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6. 究極のブレスト キック #1 -動作編-

エネルギー充填120%。攻撃目標、ヤマト後方真後ろ、波動の輪。打てー!

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引き込んだ足裏でぇ、ブチ込む。ドーン! ズババババーン

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これが究極のブレストキックで、最速スピードが出る場面。


見て分かるように、「ストリームラインで作られた水の流れ」に沿ってキックが打ち込まれる。

「ふ〜ん」じゃなくて、「感覚で捉えた水流に沿ってキックを打ち込めばいい」という重要な情報よ、これ。


「究極の汎用人型最速泳法」で解説した、

「胸の厚み内」に「膝が収まる」ように動かして、「水流を乱す事なく」、「推進力を真後ろに噴射して蹴れば」、スピードが出る。

という理屈は、「頭の中に作るイメージ」に必要な情報で、「イメージと実際の動作を繋ぐ」には「理屈」じゃなくて「感覚」が必要でしょ。


「ストリームライン姿勢から足を引き抜く時」も、「真後ろへキックを打ち込んでストリームラインへ戻る時」も、

「空蹴りしない水面ギリギリ」を「カカト」で捉えて動かせば、「イメージした真後ろ」を正確に捉えてキックを打ち込める。

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「カカトの感覚」を使って、「空蹴りしない水面ギリギリを動かす」ってのが重要。「意識」を向けるのは「膝じゃない」。

なんで?


「膝からカカトまでの長さ」は「変えられない」から、「カカトを基準」にして動かす方が「膝を高い位置にキープしたまま」、「コンパクト」に、「抵抗を最小」にして、「まっすぐ動かせる」。

「カカトの感覚」で、「ギリギリ」の極(キワ)を狙うのよ。


確かに、イメージの中では「膝の動きで発生する水の抵抗」を考えるから、「イメージを作る時には膝に意識」を向ける。

でも、実際に泳いでる時には「カカトで水の深さを感じる」から、「実際にキックする時は、カカトでコントロール」する。


ちなみに「実際に泳いでる時の膝の感覚」に意識を向けると、「膝が宙に浮いてるような軽い感覚」があるから、

もし膝に「どっしりとした感覚」があったら「膝を支点にした蹴り下ろし」が発生しているから注意してね。

「支点になる膝の動き」は軽い方が、柔軟に、しなやかで、鋭いキックが打てる。


どうだろう?深く理解できたかな?

「キックの成否は、ストリームライン姿勢を取った時に決まってる」って事。

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「泳ぎの動きを補助する水流」をストリームラインで作れなかったら、キックすら打てないんだよ。

物事の本質はすごくシンプルで、バタ、バック、ブレスト、フリー、どの泳法でも、ストリームラインが取れなくちゃ、負けちゃうんだよ。


「始まり」と「終わり」は同じ。

「ゼロ」には「無限」の可能性がある。

そこんとこ、夜露死苦。

produced by yamato bear. 2021.05.09

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