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会社を二ヶ月半休んだけどメンタルが回復しなかった話

こんにちは。最近の iPad OS アップデートで最初の変換候補に自動で変換されるようになり、変換を押す回数が減ったり、逆に誤変換しやすくなったりしているやまゆです。

今日は自戒を込めて、ここ数ヶ月の振り返りをしたい、適切な振り返りの置き場所はどこだろうと考え、ちょっと長いつぶやきみたいなものなので note がふさわしいかなと思いここに書き始めました。


自己紹介をします。やまゆは至って普通のシステムエンジニアです。特に愛している言語というのはないですが、 PHP で Laravel を書き、 MySQL でクエリを最適化し、 TypeScript で最近流行の nuxt.js なんかを使って Web サイトをつくり、 AWS のコスト最適化作業を行なったりしています。

学生時代は演劇にのめり込み、役者として声を上げて体を動かしていました。高校の三年間皆勤して表彰されたこともあります。ただ、大学のサークル活動で少しばかりつまづき、しばらくの間精神をやられてしまいます。そこから一念発起し今の会社に就職してからはぱったりと演劇から離れ、黙々とコードを打ち続けています。

弊社は精神的に弱っている人などでも適切に仕事の調整をしてくれる優しい場所だったので、月数回の休みを挟みつつ、学生の頃に軽く触った PHP や JavaScript(jQuery) 、 Linux の知識を活用してなんとかかんとかやっていきました。また、大学の頃にプレゼンをたくさん行なったこともあり、内部・外部の勉強会に参加して色んな知識をアウトプットしてきました。社内からの評判は「色んなことを知っている情報通」「難しい機能も簡単に作る」など比較的良く、自分も「情報をアウトプットすることが会社への貢献になるな」と思いそこをできるだけ崩さず過ごしてきました。


うつ(だと思っていますが正確に診断書として出してもらったのはここ最近の話です)は「時間が経てばそのうち元気になる」と良く言われます。私も同様に、時間の経過で体調が良くなるものと思っていました。しかし、そううまくはいかないのが人間。就職してから5年以上経ち、通院を続けて毎日そこそこの量の薬を飲んでいるにも関わらず、これを書いている今でも病から回復していません。ボロボロのままです。

なんでだろうなんでだろうと思いつつも、一昨年あたりから徐々に元あった元気すらなくし、さらに休みがちになり、有給休暇を使い果たし、それでも悪くなっていきました。月の半分も出社できなかった時もあります。

今のプロジェクトは私にとって興味深く、またメンバーは個性豊かで、 Slack も活発で、チームの心理的安全性はかなり高い方ではないかと思っています。

しかし、体調の悪化は今のプロジェクトに入ってから加速したような気がします。心理的安全性とは別のファクターが自身を阻害しているみたいです。

ついには完全に心が折れ、何もしたくなくなり、うつの診断書を出してもらって3月下旬から5月いっぱいまで、休職することにしました。

病院の先生には入院するのもアリだと言われましたが、家庭の都合もあって自宅療養という形を取ることにしました。薬はもりもり。ここで入院していたら何か違ったかもしれませんが、ここは自宅療養した世界線なので、失敗ルートです。

結果、1日の大半をベッドの上で過ごし、 Twitter/YouTube で時間を潰し、昼寝ばかりする療養期間になりました。たまに散歩などに出た日もありましたが、良くないですね。

6月からは会社に1日4時間(通常の半分)での勤務でリハビリを開始しました。横になっている時間があまりに長かったため、心臓が物理的に高い位置にある頭まで血液をポンプする力が弱まり、立つたびに強めの立ちくらみをするようになっていました。休んでいる間に周りはリモートワーク前提の世界に変わっていて、一ヶ月経った今でも慣れきっていません。療養で悪化してどうするねん。

ということで、「何もしない」をした場合でも、自分の病気に打ち勝つことができませんでした。


さて、療養が療養にならなかった自分ですが、久しぶりに両親と会う機会ができました。去年までは良く温泉に行っていましたが、昨今の事情もあり今年初?の出来事になります。そこでまあ自分の体調の話題になるわけですが、自身では気がついていなかった視点のアドバイスをもらいました。

「実はプログラミングと身体の相性が悪いのでは?」

子供の頃から「任天堂に行きたい」と言って、中学校で Vine Linux による自宅サーバを立て、今は(主に) PHP で生計を立てている自分が、プログラミングと相性が悪い。そんなことある?となりましたが、その着眼点は自分一人では生まれなかったと思います。だってプログラミングを楽しくやれているはずだもん。

いや、待てよ。思い付く節があるぞ。

実際にコーディングするタスクよりも、負債の解消や業務フローの改善などの方にのめり込んでなかったか?

「アプリコードを書きたいと中々思わない」と最近愚痴ってなかったか?

コーディングが捗ったのは、自分が凄く興味あることや乗り越えられそうな大きな課題だけではなかったか?

実はプログラミングは楽しくなく、好きでなかった。と気づいたのです。そうだったか。そもそも仕事の中心的存在が敵となっていたか。

はてさて、弊社はプログラマー至上主義というか、プログラマーだらけの会社なんですが、好きじゃないプログラミングを続けられるような、またはプログラミング以外の仕事が探せるような場所であるのか不安に感じます。器用貧乏(良く言えば赤魔道士)な自分にフィットするものがあるのでしょうか。

ということで、ひとまずマネージャとの面談で今後どうするか決めることになりそうです。続きがあるとすればその面談でどう自分の立ち振る舞いが変わったかの話になると思います。では。

世界の技術を良くしていきます。