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【県庁所在地に映画館が一つも無い…】

山梨県人口80万、県庁所在地の甲府市20万、いずれもそれを下回る人口で、全国でも下から数えて7、8番目の我が故郷。

山梨県民からすれば(今は違うと思うが)、甲府の街は賑やかで、デパートも映画館もマクドナルドもあって、とてもハイカラな街だった。みんなが甲府の街におしゃれして出掛けたものだ。

「甲府は怖い街だから、行く時は必ず学校に届を出す様に!」と中学生の時に言われた。今はそんなに怖くない。なぜならあんまり人も歩いてないから (笑)


そんな甲府市の中心街に残った最後の映画館がついに閉館とのニュースが出てしまった(泣)。

寂れた甲府市中心街から誘致されてスーパーを出したことがある私は、街自体を盛り上げるため『やまなし映画祭』なるイベントを、地元の映画好きの社長たちと立ち上げ、店が撤退するまで長く開催していた。テーマは『映画館の灯を消すな!』である。

記事にある映画館(2スクリーンのみ)を借り切って、山梨出身の映画監督、『八日目の蝉』などの成島出(いずる)監督を呼んだり、山梨が舞台の映画を上映した。その他にも仮面ライダーの藤岡弘氏にも登場願った思い出深い映画館、それが遂に閉館となる。

☝️お客さんが居なければ店は成り立たない。
これはスーパーも映画館も同じである。映画館の場合はスーパーの様に「買い物難民ガー」とはならない。サブスクやレンタルもあるし、最悪観なくても生死には関わらないからだ(^^;


人が減り、デパートが消え、映画館が閉館していく。
スタバも閉めちゃったし、その近所でケンタッキーも買えない。全国で有名なファストフード店はこの街を避けて通る。あるのは牛丼屋くらい。仕方ない、それが田舎に住むということ。

だから住民は今、来年の郊外のコストコ開店を指折り数えて待っているw。そうなればこの街の人の流れはもっと減る。そしてまた「スーパーが消えていく!」とNHKで特集をする、きっと。その後「この街をなんとかする!」の公約で選挙に出る人がいる、3人くらい。でも何にも変わらない。商店主より議員報酬の方が高いのがウケる(失礼🙏🏻)

きっと県庁所在地にデパートや映画館の無い県は他にもあるのだろう。山梨なんか1.5時間で東京に着くから、行きたい人はドンドン飛んでいく、リニアがなくても大丈夫 (笑)

でも映画や音楽からいろんなことを学んだ身としては、映画館やライプハウスが消えるたびに、(田舎っぽいけど)文化の香りがなくなる気がして、なんとも寂しい限りである。


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【小林 久ホームページ】

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