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和尚のつぶやき #318(成績圧力)

親は子どもに学力をつけてほしいと
思うあまり
常に成績を気にして
言葉にしなくても
表情に現れたりします
平均点は?みんなどうだった?など
テストのたびに一喜一憂し
成績圧力をかけます
良くても悪くても
子どもにとっては圧力です
成績パワハラです
そんなことは
思っていないと言っても
言われた子どもにはパワハラです

では自分のこととして
考えてみましょう
仕事から帰って
伴侶から今日の営業成績は
どうだった
成績でお給料が決まるんだから
頑張ってねと言われたら
どうでしょうか
食事のたびに
料理の腕は上がったか
今はスマホでも簡単に情報が
手に入るんだから
しっかり勉強して
料理の腕を上げてねと言われたら
どうでしょうか
きっと、憤慨して
大変な結末になるでしょう
でもこの圧力はどれも成績圧力と
同じではないでしょうか
勉強も仕事も料理も
点数をつけることは可能です
しかし点数、成績が大切でしょうか
一喜一憂すべきものでしょうか
親は何と子どもに残酷な仕打ちを
しているのでしょう
子どもの頃に自分が言われたことを
自分の子どもに言うのですか
自分が嫌だったことをするのですか

人の心を傷つけ痛めつけることが
相手のためでしょうか
児童虐待が問題になっていますが
圧力は虐待の入口です
子どものため、しつけのためと言う
伝家の宝刀を
振りかざしているだけです
どんな刀も振りかざした時点で
相手に圧力を恐怖を与えます
親が自分のために
圧力をかけているのです
親は自分の言葉に慎重になることが
大切ではないでしょうか


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