せっかくnoteをつけはじめたので、遠出を兼ねて訪れたミュージアムを記録しておこうと思います。では早速。

品川にある原美術館の分館で群馬県にある Hara Museum ARC。

都内からだと車で2hのところにあります。

なかなか行く機会がなくようやく昨年行けましたが、2020年には品川がなくなり結局ここだけになってしまうことに。

あの空間がなくなるのかと思うと残念ですが、こちらは近くに伊香保温泉があり小旅行を兼ねて行くのも楽しいです。みどころはなんといっても自然に囲まれた環境に散りばめられた現代アート。そして磯崎新さん設計による建物のぜいたくな空間づくり。建物へのこだわりもカッコ良く、またもちろん中にある現代アートも第一級のものばかり。そして特別展示室。その建物へたどり着くまでの距離と時間、中に入った後の静謐な空間に小宇宙感さえ感じる特別展示室「觀海庵」がすばらしいです。禅の心というか、そういうものが伝わってくるような造りとでもいうのでしょうか。

カラフルでポップな現代アートの草間弥生さんの部屋やアンディ ウォーホールのキャンベル缶のあとに、あの庵では、真逆とも言える落ち着きのある東洋古美術を観たときのふわっとするようなバランス感覚がおもしろくて驚きました。異なるものが調和する。対比と融合。これが西洋古美術と合わせたとしても違和感をそれほど感じないのに、日本独特の感情という気がしました。

これぞセンスなんだろうなと思います。

冬季はお休み、というのもなんだかほっこりします。休みなく動く都内と違う時間の流れを感じます。