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国宝!十一面観音「観音寺」国宝十一面は全国で7体【京都南山城シリーズ】

「観音寺(普賢寺大御堂、大御堂観音寺)」は南山城を代表する美仏・十一面観音像@国宝で、十一面の国宝は全国で7体の1つ。 奈良・聖林寺、奈良・金剛山寺(矢田寺)、滋賀・百済寺系統の男性感のある十一面観音!住職が丁寧な説明をしていただけます。観光では来づらい寺のこういう説明は有難いです。

京都・蟹満寺、京都・願徳寺と並べると、奈良・薬師三尊と見劣りしない素晴らしい三尊になる(と妄想)。

変更履歴
2023/07/15 なら博「南山城展」で更新(
2023/07/15更新でページ内検索
2022/07/14 更新(「2022/07/14更新」で検索)


▼HP 公式なし

▼アクセス

京都府京田辺市普賢寺下大門13

▼本尊

十一面観音立像@国宝

▼見どころ

----↓2023/07/15更新

  • 744年、天武天皇の勅願で、義淵が開基

  • その後、良弁が大伽藍にし「普賢教法寺」とする

  • 以来、度々焼失するが、その都度、藤原氏により再建される

  • 藤原氏が再建させるのは、藤原氏の氏寺「興福寺」の別院だったからのようだ

  • 諸堂13、僧坊20を持っていた

  • 1437年、ことごとく焼失したが、それでも復興するのだが、完全に復興には至らなかった

  • そんな歴史の寺には創建時の十一面観音立像@国宝が生き残っており、いつでも本堂で見仏できる

----↑2023/07/15更新

 1437年の火事で13の諸堂、20余りの僧坊を数えた建物のほとんどが失われ大御堂だけが再建された。 南山城を代表する美仏・十一面観音像@国宝で、十一面の国宝は全国で7体程度しかなく、その1体がここの「十一面観音立像@国宝」である。 奈良・聖林寺、奈良・金剛山寺(矢田寺)、滋賀・百済寺系統の男性感のある十一面観音で、特徴は頭の上の小さなお顔の細かな細工で、表情がよく残っていること。ここに来たら近くの寿宝寺にも行くべし。

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 天武天皇の勅願によって創建したとも言われています。その後744年に東大寺初代別当・良弁が聖武天皇の御願により、伽藍を増築して十一面観音立像を安置したとも言われています。
 木漆乾漆という漆と木くずを粘土のようにして立体感を出す技法で、この技法は手間などもあり、作例が少ない技法である!仏像では使われなかった技法だが、今でも漆技術に繋がっているようだ。

では、本尊の紹介です!!

--↓2022/07/14更新
 744年に安置された一木造り。重要文化財200以上あるが国宝は7体のみである。さすが興福寺別当!素晴らしい仏像です。いや、興福寺に入っても、人気が出る超美仏で、目の前から拝むことができる。様々なところから要見仏!
--↑2022/07/14更新

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 焼失するたびに復興した藤原氏を無視して、東大寺のお水取の松明があった。

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 本堂の脇にある「地祇神社(ちぎ)」は鎮守社で、大国主命など3柱を祀る式内社。
 庭園の池には、睡蓮の花が咲く。紅葉時期は夜間拝観もある。

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最後に春の桜と菜の花の時期がよさげ。

旅行記

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