見出し画像

【地域への「寄付金」は必要経費か?】

街に出てみたら、お揃いのハッピを着た男性たちがゾロゾロ歩いているのを見かけた。地域の安全を守る「消防団」のメンバーだ。日頃の大変な活動に頭が下がる思いだ。最近は成り手が少なく、消防団員向けの地域特典も増えている。

👤「そうか、今日は出初式か…」と思いつつ、性格の悪い私は「スーパーやってた時は、なんだかんだと「寄付金」をせがまれたなぁ」との記憶が蘇ってきた。

最盛期16店舗あった私のスーパーは、「出初式」となれば16地域の消防団が年に一度の寄付金を自動的に集めに来る。(お返しに手拭い貰ったかも)

そこそこの規模でスーパーを経営をし、ましてや社長の私自ら「地域密着」ではなく『地域土着』などと標榜すれば、消防団への寄付などまだ理解ができる出費だった。


まあウチばかりではないが、地元で商売をしていれば様々な寄付金のお願いがやってくる。その数はおそらく皆さんの想像を超える(^^;

✅花火大会・年に二度くらいある商店街の大売り出し・数多ある学校の同窓会・少年団スポーツ大会・神社のお祭り・よく分からない諸団体のイベント…。

その都度1〜2万円、神社には3〜5万円、同窓会には10万円、花火大会やマラソン大会ならそれ以上の金が簡単に出ていく。各店舗には「必ず社長(私)の決済を取れ」とは言ってはあるが、敵もさるもの…

👤去年もいただいてます!

👥社長さんの知り合いの者です!

👤店長さんの母校です!

などとバンバン切り込んでくる💦 前年度からの引き継ぎも万全である(^^;

☝️たまに渋ると、
「地元で商売させてもらってるのに寄付もできんのか💢」などとヤクザまがいの恫喝さえある。きっとその人は団体内でも偉い地位にいるはず。しかしいつもライバル店でしか買い物しない人に言われたくはないw。

スーパーの儲けなど知れているし、イベントのパンフレットに名前を書いても、売り上げには一切結びつかないのが現実。出すも苦労、出さぬも苦労のコスパゼロのコストである。

こうして毎月、寄付・協賛金・負担金などの名目で、一週間分くらいの利益は泡と消えていく。


☝️別にビタ一文金を出したくない訳ではない。
出しても当然だと思われてるし、出さなきゃ「あそこはセコい!」と悪口を言われることが理不尽だと言っているだけ。

お金を集める人のご苦労は(私も商工会でやっていたので)よく分かる。まず大口寄付の私のスーパーの社判を「芳名帳」の最初の欄に書かせ、金額も例年通り!の口実が欲しい気持ちも分からないでもない。

店を閉じた今だから言えることだが、これは「寄付」という名の「タ◯り」とも言えないか?(失礼🙏🏻)。昭和から続くこの悪しき習慣とは、そろそろ決別しないと令和の時代は乗り切れませんよ!

👤「市から◯◯万円出すから、主催者側で同額集めろ、それが開催の条件だ!」
→ やってはみたもののショボくなって地域からブーイング(田舎あるある)


※最後までお読み頂きありがとうございます!

あなたが失敗した時、迷った時、逆境の時、倒産地獄から生還した私だからこそできる励ましを届けたい。皆さんの力となり、笑顔になれる記事を投稿していきます。私もまだ発展途上です、一緒に成長していきましょう!

【小林 久ホームページ】

https://www.kobayashihisashi.com


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?