「不思議な話」この水はどこから来たの???

不思議な話が好きですけど、オカルトは趣味じゃないんです。怖くないやつが好みです。

幽霊とかも見たくないです。怖いから。

幽霊については否定派でもないし、肯定派でもないです。
だいたい、自分には判断できる材料がない。

いると信じる人にとってはいる。いないと信じる人にとってはいない。

そういう曖昧な世界に生きているのだと思えはいいんです。

そのほうが面白いですから。

だから、不思議な話ぐらいがちょうどいい。
現実にあったことなのか、幻だったのか、
後になって思いだしたらどちらか分らない、曖昧な出来事・・・

今、湯船に浸かりながらのんびりしていると、
ふと、子供の頃の不思議な思い出が蘇ってきました。



小6ぐらいのある日、食卓で新聞を広げておりました。

部屋の中には私ひとりです。

すぐ後ろには窓があり、少し離れた所に裏庭に出られる戸がありました。

夏でしたので、網戸になっています。
母が裏庭で洗濯物を干しているのが見えます。

私は半袖Tシャツを着て、何かの記事を読んでいました。
その頃は活字中毒で、文字であれば本でも新聞でも広告でも何でもかんでも読んでいたのです。

すると突然、


バシャ!!

私の左肩に「水」 がかかったのです


コップ一杯分ぐらいでした。天井から落ちてくるぐらいの勢いです。

Tシャツの左肩あたりがびしょびしょになってしまいました。

??? !!! ??? !!!


最初に後ろの窓を見ましたが、何の異変もありません。
次に天井を見ましたが、どこかが濡れてたりもありません。

「かあさん、水かけんどいてよ!!」

わけが分からないので、外にいる母に当たりました。

「そんなん言われても、ここからどうやってかけるんや?」

と言いながら家にに入ってきて、

「何してんの、びしょびしょやんか。はよ着替えなさい」

と言って着替えを出してくれました。

私が何かふざけてるとでも思ったのでしょう。

しばらく、わぁわぁ騒いでましたが、騒いだところでどうにもならないし、
母も夕飯の準備で忙しそうだし、
そのまま、時間が過ぎていきました。


それだけ。

ちょっと怖かったけど、他には何も異変が起こりません。

あっけないぐらい、それだけなんです。


何年も過ぎると、あれは夢だったのかな?
そんなことあるはずないもんな?
といった感じで、曖昧な記憶として残っておりました。

先日、80過ぎた母に、昔こんなことなかったっけ?と聞きましたら、
「何か水かけられたとかなんとか騒いでたことあったなぁ」
と、言っておりました。

やっぱり現実に起こったことなんですよ。
物理の法則に反してませんかね?
アインシュタインが気を悪くするような出来事ですな。

今回のお話はここまで。
作り話にしては中途半端だと思いませんか?
信じるも信じないもあなたの自由です。



















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