ヤミ

【子供を愛するとある主夫】Amazonで自身初のKindle本が5部門1位を獲得。文章…

ヤミ

【子供を愛するとある主夫】Amazonで自身初のKindle本が5部門1位を獲得。文章を書くのが好きでツイッターで情報発信しています。趣味でラノベも書いています。

最近の記事

  • 固定された記事

あなたの電子書籍を発売して、周りからの信頼と印税収入を同時に手に入れませんか?

突然ですが、こんな悩みありませんか!?これらの悩みは全て、「電子書籍を1冊出すだけ」で解決することができると思っています。 最後までお読みいただけると、その真意に気づくはずです。 自己紹介こんにちは!ヤミです。 ご覧いただき、ありがとうございます^^ 僕は、2022年3月に人生初の電子書籍を発売しました。 特に作家に憧れていた訳でもなく、 「普通の会社員で生きることに疑問を感じ、もっと自分らしく生きるには何ができるだろうか?」 と、自分自身との対話を繰り返し、当時

    • 【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 11話

      「まさかここで君と再会するとはね。」 「覚えていてくれて嬉しいよ、シン。20年ぶりくらいか?中学元日本一位の剣道の腕前だったお前が、今やテロリストのトップとはな。」 「ミロク、そういう君は独裁者の下で無益な争いの指示待ち人間にまで堕ちてしまったのかな。弟のユキくんは元気かい?」 「ふん、オレは正義の名の下に動いているだけだ。ロンとはたまたま利害が一致しただけだ。弟も今頃お前の部下の相手をしているだろうよ。」 「そうか。君に加えユキくんもいるのか。これは一筋縄ではいかな

      • 【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 10話

        「ハクはただ鏡の中を移動しただけ。」 ハクはそう呟くと近くの鏡の中へ入っていった。ハクは鏡の中で数本の飛針を握っていた。ちょうど真向かいに立っている鏡に目をやると、その中にもハクの姿がある。その隣にも、その向かい側にも。そこには無数のハクが存在していた。 「そうか、鏡の反射か。となるとハクちゃんも光の速度で移動している訳だ。」 ミライはなんとかその場に立つことができたが、両足の自由が効かない。おそらくさっきの一撃で腱を切られたのだろう。両足はもう使い物にならない。ミライ

        • 【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 9話

          「私が怪我するってどういうことかな、ハクちゃん?」 「そのままの意味。それ以上でも以下でもない。」 「あまり大人をからかっちゃ・・・」 そこでミライは言葉に詰まった。足元一面が氷に覆われている。ミライの両足も氷漬けにされていて動かすことができない。 「これ、あなたがやったの?」 ハクは黙って頷く。ミライは1級の中でも上位に属する。その一瞬の攻撃でどの程度の実力か把握することができる。ハクは攻撃をする仕草すら見せなかった。それができるのは同じ1級でもライくらいなものだ

        • 固定された記事

        あなたの電子書籍を発売して、周りからの信頼と印税収入を同時に手に入れませんか?

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 8話

          各種報道機関では、政府主導のもと人体実験が行われていたというビッグニュースが入ってきたことにより、慌ただしい事態となっていた。またテロリストは地下からやってきたという情報も入り乱れていたことにより、政府とテロリストとの繋がりを疑わせる記事も多数掲載された。事態の収拾のため、首相が表に出てこなければならないことは火を見るより明らかだった。ロンは総理官邸で弁明の内容を考えていた・・・かに見えた。 「クククッ、シンのやつめ、早速吹っかけてきたな。」 「笑ってる場合じゃないんじゃ

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 8話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 7話

          「玄武はな、完全顕現させるのに2段階ステップを踏まねばならん。まずは真正面からの攻撃を防ぐのに最適な解。次に背後や周囲からの攻撃にも対応できる剛。そして、相手の攻撃自体を止め、その攻撃を相手自身に跳ね返すことができるのが完整だ。ここまで来て初めて玄武本来の力を引き出せる。」 「なるほどね。玄武って言ってしまえば亀だし、亀は動きが遅いから本来の姿を見せるのに時間がかかるってことなのかな。」 「解・剛・完整を一瞬でやってのけるやつだっている。それこそ玄武の守り刀の所有者がそう

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 7話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 6話

          レンはトガとエンと共に研究所の廊下を歩いていた。すると、一室からワンの声が聞こえてきた。さりげなく覗いてみると、ワンがシュン、リツ、ステイルに向けて何やら話し込んでいる。おそらく第一陣としての動き方を教えているのだろう。トガに呼ばれているのに気付き、レンはその場を後にした。 「第一陣に気を取られている場合ではないぞ。お前にはお前の役割があることを忘れるな。」 「トガっさん、りょうかい。」 エンは何も言わず先頭を歩いている。未だ何も発しないその姿にレンは少し不気味に思った

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 6話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 5話

          3人が講堂から出ていくのを確認し、シンは次の作戦を話し始めた。 「行ったかな?それでは次の部隊について説明する。」 「シンさん、いいの?作戦は全員で共有しておいたほうがいいような。」 「レン、もし君第1陣だとして、第2陣とかバックアップがいるとか言われたらどんな気持ちになる?」 「それは・・・安心すると思います。」 「そうだ。人は少なからずそんな気持ちを抱くと思う。でも今回はそれではダメなんだ。一気に片を付けたい。それにシュンもそうだが、あのリツでさえ十分な力を発揮

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 5話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 4話

          翌日、トガの指示のもと皆修行に勤しんだ。リツはシュンの面倒を見るのではなく、イジュンに相手をしてもらい、シュンはトガに相手をしてもらっている。レンは依然としてベッドから起き上がれないでいたが、シンはワンとマザーを連れてラボにこもっていた。マユはリンとルリと共に、リンの自宅で待機していた。 正午を過ぎた頃シンの提案により皆講堂に集められ、今後の作戦を伝えられた。 「みんな、午前中はお疲れさま!午後の修行に入る前に今後の動きについて伝えたいと思う。我々の最終ゴールはロンの行動

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 4話

          オンライン通販サイトで洋服の購入を絶対に失敗しない方法【ZOZOTOWN編】

          こんにちは! ヤミです。 突然ですが、皆さんは「洋服」を購入する際、どこで購入していますか? 実店舗? ネット通販? コロナ渦での外出規制に伴い、オンライン通販で洋服を購入する機会がより増えたかと思いますが、 買ってみたもののサイズが合わない・・・ イメージと違う・・・など、 失敗した!! なんて経験をしてきた方も多いと思います。 オンライン通販サイトによっては、体重や身長などを登録することで、自分の体型にフィットしそうなサイズ感のアイテムを選んでくれます。

          オンライン通販サイトで洋服の購入を絶対に失敗しない方法【ZOZOTOWN編】

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 3話

          レンの放った朱雀は依然として動けずにいた。もがき、雄叫びを上げているようにさえ見える。レンはどうすることもできず、衝撃波が渦巻く中呆然と立ち尽くしていた。しかし、今度はレンの体がシンのほうへ向かい吸い寄せられていく。レンは始め何が起こっているのかわからなかったが、背後に違和感を感じその正体を突き止めた。 「これは、虎の手・・・?」 「気付いたか、レン。君は私に吸い寄せられている訳ではなく、虎の掌によって押されているのだよ。」 レンは逃げる仕草をするも、虎の掌はレンを掴ん

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 3話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 2話

          「レン、お前は意外と飲み込みが早い。だが、剣道だけじゃお前の力は十分に発揮されない。だから、剣術というものをこれから教える。」 「意外とは余計な気もするんですけど。これでも剣道初段は持ってるし。てか剣道と剣術って何が違うのさ?」 「簡単に言えば技の有無だな。」 地上でのとある日の稽古。レンはトガから黄龍を授かり、ますます剣の腕を磨いていた。シュンが現れたこともあり、元々の負けず嫌いの気質が表れたのか、その腕前はあのトガから一本を取るまでに上達していた。 「技って、オレ

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 2話

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 1話

          2つの剣が交わった瞬間、大気が破れる気配がした。大地が揺れ、木々が揺れ、空が歪み、まるで異空間にでも入り込んだようだった。 「ははっ、さすがやるな!オレの剣を止めたのはこれで2人目だ!」 シンは高揚し、自身の呼び名すら変わっていた。2人目と言ったのは1人目はおそらくカイだろう。カイの能力を持ってすればシンの能力を打ち消すことができる。しかしシンの能力とは一体?レンは一瞬考えたが、そんなことよりもシンの放つ刃を受け止めることで精一杯だった。 「なるほど、師はトガだな!あい

          【秋葉原アンダーグラウンド】 第7章 1話

          【秋葉原アンダーグラウンド】第6章 16話

          シンの提案の後、皆はサラとルリが目を覚ました場所へと急いだ。サラとルリは互いに抱き合い涙を流していた。その様子を見たリンは2人を包み込むように抱きしめた。 「サラ、ルリちゃん。おはよう。長い間お疲れさま。」 「リン・・・遅くなっちゃってごめんね。」 ううんとリンは言い、さらに強く抱きしめた。気付くとワンも涙を浮かべていた。 「さて、皆感傷に浸っている場合じゃないぞ。今にもやつらはこのアンダーグラウンドに乗り込もうとしている。」 「そうだな。だがシン、さっきお前が言っ

          【秋葉原アンダーグラウンド】第6章 16話

          【秋葉原アンダーグラウンド】第6章 15話

          翌朝、この事件は各種メディアで大きく取り上げられた。大規模な停電、電波ジャック、そしてイザナキが残した大きな穴。さらに、いつ、誰が撮ったのかはわからないが、ライやモズなど多数の画像も流れ、テロリストとして指名手配された。もちろん、ここまで計算してロンは動いていただろう。しかし、これだけの災害にも関わらず、怪我人は出ても死者が出なかったのは不幸中の幸いだった。 レンやリツ、その他1級師兵たちは皆地下に身を潜めるしかなかった。もちろん、その中には目覚めたマユの姿もあった。 「

          【秋葉原アンダーグラウンド】第6章 15話

          【秋葉原アンダーグラウンド】第6章 14話

          トガは何が起きているかわからない表情をしていた。イザナミを倒しマユの眠るICUに入った瞬間、突如閃光が走った。トガは薄目を開け放たれた閃光の先を見ると、そこには祈るような格好で立っているマユの姿があった。 「マユ、お前・・・」 溢れんばかりの閃光は、まるでベールのようにマユの姿を包んでいく。荒々しく、ときに穏やかなその流れは神秘的であり、見る者全てを魅了し動くことすら憚られてしまう。 「トガっさん!これって一体!?」 トガが後ろを振り返るとそこにレンとリツの姿があった

          【秋葉原アンダーグラウンド】第6章 14話