集中したっていいだろ、忘れてたんだよって話で。

俺のメモによる3戦目開始時点の視聴者の割合をグラフにするとこんな感じ。約4割釈迦さん。


とりあえずウォチパを除いても2019よりLJLの数字が伸びている、と言ってもいい部分はあるだろう。ただ、恐らく多少影響した事象として「LCK決勝と時間が被る」というのがあった。そして、LCK決勝が終わり、LCK2次会会場を求めたハングル層がYoutubeのチャット欄に結構な数いた、というのもまた事実であり。

まあ、諸々抜きにしても3.5万は公式で見ている、というのは一つ好材料と言えるだろう。ただ、いわゆる「eスポーツ元年」の2018を挟んで2万の公式視聴者が3.5万になった、というのは、もちろん1.5倍という倍率で見れば凄いが、5年経って3.5万、というのは喜べる数字か否か、と言われれば判断が分かれるところだろう。

海外サイトによるとピーク87000だったらしいのだが自分がメモした3戦目で3.5万。そこからプラス5万もいったか?というのが感想だ。そんなに盛況なら誰かもっと話題にしてそうだが。LJL最終戦のTwitchあたりのキャプチャ取ってる奇特な方がいたらご連絡ください。夕方4時半に「LJL配信全部合わせると6万くらい視聴者いる」とつぶやいてる人もいるので6万まではほぼ確定、8万もまああるかなって感じだが、逆に決勝の最終戦だけ見る5万人はなんなんだ、というのもなかなか気になる部分で。まあW杯の決勝のハイライトくらいは見よう、って人は結構いるだろうしあり得る話ではあるけど。


Finalの動員数について考える

さて本題の動員数について考えよう。先ほども貼ったが、今回の動員数を考えるうえで一番参考になるのが17夏だろう。

17夏 幕張メッセ イベントホール 約4000席 2500円
22夏 幕張メッセ イベントホール 約4000席 6500円

果たして17夏に当日券が出ていたかは記憶の彼方だが、レポートによると17は「ほぼ満席」、今回はとりあえず当日券が出ていて当日にもなって△でもなく〇だったあたりから「満員御礼」とはならなかったと見ていいだろう。欲しい人にはいきわたった、という見方も出来るが、これを考えると、やはりLJLの動員力は17から5年経過してほぼ横ばい、ということになる。ただ一方、割り引くべき、もしくはこれがあってなお、と考えるべきポイントが幾つかあるので挙げていきたい。

マイナス要素 値段が2500→6500 等

RIOTJPは金稼ぎ組織!と叩くのは簡単だが、ここ最近の物価高&久々のイベントでハコの争奪戦、そしてハコの高騰化が起こっていることはまあまあ想像がつく。となれば値上げは仕方ないラインだろう。

この額が集客に影響を与えたという部分もファン層を考えれば十分ある話だ。例えば高校生大学生で6500はまあまあの金額になる。高校eスポーツのLOLチーム、5人と先生で行くとしたら2017年なら15000円。先生がポケットマネーで出してもギリ分かる。帰りにガストとか寄ってな!これが39000円になると部の予算でもポケットマネーでもスッとは出てこないだろう。もし行きたくても「みんなで行こう」とも高校生なら友達同士でもあまり言えないかもしれない。大学生でもちょっと躊躇してしまうかもしれない。だってクソみたいなバイト6時間分と考えるとヘビーでしょ。俺も飲食の6時間分よこせ、と言われたらいやだなあと思うよ。近くのディズニーだって夕方からなら7500円くらいでしょ、一般的な満足度としてはなかなか強気の戦いだと思ったりも。

また、自分はいないので想像になるが、例えばLOLにちょっと興味ある友人をオフついでに誘うなんて場合、2017年基準の2500円なら奢りでもまあまあスッと出せる気がするが、多少興味ある程度の友達に6500円出せるか、というのも難しいところだろう。奢られる側も6500円はそこそこモテ女子でもない限り多少興味ある程度では重荷になる可能性もあるし、多少興味ある程度で自分で6500円出すのもまあまあ重たい。ゼルダが6500円で買えるんだからそっちのほうがいいでしょ、多少興味ある程度なら。いやマジで。

そもそもの話、「スポーツ」と考えると6500円は相当な額になる。例えば東京ドームの巨人戦が外野席で2300円、見切れ席なら1500円で入れる。6500円なら一番近いのが内野のバックネットにほど近い「指定席Sの6,800円」になる。神宮のヤクルト戦なら週末のカテゴリー3でもバックネット裏で「7000円、指定席SS」だ。サッカーならFC東京の味スタで6500円出せば「メインSS指定席」が6700円。国立でも「メインS」になる。

そう、基本的に6500円出すと野球やサッカーではほぼ常設の中では最高クラス、Sランクの席が取れるわけだ。LJLは最低3試合で終わりかねない。試合もインターバルを抜けば25分×3があり得る話だ。果たしてLJLはJ1や野球のS席と同等の価値を生み出せるか、となるとまあまあ怪しいところだろう。

もちろんこの比べ方も多少アンフェア、LJLに不利ではある。野球やサッカーは自前といってまあまあいいスタジアムで数千、なんなら数万試合をやることでペイすることを前提に席の設定価格を決めている部分が多少なりともある。一方借り物の一回公演であればまあ値が上がるのも仕方ない話だ。ただ、消費者的にはそんなことは関係ないわけでもあり。

ただそれでも、これだけではズルになってしまうので価格的に擁護できるデータも出すとすると、いま同じく幕張のイベントホールで取れる「単発」のイベント、となると「ライブ」になるわけで。皆さんもローチケのサイトを見ればわかるのですが、8/30(平日)に行われる「ヘラヘラ三銃士」のライブで一番安いA席が6000円。9/2.3(土日)に行われるナルト20周年ライブが一般シート、そしてファミリーシートで8800円。翌週土日に行われる「HYDE」のライブがスタンド8430円。もちろんライブは大掛かりなセット等が必要で値が張るのもありますが、そこをいったん無視すると、週末の幕張メッセは8000くらいが相場とも見れるわけで。ちなみに10月のMAJESTIC LIVE - Door of Hope -も8800円です。

つまり「スポーツ観戦」と見れば6500円は高いが、「コロナ明け2023年の夏休み週末の幕張メッセ」と見れば6500円は安い、と見ることが出来るかもしれない、というわけで。ここらへんは個人の価値観次第ともいえますが。また、今回はBO5の5試合目までチョコたっぷりでお送りされたため、今回見に行けた方は、ある程度そのチケットの価値が最大化されたと喜んでも良いかと思います。ちなみに僕が過去行った決勝は3-0の最速終了でした。

そんなスポーツ観戦としては高いが幕張メッセにしては安いこのイベントだが、集客に多少なりともマイナスの影響があったのは間違いないだろう。

余談になるが「Tシャツ付き10500円」のチケットはそうそうに売り切れていた。この事実から分かるのは「ハレの日」としてそこまで金額に関係なく行くコア層、これはおそらく運営の想定以上だったのではないだろうか。

Eスポーツといえば若者的なイメージがあるが、LOLに至っては今年のWorldsあたりで14周年になる。2009年って何の年か、民主党政権交代の時代なわけです。正直な話我々LOLプレイヤーは慣れているから気づかないだけで、大幅なグラアップデートがあってなお、2023現在のゲームとしては絵も荒いしキャラも小さすぎる。HDが当たり前の世代からしたら古臭いゲームにカテゴライズされる方だろう。スマホゲーより小さい、小指の爪くらいで見栄えのしないキャラが150体いて見分けろってそら新規参入は難しかろう、という話で。いくらゲームが面白いとはいえね。

そんな若い層よりも、結構年取って金もある層、もうLJLのプロ引退していま社会人ですなんて人も珍しくないわけでその層が結構いる、ということになる。そう考えていくならば、今後は価格設定の2極化、裾野を広げるべく若者向けには安価なチケットを、一方LOL老人会の奴らには二束三文の原価で作った「記念品」でもつけて2万3万でアリーナ限定100席でも限定販売しても良いのかもしれない、話の種で買うストリーマーもいるだろうし、おそらく「ズルい」と言い出すほど若いファンもそんなにいないのだろうから。

何らかの付加価値さえ付与できれば、そこまで金額は気にせず記念として買いたい、という層はいる、社会人になればなるほどその傾向は強くなるだろう。自分はアイマスファンで、アイマスでよく話題になるのが「ぼったくり」と言われる「アイマ水」。言ってしまえば「ただの水500ミリリットルが1000円」というアレだ。

ただ、画像を見てわかる通り「ただの水に1000円」というのはまとめサイト的な手法、ウソは言っていない、というだけで、実際には限定ストラップのついでに「水がついてくる」くらいの気持ちで買った層が殆どだろう。自分も引っ越してから数年、未だに開けていない段ボールがいくつもあるのだが、おそらく開けたらその中にあるはずだ。別にこの水も「現地の水が全部1000円」とかならともかく、西武ドームのあちこちに自販機はあるし、敷地出て道挟んだ先にコンビニだってある。このストラップに1000円分かかったかと言われれば怪しいが、ファンは記念品が1000円で買える、話題にもなる。主催は儲かる、で結局誰も損しない、気持ちよく1000円払ったわけで。

アイマスはそれこそ付加価値で飯食ってる感あるくらいプロだが、そういうしたたかさではないが、客層をうまく見越してうまく稼いでほしいところだったりもする。


プラス要素 ストリーマーイベント 等

いつからだろうか、日本のLOLストリーム界隈といえばたまに話題になるのは迷惑系みたいな配信者か女配信者に群がるセクハラ視聴者か、あるいは配信者に集団でスナイプしてトロル繰り返す迷惑視聴者か、みたいな酷い話題ばかり、LOL勢もLOLに籠ってばかりで日本ストリーマー界では存在感をあまり出せていなかった、なんて時代を経て、今や時々人気配信者が集まってやってくれるようになった。RIOTもK4SENかなにかに50万出していたような。そのおかげでおそらく裾野はグイッと広がった感がある。少なくともLOLの見方くらいは分かる人が増えたのではないだろうか。広がって今なのか、というのは一旦置いておくとして、何のPRもしてなかったり、なんなら金を出して人気ストリーマーどころか超人気声優まで担ぎ出して長時間拘束しておいて絵にかいたようなグダグダ感を作り出し、オンラインゲームの企画で枠を得たゲームショウのステージでやったことがうっすい客イジりとジェンガと申し訳程度の練習(確か片方のチームだけ)という伝説を残し、結果的に当然ともいえる数字を叩き出した「GGTV」の頃に比べれば数倍マトモな金の使い方と言えるかもしれない。餅は餅屋、最初から金出して口出さずで任せた方がよかったんやろね。

今回は決勝の前にオフラインイベントとしてそのストリーマーのワンマッチを企画していた。これも多少は集客に影響しただろう。おそらく釈迦さんが出るなら現地にだって、という層はいくらかいるだろうし、ストリーマーに「ハレの場」を提供することでストリーマーとのエンゲージメントを高めて今後さらにスムーズに事が運ぶようにする、というのは、ここ最近のストリーマーの勢いを考えれば悪い手ではない。「目立つお仕事」を提供するのはそういう意味では一番だろう。ただ、もしこれで「集客」を考えていたのならば、正直ちょっとどうかなと感じなくもない。

結局ストリーマーが集まって単にワンマッチしたところで、そこに「ストーリー」がなければ結局「個人人気頼み」にしかならない。釈迦さんも出てくれたが、べつに釈迦さんが勝ってもゼロストさんが勝っても誰が勝ってもそこまで思い入れはなかっただろう、もちろん負けず嫌い的な意味で「負けるのは嫌」というのはあったかもしれないが、言ってしまえばそこまでになる。当人がそれなら「人」のファンもそれなりのノリになる。

それこそ格闘技なんかはそこらへんがうまいというかそこで飯食ってる感があるのだが、「因縁」があるから盛り上がるわけで。ブレイキングダウンがなんなら試合より茶番のほうが話題になるし視聴されるしそこに作り手が力入れてるのもそれになる。「素人」と「素人」で、はい当日向き合ってよーいどんでは盛り上がらない。それは知らん奴同士の素人の殴り合いだ。散々持ち上げて互いに「熱」を出させることで見る側も「熱」を帯びるわけで。互いに吐く尖った発言、両者ともに言う「最強」という矛盾、それを白黒つけるからアツい、本人も前言撤回しなくて済むようになるには勝つしかねえと金よりプライドが掛かるからガチになる、そういう話で。

CRカップにしてもそう、大事なのは本番より「スクリム」の部分になる。一緒に練習する中で「仲間の足を引っ張れない」というプレッシャー、なんとしても勝ちたいという「一体感」が生まれるからこそ当日バチバチになるわけで。ストリーマーがガチなら視聴者も熱をもって見られるわけで。

GGTVを振り返ってごらんなさい、その一体感を産む仕掛けしてましたか?「お忙しいと思うのでできたらで」なら忙しいから誰もやらないよ。というか「練習するな」と言われてたみたいな話も参加者の誰かからあったような。あとはマッチアップ。数回の練習でかないっこないマッチアップ組んでしまったらそれこそやる側も見る側も醒める、細心の注意と考えを巡らせてのマッチアップが組めましたか、と。GGTVになくてCRカップにあるものを探すだけでインターネット企画の教科書が出来そうなレベル。言うは易し行うは、って話なんだけど、それでもわざわざ決勝の前に時間取ってやるにはもうちょっと仕掛けが欲しかった気も。

あとついでに決勝は毎回「2チーム」しか上がれない狭きステージなんだけど、そこにストリーマーやコスプレイヤーを大量に登壇させてしまうのも「スポーツ」としてみるとブランディングとしてどうかな、と。歯食いしばって競技やってクソみてえな仲間(敵)を引いてキレながらレート上げて腕上げて弱小チーム行くより、コスプレして配信したほうが決勝の舞台呼ばれやすそうだな、みたいな話になってしまうわけで。ブランディングってなんだよって話かもしれないが、それこそ「決勝の舞台」としてのブランディングの一番の成功例は「甲子園」とかになるんだけど、他のスポーツってやっぱそこらへん大事にしてるわけで、ラグビーの「聖地花園」、高校サッカーなら準決勝からプレイできる「国立」とか。

それはフィジカルスポーツだからだろ、と思われるかもしれないが、eスポーツも格ゲーの祭典EVOの最終日、メイン種目のTOP6は、近年は毎回予選とは場所を変えてマンダレイ・ベイのアリーナで行われる。そのメインステージは正当にガチって正当に勝ち上がった精鋭だけが登れる特別な「壇上」だ。コスプレしたりストリーマーになって登壇するという近道は基本存在しない。「つえーやつ」のみが登れるわけだ。もちろんたまたま前座として曲演奏するバンドとかはいるし、偉くなってプレゼンターとして登壇する道はあるにはあるけどね。ちなみにEVOのアリーナが12000人売り切れ。と考えるとヴァロラントのSSA13000人が改めてすごい。

そもそもの話、今のLJL選手に「あの決勝の舞台に立ちたい!」みたいなのを本気で思ってる人がどれだけいるかって話だが、それもまた今までのブランディングが無だからそうなってしまうのか、毎年同じチームばかりだから興醒めしてしまってるのか、とか。

LJLのTwitchチャンネルの長期的なデータを眺める

Twitterを見ていたら面白いサイトがあった。https://sullygnome.com/だ。Twitchのサイトのデータを出すサイトだ。試しにRiotGamesJPで検索してみたところ、2015からのデータが出てきたので見ていきたい。

例によって信頼できるかどうかはまた別の話なのだが、一応検討としてLJL公式様が出したデータ、22春の決勝ピークの数字がある。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000377.000024470.html

これによると22春のファイナルで「75159」カウンターが回ったらしい。さて先ほども話題にした「ESPORTS CHARTS」の22春ピークユーザー数を見ると「76430」、誤差1000くらい。まあまあ大きく見れば全然許容範囲内だろう。次にTwitchの数字を見るsullygnomeの数字を見ると22春ピークは「75459」と誤差300。ある程度までの信頼は足る、といった風に感じられたので紹介しておく。

まずピークの数字を見てみよう。

まず2016年、この年のピークは8月の23800Viewになる。言わずもがなこれは国内Finalで、RPGがDFMに勝ったのがここになる。春シーズンの1-3月、1月は開幕ブーストか13000まで視聴者が伸びるがリーグ中は1万を切る。プレーオフ、恐らく決勝で16000まで伸び、夏のリーグは1万程度を維持して8月にピーク。Worldsはほぼ関係ないがらなんなら国内リーグ時期よりは多く15000を記録。

2017年、この期の春はLJL史上最も混戦、最終的に8-2で3チーム並ぶ事態に。そのためか、開幕とプレーオフ準決勝(3月末)と決勝(4月1日)が24000程度とほぼ横ばいに。夏プレーオフは微増の25000、そしてこの年のピークはWorldsの28000になる。

2018はPENTAGRAMの不祥事で2月からリーグ開始、影を落としたのかリーグ視聴数はほぼ横ばいの2万程度、リーグも早々にDFMが独走となり8月には15000と低水準。プレーオフも25000と昨年程度だったが、Worldsでは初日からKBMに勝ちC9をギリギリまで追い詰め、ROUND2まで初めて進出、その甲斐あって42000まで伸びる。

2019はチーム増、世界への手ごたえもあってか開幕3万、リーグは25000程度、春決勝は28000。MSIでは勝ちを重ねたこともあり38000を記録。夏リーグは数字を落として2.1万から2.5万だったがプレーオフでは約42000、10月のWorldsでは45000と最多記録。

2020は巣ごもり開始からか開幕から34000.33000とリーグ戦でもブースト。変則となったもののGWとかぶったからか決勝のある5月には60682を記録。夏も3万越えからスタートし、2,4万まで落ち込むも国内決勝、Worldsのあった9月に4,1万を記録、ただV3がそうそうに終戦しWorlds後半は38000程度。

2021は開幕3.1万、リーグ中に2.5万まで落ち込むが決勝は3.6万。MSIではDFMが北米強豪C9に勝ち、昨年世界一のDWGに38分までずっと有利を得ていて最後の最後失敗したものの世界チャンプに届き得ることを示し視聴数も96000を記録、夏リーグも2.7万から3万を記録し、プレーオフ決勝は4.7万。10月のWorldsではFakerソロキル等の活躍もあり94000を獲得。

2022は春も3.7-3.1と3万越えで推移し、プレーオフでは7.5万を記録。MSIの期待もあったが1-5で敗北し数字は4.7万と伸びきらず。そのせいか夏もリーグは2.5万から2.7万、プレーオフ決勝とWorlds初戦のあった9月で3.9万。Round2まで進んだものの視聴数は4.4万。しかし決勝は盛り上がり6.8万を記録。

2023は一気に数字が落ちる。1-3月のリーグは、プレーオフに全チーム進むために今期から変わったせいか1.5万-1.9万で推移。この数字はコロナ前、2017-18くらいの水準となる。プレーオフでやっと2万を超え、MSIでは振るわなかったこともあり2.9万。夏のリーグは1.3万-1.9万、こちらもまた2017-18水準の数値となる。

23の数字ヤバくない?

こう見てわかるのが「23年のLJLヤバい」。特にリーグ。正直、見てる自分も全チームプレーオフに進むなんて謎レギュレーションの結果、リーグ戦に緊張感がないなと感じていたが数字にも表れている。いわゆるeスポーツ元年より低い数字になっている。もちろんウォッチパーティがあったのもある。が、全試合ウォッチパーティしてたわけでもないだろうし、そこで数万稼いでいたというのも多分ないだろう。

リーグの緊張感と言うのはやはり数字に関わってくると思う。マイナーだった2017春の数字がそれにあたる。稀に見る混戦、3チーム横並びだったこともあり、リーグ後半からプレーオフ、決勝まで視聴数のピークがほぼ横並び。LJLを知っている母数は少なかったかもしれないが、目を離せなかったファンがそれだけ多かったと見ることが出来るのではないだろうか。

逆に今年は、リーグ成績に関わらず全チームプレーオフ行きでリーグの意義が薄れ、かつ8チームしかないのに結局今期末で直近4シーズンのうち3シーズン0勝のチームがお咎めなしでいる始末。0勝でプレーオフ進出って言われても盛り上がれってのは無理な相談でしょう。降格があるからちゃんとリーグの強度が保たれる、逆に降格がないとこういうチームが出てくる、という体を張った社会実験としてはいい題材だと思いますが。ちゃんと数字も落ちてますしね。

もちろん個性のあるチームは否定しない。それもいいだろう。なんなら俺はオールジャパンで2強に食い込んで三強になった16USGのファンだしapa信だ。暇と余裕があったらあの頃のUSGの戦いを見て欲しい。あるときはインベード、ある時は奇襲、手を変え品を変えガチで勝ちに行っていたし勝負になっていた。気持ちだけなら何とでも言えるが、行動が伴っていたわけで。1部リーグで育成するのもある程度はアリだろう。ただ、基本的にはなんのために下部リーグあるの?そこでやれば?って話で。そんな試合を見せ続けていればeスポーツブームだろうが数字は下がるという体を張った社会実験ならば、なるほどなーと言うだけなんだけど。

もちろん、これはTwitchだけの数字である、というのを忘れてはいけない。23年はウォチパもあったしYoutubeもあった、アフリカTVもあったのは確かだ。一方、それがなければ今まで以上だったか、と言われれば疑問だ。youtubeはTwitchの数分の一の規模、アフリカはさらにさらにさらに下の避難所級だ。ウォチパに取られたなら、ウォチパがない日には爆増していないとおかしな話になるし、そんな動きは手元のデータからは読み取れない。

まとめ

長くなったしnoteもなんかバグってきたのでここらでいったん〆。

最後にプレーオフ決勝当日のデータが出て来たので貼っておく。わかりやすい、最初の山がストリーマー、そして5つの山、谷はインターバルと見て間違いないだろう。

こう見ると「5戦目までもつれたおかげで数字が伸びた」感がある。もし3戦目で終わっていたら1万くらいは少なかったというのも見て取れる。

もともとはTwitterで思い付きで書いたやつに英語にしてくれって書かれたから平易な文章で書きなおすつもりが大変なことになってしまった。英語版はできないかもしれない。それではまた。

最後になぞかけを 「LJLの総視聴数とかけまして、孫悟空と説く」

その心は、どちらも「釈迦の掌の上」でしょう。それではまた。


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