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皇族所縁の子授かり「三嶋神社(うなぎ神社)」豪商も参拝した神社【京都東山シリーズ】

天皇所縁の神社だが場所が分かれているのはなぜ??三嶋神社が小さくて離れになった理由は、多額の負債をかかえ、神社の境内地を手放さざるを得なくなったそうな。その跡地にマンションが建設され、瀧尾神社の境内に移転したのだが、地主さんの御厚意からマンションの脇に本宮の敷地が設けられ現在に至っています。人々の思いが歴史を作る!そんな神社だと思っています。

 瀧尾神社とセットです。

変更履歴
2024/01/01 初版


▼HP▼アクセス▼祭神・本尊と脇時

※後述「▼見どころ」参照

▼見どころ

▽三嶋神社祈願殿:瀧尾神社境内(京都市東山区本町11丁目718)

祭神は以下の通り。

  • 大山祇大神(オオヤマヅミノオオカミ)

  • 天津日高彦火瓊々杵尊(アマツヒダカヒコホノニニギノミコト)

  • 木之花咲耶姫命(コノハナノサクヤヒメノミコト)

 はじまりは平安時代で、後白河天皇の中宮・平滋子(建春門院)は皇子に恵まれないことを嘆かれ、三嶋大明神を崇敬されたところ、高倉天皇が誕生。喜ばれた後白河天皇が、摂津・三島鴨神社を山城国に勧請した。
 以来、宮中はじめ一般庶民にも信仰されて現在に至る。平成に秋篠宮殿下・紀子妃殿下もご参詣されたのだが、厳密には本宮との認識。本宮は京都市東山区東大路通東入上馬町3丁目に鎮座です。秋篠宮殿下と言えば帯解寺(私のNOTE)ですね。

 祭神の神使いである「ウナギ」なので、絵馬も鰻です。鰻二匹の絵馬は子授祈願と夫婦和合、鰻三匹が描かれた絵馬は安産祈願の絵馬とか。10月26日に行われる「大放生祭」後に新たな絵柄になるとか。

 「大放生祭」は鰻の供養祭で、池に三匹の鰻が奉納される。江戸時代ごろに鰻を扱う商人の要望で始まったとされ、うなぎ専門店やうなぎの養殖業者などが全国から集まるとか。

→本殿(祈願殿)

 祭神は大山祇大神(オオヤマヅミノオオカミ)、天津日高彦火瓊々杵尊(アマツヒダカヒコホノニニギノミコト)、木之花咲耶姫命(コノハナノサクヤヒメノミコト)である。

 周辺には摂末社が並びます。瀧尾天満宮・金刀比羅宮・大丸繁栄稲荷・愛宕神社があり、隣に妙見宮も鎮座しているので回ります。

→妙見宮

 この世に初めて姿を表し、それ以降出ることはなかったアメノミナカを祀る。

→瀧尾天満宮・金刀比羅宮・大丸繁栄稲荷・愛宕神社

 まずは「瀧尾天満宮」と「金毘羅宮」ですね。

  金毘羅さんの左は「大丸繁盛稲荷」です。大丸創始者が瀧尾神社に毎朝毎夕欠かさず参拝し、成功を納めたことで勧請したと言われている。

 お稲荷さんの左に愛宕神社です。火の神・カグツチです。

→摂社・末社だが不明です・・・・

→男石と女石

 陰陽石ですね。民間信仰の安産四十一社の一つに数えられ、毎年10月26日には、三嶋神社祈願所に於いて鰻祭(鰻放生大祭)が催されます。

▽三嶋神社:京都市東山区上馬町 三丁目

 その歴史は平安時代末期にまで遡るという由緒ある古社だが、マンション横に小さく鎮座する。いや、無くしたいけど無理だった程、崇敬があったのだと認識する。証拠に秋篠宮殿下が2回も参拝されている。

  • 平安時代末期の後白河天皇の中宮である平滋子(建春門院)が子宝に恵まれなかった

  • 摂津・三嶋大明神を祈願したところ夢の中に白髪の翁が現れ、私を京の方角に祀りなさいと告げる

  • お告げ通りにすると、後の高倉天皇を授かる

  • これを喜んだ後白河天皇が三嶋大明神をお祀りした社殿を平重盛に命じて造成させた

  • 1160年、三嶋神を祀った三嶋神社を創建

  • 後に高倉天皇の中宮である建礼門院(平清盛の娘・徳子)も三嶋神社に祈願する

  • 1174年、牛若丸こと源義経が三嶋神社に参拝し、夢の中に翁があらわれ「すぐ奥州(東北)に行きなさい」と告げられ、夢から覚めると翁がいた場所に、この神社にある「揺向石」があったという逸話が残っている

  • 1178年、後の安徳天皇を授かったとされる

  • 1241年、社殿焼失

  • 1277年、北条時宗が再建

  • 以降、焼失と再建を繰り返す

  • 江戸時代の三嶋神社には、ご神木「相生の松」があった

  • このご神木は離れた2本の松のそれぞれの中間あたりから生えている枝と枝が1本に結ばれているご神木だった

  • その間に「揺向石(ようこうせき)」が祀られていたことから良縁・夫婦和合・家内安全のご利益があるとされていた

  • 触れて祈願すると牛若丸のような立派な男児を授かる、また「結び」のご利益もあるとか

  • 2000年10月13日、社殿・境内地を手離して本町鎮座の瀧尾社(私のNOTE)に遷座

  • 2002年9月15日には、旧社地の上馬町へ再び社殿を造営

摂津・三嶋大明神は次を参照ですが、未参拝ですね・・。そのうち更新します。

▼由緒

瀧尾神社境内にある社も記されています

▼メディア情報

これ以降は本NOTEの下にあるコメント欄で追記します。

▼旅行記

▼セットで行くところ


▼仏像展


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