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20240107 “Poetry NowHere” 「この日にこの場で生まれる詩」 -Miniatures-

Danishta Rivero (voice) + Michael Salovaara (voice) + Yangjah(Improvised Poetry) + Garry Lindon (sound) + Jacob Felix Heule (sound)+ Jerry Gordon (sound)
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20240107

“Poetry NowHere”
「この日にこの場で生まれる詩」
Improvised Poetry Performance

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MIIT Houseでの
Miniaturesのふたつのパフォーマンス
Oumuamuaによる詩と音
Voicehandlerによる声と音
のあいだに集めた
ことばのかけらを
シャッフルして
即興詩のパフォーマンスをしました。

2024年はいろんなところで即興詩プロジェクト
“Poetry NowHere”「この日にこの場で生まれる詩」
ができたらいいなと願っています。
パフォーマンスや展覧会、ワークショップ
どんなところでもぜひお声かけくださいね。

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下を向いて
運んでゆく

知っているのは
その反響

空気に
かすれた
道がつらなり
低音が響く

お気に入りのはじまりが
でたらめな
模様を描き
円盤に乗って
こぼれてゆく

唾液が
煙となり
混乱の中で
歯を食いしばる

接続してみて
渡る

落としたら
混んだ脳の中に
息を吹き込み
約束をする

静かな輪の中で
冬となり
低く低く低く
壊れてゆく

斜めになって
ビートを刻み
吐き出すずれが
振り回される

苦い火花が散り
むせる隙間を通り
スイッチとなる
声が沸き上がる

喉を通り
どもりどもりどもりどもり
幾何学が
3点となり
椅子の上を
きつく
告白する

唾の
うねりが
かすれとなり
吸い込んで
浮かび上がるのは
しないという決断

許しを絞り出して
消えてゆく

こすりだし
降りてゆく

平行にかかる
虹色の空白が
おでこの上から
滑稽な空に浮かび
うなりだす

なびく鳴き声が
口笛となり
白髪の移動を
うながす

緑の赤い
滑る扉を通り
途絶えた青い
持ち上げられた間

マイクを手にとり
指輪を外し
叩くのは
蝶の見知らぬ人

ここから待ち
お腹の上に
子どもをのせて
押し出す貧乏ゆすりは
誰かの誰かの誰かの誰かの
後悔となる

つかむうなじが
うらがえり
かすかな覆いを
シャーマンのように
うめき
鹿となり
鳥となり
ケーブルをこえて
裏声を出す

喜びがまっすぐ
逃げてゆく

早くこまねく指は
髭の上から振り向く

転がるゆらぎが
ホースを通り
光る



Danishta Rivero(Voicehandler)
Michael Salovaara (Oumuamua)
Yangjah
Garry Lindon (Oumuamua)
Jacob Felix Heule(Voicehandler)
Jerry Gordon (Oumuamua)


“Miniatures”
MIIT House, Osaka
Jan 7 2024

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