トイストーリー4が許せない人

トイストーリーって25歳くらいに初めて見たんですよね。それまでピクサー自体あんまり興味なくて、最初に見たのが確かモンスターズインク。WALL・Eはポストアポカリプスが好きで見たけど、楽しめたのは宇宙出るまでだったかな。

で、トイストーリー4なんですけどアレを許せない人って「ウッディはそんな事言わない」とか「お兄ちゃんどいて!そいつ(ボニー)殺せない!」みたいな感想が多いんですよね。なんでかって考えたらトイストーリーは一貫して
・オモチャは子供の為に存在する
・故に子供を裏切らない
・故に子供もオモチャを大事にしよう
・我思う故に我あり(トイストーリー5ウッディの逆襲)
だと思うんですよね。最後のは嘘だけど。

幼少期にトイストーリーで育った人は、多分それが心に染みついているので、ボニーがウッディを蔑ろにしたり、ウッディがボニーを捨てて自由を得た事が許せないんでしょうね。それは同じ作品体験をしていないと理解できないと思います。うちのちびっこ(小学生)もシリーズ通して受け入れて楽しんでました。
確かにウッディお前3の時のポリシーどこ行ったんだよって気持ちはあります。ハサミを両手に持ってゆらゆら走りながらアンディの元に戻ろうとする執念は呪いの人形もビックリだったはず。

ただ、自分がふと思ったのは「そこまで含めてのトイストーリーからの卒業」を描いたのではないか?という事ですね。いくらアンディがオモチャを大事にする子で思い入れの強いウッディを託したと言っても、ボニーにとってはもらったオモチャの1つに過ぎないですからね。女子だと好みも違うわけだし、アンディもそれを覚悟で手放したと思いたいです。
それを例えば幼稚園児が公園で遊んでたら知らないおじさんがやってきて「お前が託された物の重さを知れ!地獄へ落ちろ!」とか言い出したらどうですか?怖すぎるでしょ。

こういう問題はシリーズ物を続ける上でどうしてもぶちあたるものなんでしょうね。自分にも同じような経験はあります。FF7とかFF7とかあとFF7とか。

というわけで興味があればトイストーリーシリーズをご覧になって下さい。面白いですよ。では最後に一言、

バズ、捨てられるならお前じゃね?

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