見出し画像

【食品ロスを減らしましょう?~セブンイレブンの試み】

コンビニの弁当や総菜売り場で、スーパーでよく見るような「値引きシール」を見ることはあまりない。今でこそ多少増えたが(調理パン等)その数も少ないし、見つけても「半額シール」でもない限り「じぁ買おう!」とはならない。

そんな中、セブンイレブンが「食品ロス削減」のために、弁当など消費期限が迫った商品300品目を値引き販売していくというニュースを見た(値引きのタイミングは本部から通知される)。

👤ちょっと待て!

セブンイレブンはかつて「値引きはするな、廃棄して新しい商品を並べろ!」と血相を変えてフランチャイズ側に指示していたはず。勝手に値引きしていたオーナーを厳しく指導し、結局残った弁当はオーナー家族が食べることになる、などの逸話をよく聞いた。(「セブンイレブン残酷物語」なんて本もあった)

☝セブンイレブンの本部は、店舗で「値引き」して商品を売られるよりも、「廃棄」して新しい商品を仕入れさせた方が利益が大きい。それゆえこれまで「値引きはご法度」だったのだが、オーナー側の要求や世論の後押しもあって、多少の値引き販売を容認し、値引きで失う利益の補填も行うようになった。


さて、それがここにきて「食品ロス削減のために」値引き販売を進めるとのこと。

スーパー側からすれば、コンビニの高い弁当を買う客と、スーパーの安くて盛りの良い弁当を買う客は全く違うので、多少値引いても客が流れるなどの影響はない。「勝手にやれば?」みたいな感じ。

「食品ロス」とは言っても、そもそもコンビニオーナーは利益を丸々失う「廃棄」につながるような発注などしない。『発注精度イコール飯のタネ』なのだから。

皆さんもコンビニの弁当売場がガラガラで、「な~んだ、これからまた納品か…」と思ったことが何度もあるはずだ。それくらい元々「発注数」はシビアなものである→『利は元にあり』

最高益が続くセブンイレブン、「食品ロス削減」はもちろん大切なことだが、オーナー側への配慮に加え、「上げ底容器」「見える所だけ具沢山のサンドイッチ」「そもそも男性には足りない量」「いかんせん高過ぎ」という顧客側への配慮も忘れないで欲しいと願う私ですm(__)m

(サムネは3年前のニュース画面、コンビニ全社でとっくにやってるのに、何でいまさら報道する?)

#半額でも儲かる価格



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?