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続けるって大事

犬のおやつの製造・販売をしているこなき屋です。2020年に開始し、なんだかんだで4年目に突入しています。もっとワクワクできるようなものを提案していけたらと思っています。



好きな事で生計を立て、それで豊かになれたらいいけど

 私は今まで基本的にはお給料をもらい生活をしてきました。実家が兼業農家という事もありますが、米を作って販売したり、野菜を作って食べてみたり・・・作って食べる楽しさとありがたみというような事を体験しながら育ってきました。

 ただ、米作りの手伝いをする程度だったので、どれぐらい機械に投資して、どれ位でお米を販売してたのか?野菜を育てるための経費はどれくらいかかってるのか?などは全く知りませんでした。祖父・両親はお給料を貰う仕事についており、土日などの休日に米や野菜を作っていました。

我が家のやり方では専業でするにはコストが合わず、仕事をしながら先祖からの田んぼを守るというスタイルが負担が少なく、今に至ります。


犬用鹿肉とおからのハンバーグ

犬のおやつを製造・販売

 バーニーズのキルシェを迎えた事で犬のおやつの製造・販売を始めたのですが、これがなかなか難しい。正直な所、原材料と利益の兼ね合いが難しいのです。家庭菜園と通じるところがあるのですが、趣味の世界であらば、利益を気にせず作ればいいのです。
 うまく野菜ができたらご近所に振舞えば喜ばれます。ただ、それで生計を立てようとすると利益を気にしないと生きていけません。ですが、コストを抑えてトコトン利益を追求という訳にもいかないのです。

削るのは人件費?

野菜も米も犬のおやつも同じことが言えると思いますが、工夫だけで、原材料をグーンと下げておいしい物を作ることはできません。ある程度安全・安心を担保できる原材料はそれなりにコストもかかるのです。
人を雇用してる訳ではないので、私が労働時間を気にせず製造すれば、人を雇用するより安く製品を作る事ができます。

実家の米作りだって作業日ごとにお小遣いなどは貰った事無いのでは?お米を収穫してやっともらえたかな?程度で、働くのは当たり前、おいしいお米と野菜が食べれるのだからそれで良いじゃない的な感じだったと思います。
普通に労働時間に対して時給でお金を払うとお米を買い取る以上の人件費がかかると思われます。


専業がカッコ良いイメージがあるけれど

犬のおやつの製造・販売だけでなく、お給料を貰う仕事をしたり、細々と違う事をしたりしています。犬のおやつの製造・販売だけでどんどん設備投資ができるような位規模が大きくなればいいのですが・・・なかなかそうもいきません。

規模が大きくなる=人手が要る・・・現在の人件費で行くとおそらくおやつの価格を上げないと規模を拡大するのは難しいかもしれません。私が寝ずに働いても製造できる量は微増でしょう・・・。

良いのか悪いのかはさておき、犬のおやつの製造・販売以外でも何かしら働く事で原材料の品質を維持しながら販売を継続しています。

事業を行うにあたって利益を出すことは大事

大量に製造して価格を下げ薄利で販売するか、ブランディングで商品の価値を高めて高くてもその期待に応えられる商品を作るかになるかと思います。
安くてうまい食堂みたいなお店を目指したいなと思っていたりします。

ただ、自らを圧迫してまでコストを下げると継続が難しくなってしまいます。気に入って購入してくれてるお客さんがいる限り、継続して販売するという事も大切だと思います。

瑞浪市の永井豆腐店

2.3年前に閉店してしまったお豆腐店です。ここのピリ辛あげが人気でした。
価格も安かったのですが、閉店してしまいました。他府県ナンバーの車も止まってたし、事前に連絡しておかないと売り切れる位の人気でした。

大豆や油の高騰やお店の方の年齢などいろいろ理由はあるかと思うのですが、一顧客としては食べれなくなった事が寂しい・・・。ちょっとしょっぱいかな?とか思うけど、他商品を食べると「やっぱり永井豆腐店のピリ辛あげが良いなあ」と思います。
原材料の高騰に見合う分の値上げをしたり、ネット通販などで販路を広げたらまだまだいけたのでは?と思うのですが、閉店となりました。
油揚げって自宅で作るにはハードルが高く、揚げた油揚げにピリ辛味をつけても永井豆腐店のようにはならないのです。だれか再現できた人いませんか?

惜しまれるくらいのお店にしたいし、続けたい

永井豆腐店のように人から求められる商品を作って行きたいと思いますし、継続するために事業も色々な事にチャレンジしていきたいと思います。
「わあ、これ何?」と興味が湧くような商品の取り扱いなどができるよう、アンテナを張り巡らしてワクワクするような商品を探したいと思います。


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