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#ドラマ感想文「油っこいロマンス」(2018年)

ジュノ(2PM)、チャン・ヒョク、チョン・リョウォン、他
6つ星ホテルの高級中国料理店で働くソ・プン(ジュノ/2PM)。スターシェフとして順風満帆な人生をおくっていたが、愛する妻がホテルの社長と浮気していることが発覚し、左遷されるハメに! 復讐を誓うプンはホテルの目の前にある潰れた中国料理店を復活させ、客を奪うことを決意。しかし、店のオーナーである元ヤクザのドゥ・チルソン(チャン・ヒョク)から、子分に料理を教える条件で店を貸すと言われ...。そんな中、結婚式当日に父親が逮捕され、おまけに婚約者にも逃げられたお嬢様のタン・セウ(チョン・リョウォン)が店で働きたいとやってきた。同じ店で働くことになった彼らの運命の行方は!?

<ABEMATV詳細説明より引用>

テンポの良いコメディで面白かった。
消費者金融の親分チルソンが、情に熱く、優しく、セウに一目惚れしてしまうような可愛らしさもあって、愛おしくなるようなキャラだった。
子分たちも含めて、コメディチックに描かれているので、皆可愛げのある人に見えてくる作りになっていたと思う。

じゃじゃ麺がキーポイントとして何度も出てくるのだが、タイトルにもあるように、見た目がとにかく油っこい。混ぜる時の“ねちゃっ、ねちょっ”という効果音も入り、かなりジャンクな食べ物という印象。けれど、無性に食べたくなる系の品だということは伝わってくる。
私が昔からイメージしているジャージャー麺とは別物なので、このドラマに出てくるじゃじゃ麺は、あまり食べたいと思わなかったけれど、日本のジャージャー麺と言えばよいのか、昔食べたジャージャー麺をドラマを見る度に食べたくなる。
劇中の料理では、酢豚は美味しそうに見えた。

ネットでこのドラマについて書かれた記事を読んでいたら、チルソンの母親とスアの母親役は1人二役で演じていたと知った。チルソンの母が、なんか素は綺麗な人っぽい気がしていたので納得。

"当初の予定より短くなったらしい"と書かれていたのを見て、いろいろ端折ったのかな?とも思ったけれど、人気がなかったのだろうか。
はちゃめちゃ、ドタバタなところもあったけれど、私は面白かったし、楽しみなドラマだった。

残念だったのは、おそらく見せ場である料理のシーンが、私にとっては、ちょっと苦手だったこと。直接味見したり、口で小籠包を膨らましたり、衛生面が気になるところもあって、食べたくないと思わせてしまう。

厨房はファミリー。仲間。料理に全力をそそぐ青春。繁盛していく過程の楽しさ。やりがいのあることを熱心にという話は良かった。

上昇していく、成長していくという話は気持ちが上がる。
OST(韓国ではドラマで使われていた曲、サウンドトラックをこう呼ぶらしい)もドラマを盛り上げるのにぴったりで、良かったと思う。

はまったのは、やっぱりチルソンのキャラがとてもよかったというのが1番の理由かもしれない。

繰り返し見ても楽しめる作品だと思った。

<文・見出しイラスト/犬のしっぽヤモリの手>
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<© 2023 犬のしっぽヤモリの手 この記事は著作権によって守られています>

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