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カオスでポップで鳥肌立つ、スパイダーマンイントゥザバース

周りの評判がすこぶる高い本作。スパイダーマンという実写映画では過去3ライン走っおり、さらに実写ホームカミングの大ヒットとアベンジャーズ待ちという状況での公開。

これはサイコーの映画です。スパイダーマンにめっちゃ詳しいわけじゃないのですが、スパイダーマンって一種の「アイコン」なんだなって思います。
しかも、これを許可した制作サイドもすごいっすね。今までのを破壊しながら、尊重もしている。物語がしっかりしていて、みんなここ知ってるよねってところはめっちゃ倍速で飛ばしていく。つくり手が映画というキャンバスに自分の自我を解放している感じがすごい(映画の中の主人公がキャンバスに自分を表現しているみたいな)。

途中、一気にカオスが増して行くんだけど、そこもご愛嬌くらいで、なんかこの映画の全てを肯定せざるえない状況になっていく。アニメだからできるものであり、サイコーであり、没入感も半端ない。

しかも、スパイダーマンが持っている自己成長の物語でもある。パラレルワールド的な世界をしっかり表現していて。しかもいろんなキャラが出てくるから本当は文脈を知らないと楽しめない部分もあるんだろうけど、全く気にならない。キャラの背景とかそんなのではなく、ただひたすらに疾走する。そんな約120分。

遊び心って、サイコーのクリエイティブ。


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