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【ボーダー】境界性パーソナリティ障害(BPD)への病態と理解

こんにちは、病みサーのみんな。
朝がとっても冷え込んできて、冬の空気が身に沁みますね。

今日は、「ボーダー」こと、境界性パーソナリティ障害(BPD)について探求しようと思います。

BPDには生活を送る上で、自分も他人も苦しませてしまうような、極端な思考の偏りがあるのです。筆者やメンバーの実体験を元に病態への理解と接し方を解説します。


境界性パーソナリティ障害(BPD)とは?

境界性パーソナリティ障害(BPD)とは、自己同一性、感情、対人関係における持続的な不安定さが特徴的なパーソナリティ障害の一つです。

この名称は、心的外傷や対人関係の困難など「精神の境界」に生じる障害という意味合いから名付けられました。

境界性パーソナリティ障害の特徴

  • 感情の不安定さ:喜怒哀楽の感情が激しく、予測が難しい。

  • 対人関係の不安定さ:人間関係が白黒はっきりさせられず、理想化と価値の低下を繰り返す。

  • 自己同一性の不安定さ:自分のアイデンティティに対する不確実感や迷い。

  • 自傷行為や衝動性:自傷行為、過食、物の破壊などの衝動的行動。

  • 空虚感:持続的な虚無感や孤独感。

アイデンティティ(自己同一性)とは?

境界性パーソナリティ障害の原因

BPDの発症は、生物学的、心理学的、社会的要因の組み合わせによって引き起こされると考えられています。

  • 生物学的要因:脳の機能や構造、神経伝達物質のバランスの乱れが関与する可能性。

  • 心理学的・社会的要因:幼少期の虐待やネグレクト、家族内の問題、対人関係の困難など。

境界性パーソナリティ障害の治療

  • 薬物療法:症状の軽減を目的として、抗うつ薬や抗精神病薬が用いられることがある。

  • 心理療法:認知行動療法や弁証法的行動療法が効果的とされる。

セルフOK!認知行動療法のやり方はこちら

特に境界性パーソナリティー障害の患者さんに有効とされる治療法、弁証法的行動療法について詳しく書いてある記事はこちら

境界性パーソナリティ障害への理解

BPDを持つ人々は、誤解や偏見に直面します。ですが、適切な治療とサポートを受けることで、彼らはより健やかな生活を送ることができます。

家族や友人による理解は、治療の効果を高めるために非常に重要です。

まとめ

境界性パーソナリティ障害(BPD)は、多くの課題と誤解に満ちた障害ですが、正しい知識と適切なサポートによって、これらの難しさを克服し、充実した人生を築くことが可能です。

病みサーのコミュニティでは、BPDを持つ友人たちに理解とサポートを提供し続けます。ひとりで抱え込まずに、一緒に感情をシェアしましょう!

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