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SUPERGT 参戦体制確定


始めに:次期シーズンの幕開け

皆さんこんにちは。Yamaping RRです。
SUPERGTのメーカーテストが既に始まり、2023シーズンの幕開けを心待ちにしている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
私のその一人です。
トヨタ、ホンダが2023年のGT500クラスの参戦体制をそれぞれ発表済みで日産だけが取り残された状態でしたが、1/27に日産の参戦体制がついに発表。
三大メーカーの足並みがそろい、2023年の機運を高めてくれています。

今回の記事はGT500クラスにスポットを当て、各メーカーの参戦体制の詳細と2023年のチャンピオン予想をしてみたいと思います。

参戦体制の中身

①ホンダ/HRC

2022年シーズン、シリーズランキングでTEAM KUNIMITUが獲得した3位が最高位となったホンダ/HRC。
第2戦でARTAが優勝、第7戦でAstemoとSTANLEYが1-2を獲得、第8戦でSTANLEYが優勝の年間3勝をマーク。
新造形のタイプS顔になったNSXの投入初年度で戦闘力の高さが相当高いことが分かった1年だったと思います。
来年の参戦体制はGT300クラス・GT500クラスに1台ずつ投入していたARTAが無限と手を組み2台参戦することが既に発表。
それにより、これまで参戦していたTEAM MUGENが消滅。
これまでの5チームから4チームに縮小することになりました。

各チームの体制か以下の通りです。(敬称略)
8号車:ARTA            野尻智紀/大湯都史樹
16号車:ARTA            福住仁嶺/大津弘樹
17号車:Astemo REAL RACING   塚越広大/松下信治
64号車:Modulo Nakajima Racing 伊沢拓也/太田格之進
100号車:TEAM KUNIMITU    山本尚樹/牧野任祐

シリーズランキング最高3位まで上り詰めたにも関わらず、チャンピオンまであと少しだったホンダ。
太田選手が300クラスからステップアップしNakajima RACINGへ所属することに。
Nakajima RACINGから16号車のARTAに大津選手が、TEAM MUGENに所属していた大湯選手は8号車のARTAにそれぞれ移籍することに。
チャンピオンから遠のいているホンダ、NSX最終年に有終の美を飾ることができれるでしょうか。

100号車  TEAM KUNIMITUの2023年カラーリング

②トヨタ/GR

昨シーズン、シリーズランキング5位を獲得したTEAM ENEOS ROOKIEが最高位のトヨタ。
第1戦でTEAM ENEOS ROOKIEが優勝、第3戦でKeeper TOM'Sが優勝の2回のみ。
マシンは日産やホンダのように新しくなってはいないものの、ポディウムをコンスタントに獲得した姿は2021年チャンピオンの意地を見ることができました。
肝心の参戦体制は前年と変わらず5チーム、6台。

各チームの参戦体制は以下の通りです。(敬称略)
14号車:TGR TEAM ENEOS ROOKIE          大嶋和也/山下健太
19号車:TGR TEAM WedsSport BANDOH 国本雄資/阪口晴南
36号車:TGR TEAM au TOM'S         坪井翔/宮田莉朋
37号車:TGR TEAM Deloitte TOM'S     笹原右京/ジュリアーノ・アレジ
38号車:TGR TEAM ZENT CERUMO     立川祐路/石浦宏明
39号車:TGR TEAM SARD          関口雄飛/中山雄一

ホンダ所属だった笹原選手は、ストーブリーグをにぎわせていた一人でしたが、大方の予想通りTOM'Sに移籍。
何がきっかけで移籍することになったのか、まだ不明ですが新天地での活躍に期待しましょう!
トヨタは現行のスープラを2020年に投入してから4シーズン目となりますが、チャンピオン奪還に向けどこまで成長できるかがカギになるでしょう。

19号車 TGR TEAM WedsSport BANDOH

③日産/NMC

2022シーズン、念願のチャンピオンを新投入のZで勝ち取ることができた日産勢。
2シーズン目となる2023年はシーズン連覇に向け、どのような布陣を組むのか期待されていました。
2022シーズンでは、デビュー戦となる第1戦にて3位を獲得。
このまま調子を上げ第3戦、第5戦、第6戦にて3勝をマーク。
最終戦までホンダ勢とチャンピオン争いを展開するなど熾烈な戦いを繰り広げました。
参戦台数はこれまで通り4チーム4台。

各チームの参戦体制は以下の通りです。(敬称略)
1号車  :TEAM IMPUL    平峰一貴/ベルトラン・バゲット
3号車  :NDDP RACING    千代勝正/高星明誠
23号車:NISMO      松田次生/ロニー・クインタレッリ
24号車:KONDO RACING 佐々木大樹/平手晃平

ドライバーの移籍は行われませんでしたが、スポンサーの変更が行われるようです。
3号車のスポンサーを務めたCRAFT SPORTSが自身のYoutubeチャンネルにて突如スポンサー降板を発表。
日産主催の鈴鹿テストでは昨年のカラーリングではあったもののCRAFT SPORTSのロゴが書かれていたため、特に変更などは起こらないだろうとされてきました。
この件については続報を待ちましょう。

CRAFT SPORTSスポンサー降板の動画

TEAM IMPULは昨年チャンピオンを獲得し、NISMO Festivalではカーナンバー12のままと公言されてましたが、後にチャンピオンナンバーである「1」を着用することを発表。
やはりチャンピオンはチャンピオンナンバーを着用すると華々しくていいですよね。

3号車 NDDP RACING

まとめ

ホンダがこの3メーカーの中で大きな動きを見せましたが、本気でチャンピオンを獲得しようという気迫がみられます。
NSX最終年にふさわしいシーズンになるのでしょうか。
シーズン連覇に向け準備万端な日産は、他の追随を許すことなく逃げ切るのかそれとも三つ巴の激しい戦いを見ることができるのか・・・。
3月にプレシーズンテスト、4月には開幕戦岡山を控えていますがどのような勢力図になるのか、非常に楽しみですね!

最後に

SUPERGTは毎回観戦していて全く飽きることがないカテゴリーですが、毎年この参戦体制の発表に対してワクワクしています。
新シーズンをどのような戦いになっていくのか予想するのかとても楽しみです。
今回はスポンサーの変更がいくつかのチームで行われていますが、どのようなマシンカラーになるのかも楽しみですね。

また、次回の記事でお会いしましょう。
それでは、また。Yamaping RRでした。

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