スーツを美しく保つための3カ条

ビジネスパーソンにとってスーツは単なる衣装ではなく、戦闘服であり自己主張である。
というようなことを誰が言っていた気がします。
こういう時は「バーナード・ショウが言った」ことにしておけばいいそうです。
(これも「バーナード・ショウ」が言ったのか?いや、哲学者の土屋賢二先生の本で読んだのですな)

要するにスーツは大切にしなくてはいけない、ということです。
ヨレヨレのスーツを着ていたら信用を失うことでしょう。
もっとも妙に手入れの行き届きすぎたスーツというのもイヤミなものですが。

特にハンサムな人が一部の隙もない服装をしていると、周囲の反感を買いかねません。
ですから、ぼくなんかはあまりスーツの手入れに気を配らないようにしています。

とは言い条、手入れをしないとスーツが傷みます。
スーツが傷むと買い替えのためフトコロが痛みます。
それはイタイので最低限のお手入れは必要ですね。

いつだったか紳士服販売チェーン店のメールマガジンを受け取ったら、スーツのお手入れ法が紹介されていました。

◎スーツのブラッシング
一日中着ていると繊維内に多くのホコリやごみが付着し、放置しておくとスーツを傷める。
専用ブラシで繊維に沿って上から下へなでるようにブラシをあて生地の目に詰まったホコリを取り除くとよいそうです。

◎ポケットに入れたモノを取り出す
ポケットにモノを入れたままにすると型くずれの原因になるので厳禁!
ハンガーに吊るす前にモノを全て出して、シルエットを保つようにしましょう。

◎専用ハンガーに吊るす
一日の仕事を終えてスーツを脱ぎ捨てる瞬間は確かに気持ちがイイ!
しかし脱ぎ捨てたままで放置するのは厳禁です。
放置したスーツを黙って片付けてくれる人がいるなら別ですが、それ以外の人(配偶者のいる男性、と同義)は必ずハンガーに吊るす習慣を身に付けましょう。
ハンガーもなんでもいいというワケではないようです。
上着は前肩で厚みのあるハンガーでシルエットを保つ。
ズボンは裾を上にして吊るす。そうすると重みでセンターラインがきれいに出るそうです。

クリーニング屋さんでくれる針金のハンガーなどはよくないようですね。
またズボンの裾を上にして吊すというのは初耳でした。

これを守れば、明日からは隙のないビシッとしたスーツ姿も凛々しいハンサムで上品な中年紳士になります。

しかしですなあ。
ポケットの中のモノを出す、というのが何とも面倒臭そうです。
次の日に忘れ物をしそうで不安でもありますし。

第一、最近はカジュアルスタイルでの出勤が認められているのでスーツを着る機会がほとんどありません。
最後にスーツを着て出勤したのは、定年退職表彰式のある日だったな。