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女の武器の涙とそうじゃない涙の線引き

先日、ガールズバーに体験入店してきた。
そこで感じたことは、自分が女であると言う自覚と世間から求められる女と言う認識はやっぱり一致していたのだ、ということだった。


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基本的に女だからとか男だから、とか言われることは好きではない。
だけど、女性であること男性であることに対して価値がつく瞬間は多い。

毎年話題になる、ananのSEX特集。
女性目線で描かれた男性という性は、毎回売れ行きは好調。

私たち女性が、男性から美しさ儚さ尽くすことを求められることが多いように、女性もやはり男性に力強さ賢さを求めてしまうという現実。

“女性であれ”ということを求められることを拒む一方で、自分は無意識に”男性であれ”、と求めてしまう矛盾を感じては愚かだなと呆れてしまう。

気付いたら女性らしい行動なら、と勝手に身体が動いてしまうことも多い。
これは本能に従っているのか、後天的に教育されたのかは定かではないけど、心では常に違和感を感じるのは確か。

だけど、その行動によって受けられる恩恵にも味を占めている。
なんと浅はかな女なのか。


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そして、それを証明するかのようにガールズバーでは男と女というたしかな線引きがなされる。
机1枚隔てた接客では、気が楽でそこまで考える必要もないのかもしれない。
でも、やはりここに慣れてしまってはいかない気がして胸騒ぎがする。

続けてもこの違和感は決して消えることはなく、むしろ増大するのが目に見えている。

みんななにも考えてないよ、お金稼げるからいるだけ。
なんて言われても、私からしたらやはりあの戦場で笑顔で戦う彼女たちはすごいと、素直に尊敬してしまった。

みんな女性であるという事実を、女性という最大の武器を使って生きていた。
それは、私が使いたくないと頭で思っていたもので、私が使いたいと本能で感じていたもの。

大きな矛盾を抱えているけど、どちらも本心だからもう少し深掘りしていきたい。

そんな思いを込めて、ご紹介します。
NakamuraEmiさんで「雨のように泣いてやれ」。(唐突)


個人的には、凪のお暇はこの曲をEDして欲しかった…。

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