見出し画像

飼い猫やまとの治療記録4

この度、飼い猫の「やまと」が糖尿病と診断され、状態が悪く、今入院しています。10日から入院したので今日で1週間たちました。

だいぶ良くなってきましたが、退院はもう少しかかりそうです。

◆入院3日目

連休明けの12日、仕事が始まりました。仕事中も、急変の電話がかかってきたらどうしようとヒヤヒヤ・ビクビクしていました。

幸いなことに電話はなく、仕事後に面会に行きました。

今回かかった病院は、電話で行く時間を伝えて先生の手が空いていればその日の状態やどんな治療をしたのかを詳しく聞くことが出来るし、それが必要なければただ会いに行くだけも可能でした。私は病院に行く1時間ほど前に電話することが多かったのですが、毎回先生の説明をしっかりと聞くことが出来たので良かったです。

病院について診察室に呼ばれると、まず血液検査の結果を見ながら説明してくれました。(上左から順に11日夜~12日午後)

ご覧の通り、血糖値は高く、電解質は低く異常を示しています。点滴に電解質を足したお陰で、リン(PHOS)のみギリギリ正常値に戻りました。

12日朝には血糖値と電解質だけでなく、他の数値も検査してくれていました。

9日に比べて肝臓に関する数値が悪くなっており、肝リピドーシスになっている可能性があるとの事でした。

◆肝リピドーシス(脂肪肝)

(以下、ネットで調べた事です。素人の理解です。)

食事から摂取するタンパク質が減ることで肝臓からの脂肪の運搬がうまくいかなくなり、肝臓に過剰な脂肪がたまって肝臓の組織が脂肪に置き換わり正常に機能しなくなる病気です。餌を食べなくなるなどで体が飢餓状態に陥った時、蓄えている脂肪を分解して栄養にしようとしますが、身体はたくさんの脂肪を効率良く処理できず、肝臓内にたまってしまいます。どんな猫でも発症する危険はありますが太った猫でより多くみられます。栄養障害や脂質の代謝異常、ホルモン異常、ストレスなどが引き金となって起こるといわれていますがはっきりとした原因は不明なケースがほとんどです。

症状としては

・元気がなくなる

・食欲減退・食欲不振

・うつらうつら眠っていることが多くなる

・下痢や便秘、嘔吐

・体重減少

・脱水

・黄疸(目の結膜や口の粘膜が黄色くなる状態)(やまとの場合、目の上の毛がマロみたいに薄くなっているのでそこの部分と、耳の内側の白っぽい部分が分かりやすかったです)

などがあります。

症状が進むと、意識障害や痙攣などの神経症状が引き起こされることもあります。

人間では主に慢性的な経過で肝臓の細胞内に脂肪が溜まった状態になりますが、猫ではこの脂肪の蓄積が急激に起こり、肝機能不全の状態が短期間で進行してしまいます。

やまとの様子がおかしいと思い始めるきっかけとなったのはご飯を食べなくなったからなので、私は最初はこの病気を心配していました。ネットで「猫は何日食べなくても平気なのか?」を調べると多くのページに肝リピドーシスの事が書いてあり、ヤバイ!となったのです。(その辺りは1に↓)

https://note.mu/yamato_horn/n/n940cdb0249a6

やまとの場合8日から餌を食べておらず、入院中にシリンジ(針無し注射器)で強制的に餌をやってもらいましたが、5g程の少ない量しか食べれていませんでした。

先生も食べれていないのは心配していましたが、9日の血液検査では、そこの数値は兆候は見られるもののそこまで高くなく、ケトアシドーシスと電解質の異常の方が目立っていたのでそちらの治療が先になっていました。

肝臓は猫の臓器の中で一番大きく、自己再生能力も高いそうです。9日の段階で異常が見られなかったのは頑張って自己再生してくれていたのかもしれません。

ですが、ケトアシドーシスと電解質の異常により肝臓にさらに負担がかかって、いよいよ数値に現れてきたようです。

(ケトアシドーシスについて↓)(電解質については3に有り)

正直、いよいよ始まってしまったか…という感じでしたが、11日に

もうお金の事は置いといてしっかり入院させる!

と決めたので、落ち着いて先生の話を聞けました。9日から診察の度に泣いてしまっていたのですが、やまとが病気になったからというのは勿論ですが、それを即座に治してくださいと言えるだけの金銭的余裕が無いこと、そのせいで治してあげられないかもしれないこと、で泣けてきてたんだなとその時に分かりました。

ケトン体がまだまだ抜けていないのでとてもしんどいと予想されていましたし、膵炎からの吐き気もあるだろうと、吐き気止めも処方されていました。胃に直接チューブで餌を流し込む方法もありましたが、戻してしまうと危険なこと、僅かではあるが餌を自分で飲み込めていることから、もう少しシリンジを使った強制給餌で頑張ってみようということになりました。

◆泣かずに帰ろうと思ったのに

先生からの説明と私からの質問が終わり、やまとと面会しました。

11日と同じくぐったりしており、私が撫でている間も目が虚ろで焦点が合ってない感じでした。たまに意識が戻るというか目に力が戻ることもありましたが、瞬きをするとまた虚ろな目に戻ってしまいました。

撫でている中で、目の上のマロの部分が黄色くなっているのに気がつきました。ハッとして耳の内側を確認するとそちらも黄色くなっていました。明らかに黄疸がでていました。

肝臓は沈黙の臓器だから症状が出てからではもう遅いとか、黄疸が出たらいよいよ危険、ということを聞いたことがあったので、担当の看護師さんに報告しました。

看護師さんとボソボソ喋りながらやまとの頭を撫で、じゃあそろそろ帰ろうかなというときになって、急にやまとがモソモソ動き出しました。

二人で、急にどうしたどうした?と思っていると、やまとがお座りをしたんです。

体はすごく辛いはずだし、前足をぎゅっと踏んばっているのが分かりました。

その姿はまるで

しんどいけど頑張るからね

と言ってくれているようでした。

今日は泣かないで帰れる!と思っていたのに、泣いてしまいました。

「すごいやん!元気やん!」

「頑張ってるやん!すごいなあ!えらいなあ!」

と、わしゃわしゃ撫でて誉めて、

「でもめっちゃしんどそうやから座ったら(臥せしたら)良いよ」

と声をかけましたが、2~3分は座っていてくれました。

少しすると「もう限界…」という感じで臥せの姿勢に戻りましたが、本当に嬉しかったです。

やまとが頑張ってくれるなら、良くなる気がすると思えました。

音楽で自分ビジネスをやりたいと少しずつ実践中。頑張っていこうと思ってるので是非サポート宜しくお願いします!🙏やまとの治療のため、自分の経験や音楽活動のために大切に使わせていただきます!