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【倒産社長の日々雑感~日陰から見た風景】

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倒産・破産を経験した私が、世の中を斜めから見た「ホンネ」を綴ります!
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記事一覧

【ジジイと小僧のせめぎ合い~世代間ギャップに対する考察】

👤若いというだけで「未熟者」「苦労知らず」と揶揄され、見事成果を上げても、「それくらいできて当たり前」と鼻で笑われる。 👤片や良かれと思って何か言っても、「老害」と呼ばれて軽く無視される。ジジイは黙って枯れていけ!との視線に、もはや口を利かない方が若い皆さんのためだと口数も減る。 世の中にはこのような「若い人 vs おじさん」の対立構造があるものだ。会社でも地域社会でも同じこと。 理想は年長者やベテラン社員が若い人の成長を温かく見守り、時に厳しく、時に任せながら経験値を

【確かに減ったよね…本屋】

皆さんの住む街、あるいは通勤通学する比較的大きな街には、当たり前のように「本屋」があるはずだ。そして私は「noteを熱心にやる人は、きっと皆さんハイカラな生活をしている」と勝手に解釈しているw ☝️『書店は文化の発信地』 今、日本のほぼ半分の市町村には「本屋が無い」というこのニュース。なんとかしようと補助金まで出して取り組む自治体もあるほどだ。 『田舎には本屋が無い』この原因はシンプルに「商売にならないから」である。→こう言い切ってしまえば身も蓋もないが。 今は買いたい

【続報!富士山ローソン】

富士山をバックに写真を撮る外国人観光客のマナー違反で、全国ニュースになったコンビニ。対面の歯科医院の前に大きな暗幕を設置して、そこに人が立てないようにして、地元が急場しのぎの対応をした。 「もしかしたら〜?』の予感が的中し、今では別のコンビニ(車で5分)にインバウンド客が殺到し、ここでもまた近隣住民から悲鳴が上がっているという(><)。こりゃもう打つ手無しか? 暗幕を外せばまた観光客が集まってしまうだろうし、別のコンビニにもまた幕を設置したら、観光地の「おもてなし」にも傷

【ブランド品買取りの「大黒屋」に追徴課税!】

利用する人は頻繁に、利用しない人は全く近付くことのない「ブランド品買取り」ショップ。不要になった品物を換金し、他のものを買ったり生活費・遊興費に充てる。捨てるより欲しい人に渡ることでSDGsにも繋がるというものだ。 記事ではブランド品の買取りで名の知れた「大黒屋」が、外部業者と結託し、転売目的で「免税品」を買い集め、それを一般顧客に税金を加算して売っていたことによる摘発〜追徴課税というもの。「買い子」などが出てきて「◯◯詐欺」と同じく悪質である。 (私見だが)この業界は素

大丈夫?「ビッグモーター」改め【ウィーカーズ】

ようやく400億円の身売り話が決まって、今月から伊藤忠商事らがオーナー(株主)になったビッグモーター改め【ウィーカーズ】。心機一転!で再スタート、順調なテイクオフと思いきや、依然社内ではコンプラ違反の行為が横行している、というこの記事。 ・ボールペンで従業員の耳や指を刺す、その他、殴る蹴るの暴行 ・女性スタッフへのセクハラ行為・発言 ・車や部品の横流し、おまけにお客様情報もダダ漏れ おいおい、せっかく「あの」創業家親子が退いたにも拘らず、まだこんなことが続いていては、

【オーバーツーリズムなるもの】

山梨県の観光地といえば、言わずと知れた『富士山』である。静岡県側から見る姿より、山梨県側のからの方が凹凸のないシンメトリーで人気も高い。(山梨県民はみんなそう思っているが、静岡の人に嫌われたくないから黙っているw) 富士山のふもとには「富士五湖」と呼ばれる5つの湖があり、周辺の観光地を含めて観光客がとても多い。昔は遠足やキャンプで行ったが、まず外国人観光客を目にすることはなかった。しかし今ではインバウンド需要の高まりで、その比率は群を抜いている。 コロナの時期を必死にこら

【連休中の支払いにご用心!】

GW始めの3連休が終わり、世の中は後半の4連休に向けて「お休みモード」が続いている。工場や民間会社は取引先が連休を取るため、それに合わせて連休を取る所が多い。「日銭商売」で休みが取れないサービス業や飲食店、観光関連企業から見れば羨ましくもある。 ☝️さて明日をも知れぬ会社の経営者の立場で、GW中の資金繰りを考えてみよう! 4/30は月末の決済日である。相手先はGWだからと言って、売掛金の支払いを連休明けにジャンプされても困る。この平日の3日間も、当然の様に自社の支払いは待

【もうカスハラ対応いたしません!】

JR東日本は今後、乗客の過度な要求や迷惑行為、いわゆる「カスタマーハラスメント」に対し、一切対応しないとの方針を打ち出した。 ☝️それでいいのである。そうでなければいけないのだ。 ①『お客様は神様です』の時代は、すべてお客様の求めるままに店側が応じてきた。お客様が利益をもたらしてくれるのだから、こちらがどう思ってもそれに従うのが当然。何か理不尽なことがあってもガマンすることが顧客満足に繋がるのだ。 →これでは店の従業員は「下僕・奴隷」の様だ。そして対応策は「泣き寝入り」

【案ずるより産むが易し…】

👤「そんなに心配するなよ!大丈夫だって。案ずるより産むが易しっていうだろ?なんでも悪い方に考えちゃダメさ」 人は誰しも悪い方に考える。それこそが防衛本能・生存本能であり、最悪を想定した上で、それより少しでもマシだったら、「良かった〜」とか「命拾いした〜」と安心するものだ。 なんでも「ポジティブ思考」の能天気が集まって、想定外の状況にジタバタする光景など見たくはない。 ☝️しょせん他人事(ひとごと)である。 いくら親身になっても、当事者と同じ心境にはなれない。またなれない

【タピオカブームのその後は…?】

ショッピングモールにあったはずの「タピオカ」ドリンクショップが、知らない間にクレープ屋に替わっているのを見た。一時はいつも行列が出来ていて、(ブームはいずれ終わると分かっていても)その割高の商品単価も含めて「すごいなこりゃ(^^;」と感心したものだ。 記事ではブームの去ったタピオカ店が「お茶カフェ」などに業態変換して、復活を目指す様が書かれている。 まあ私を含め「タピオカミルクティー」にハマるおじさんは少ないだろうから、顧客のメインは「映え」を好むお嬢様とお姉様方と推測す

【翼の折れた堕天使(エンジェル🎵)】

特段「note」に書くことでもないが…。 私だけではないと思うが、昨今の選挙活動や街頭演説における「妨害行為」の映像を見るにつけ、「こんなにやりたい放題できるんだ…」と呆れるやら腹が立つやらの毎日である。 👤「いくら邪魔されても、大声で演説をかき消されても、今の法律ではどうにもできない。警察も手を出せないんだよ」との解説。 ☝️そんな法律論はどうでもいいのである。 日本人お得意の「忖度(そんたく)」に従えば、演説場所が重なれば場所を少し変えるし、互いの選挙カーが鉢合わ

【BM社、600億円でお買い上げ!】

世の中を騒がせたかの「ビッグモーター」が、伊藤忠商事と投資ファンドに600億円で買収されることが決まった。有利子負債を含めた買収価格なので、「お買い得!」の声が出るのも当然だ。 もちろん600億円の中には、店先に展示された中古車も含まれるだろう。店舗も249店舗、立地の良い自社物件ならその価値も跳ね上がる。 残った5,000人の従業員もホッと胸を撫で下ろすことができる…かどうかはまた別の問題である。採算の悪い店をどんどん閉めていくことは確実なのだから。 👤私は他人事なの

【有料級】社長!「もうダメだ(><)」と諦める前に

リンク先 https://www.chusho.meti.go.jp/kinyu/keieihosyou/2023/231213_02.pdf 私の会社(スーパー)が倒産して、様々な体験をする中で、「従業員は再就職の斡旋や失業保険、退職金の仮払い等があるからまだいいけど、社長やその家族は、自業自得とはいえ何の保障もない。これじゃ◯ぬ人が出るのも当然だよな…」と思ったものだ。 幸い私は周りの方々に支えられて、今日もこうして「note」に書けるまでになった訳だが、その時から「

【有料級】社会保険料滞納の怖さ(><)

会社の経営が厳しくなると、あっという間に「資金繰り」が切迫してくる。中小企業の社長は優先順位を考えながら、少しでも支払いを先伸ばし出来るように悶絶するものである。いくら「赤字」でもキャッシュが回っている間は会社は潰れない。 給料や仕入れの支払い、家賃やリース代、銀行への返済等は「最優先債務」ゆえ、先延ばしするのは気が引ける。当座を凌ぐにはそれ以外の「公的な支払い」を繰り延べるしかない。会社を潰さないためには、どんなやり繰りでもするのは当然のこと。 ・電気代・水道代・電話代