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ペルソナとストーリー作りをチームでひととおりやってみた

Xデザイン学校ベーシックコース#5で学んだことの考え方整理です。
今回は、ペルソナと共感マップの作成、そこからストーリーへまとめていく流れを学びました。

ペルソナ作り

これまでのワークで、フィールドワークでの観察やデータ分析を行い、ユーザーの本質的価値・ニーズについて考えてきました。

そしていよいよペルソナ作りです。
ユーザーの観察やデータ分析で見えた結果から、そこに当てはまる典型的なユーザー= ペルソナ を考えます。

まずはペルソナの主な属性を考えていきます。
性別・年齢・職業・家族構成・世帯年収・居住地・休日の過ごし方・悩み...などをチームで話し合いながら決めていくのですが、その時参考にするのがユーザーエピソード。フィールドワークでのユーザーの観察・インタビューにより洗い出したものです。
属性が決まってきたら、それっぽい名前や、それっぽい写真(イラストでも可)を設定して簡易ペルソナの出来上がり!

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ペルソナの共感マップ

ペルソナができたら、その人物像について「共感マップ」を使って深掘りしていきます。
「共感マップ」で検索すると色々なテンプレートが出てきますが、今回は4つの項目(Think・Listen・See・Say)を使いました。

グループ 21

チームで意見を出し合い、付箋を使ってまとめていきます。
「このペルソナはそれ言いそう!」「この人だとこっちじゃない?」など言い合いながら決めていくので、このフェーズでペルソナへの愛着が湧いてきます。「なんかこういう人いるよね〜」というイメージになっていきます。

ストーリー作り

共感マップで意見の発散&整理が終わったら、そこで出た意見に肉付けをしながら文章化=ストーリー作りに入っていきます。

ストーリーは、ペルソナ作りのベースになった「ユーザーの本質的価値・ニーズ」にも絡めつつ、チームがそのペルソナに感情移入できるようにまとめていきます。

具体的に出せないのですごくボカして例を出すと、こんな感じのまとめ方。

〇〇は、〇〇区の会社に勤める38歳。
〇〇にストレスは感じているが、〇〇にやりがいを感じている。
仕事中〇〇することが多いが、気分転換を兼ねて〇〇することもある。
コロナの影響で〇〇するようになり、〇〇を使う機会も減った。
〇〇も悩みの1つになっている。

ひととおりやってみて

ペルソナや共感マップは、今までもネットや本を見ながら作ってみたことはありました。その時は、ターゲットユーザーに似たような人をネットで調査したりチームで想像を働かせながら進めてましたが、ずっと「こんな感じでいいのか?」とモヤモヤしていました。
先にやりたいこと・作りたいものがぼんやりとあって、その裏付けになるようにペルソナを作ることが多かったように思います。

だからなのか...講義の中で出た「ゴムのユーザー」の話にはハッとさせられました。作る側が都合よくユーザー像を考えてしまうことはあるなぁと。

ゴムのユーザーとは
チームの都合に合わせてくれる伸縮自在の便利なユーザーのこと。幅広いユーザーを定義してしまったり、ユーザー定義が曖昧なことから生まれる。

今回のようにユーザーの観察や価値分析の結果を元にすると、考えやすい&チーム内で納得感を得ながら進められると実感。

とはいえ「これで本当に合ってる?」という気持ちは付いて回りました。ユーザーインタビューもしていたらもっとリアルなものになったかなぁ?
この辺りは「絶対的な正解」なんてないので、ペルソナの活用方法として2つ頭に入れておこうと思います。

①ユーザーを「見える化」して、チームが同じ方向性を向けるようにする
②その後のアイデア出しやサービス設計をしていく中で違和感が出てきたら、どこがモヤっとするか・なぜモヤっとするかを軌道修正していく(形に残っているから修正もしやすい)

次回から、実際のアイデア出しに入っていきます!

Illustration by Freepik Stories

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