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「文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。」

我らがpatoさんの新刊。いつもの楽しい記事とは違い、patoさんの22年のライター生活で培った文章術?の集大成である。

自分もとあるきっかけでnoteを書くようになって文章を書くことに苦労しているのでドンピシャなタイミングでの出版となり、速攻で予約した。
逆に言えばpatoさんの書籍でも自分でnote書いてなければ手に取らなかったかもしれない。

公式LINE

予約した旨を嬉々として報告したらこの扱い、こういうところが好きですわ。😂

ここまでで気になった方はこちらから購入可能です!

とりあえず読み切ったので気になった部分の感想を、、、という前に恒例のAIさんによるご紹介。

うんうん、いわゆるテクニックよりも大切なのは感情であると。書き手の感情が籠もっていない文章が相手に響くわけはない。

読む前から期待を抱かせるのがまた良いなと思った。いわゆるテクニックに終止するわけでもなく、黒沢くんとの物語が読み進めると進行していく構成も読み進めるのにストレスを感じない。

『文章で伝えるときいちばん大切なものは、感情である。』は、文章を書く際に「才能」よりも「感情」が重要であると説く書籍です。著者は、人の心を動かすのは才能ではなく、ひたむきさや誠実さなどの感情であると述べています。22年間で1300万文字を書いた経験を持つ著者は、文章には「書けない」「届かない」「伝わらない」という三つの絶望があるとし、それらを乗り越えるための29の掟を紹介しています。この本は、文章を通じて感情を伝える力の重要性を教えてくれる一冊です。

Copilot

以下つらつらと本書に倣って感情を出す努力をしてみる。

冒頭でpatoさんは以下のことに言及されている。これを頭に入れつつ読み進めた。

文章を書く際には「書けないという絶望」「届かないという絶望」「伝わらないという絶望」とうまく付き合いつつ、誰かの心をバズらせる(誰かの心に伝わり、誰かの心を震わせ、行動にまで走らせる)ことが良いとしている。

本書(一部要約)

第1章

「書けないという絶望」との付き合い方

「才能」や「文才」ではなく書き手のひたむきさや誠実さ、真摯さに触れた時に人の心は動く

本書(一部要約)

文章にしろ会話にしろ、うまいことが言えれば相手に響くのかというとそうではない。その人の人となりによって受け取り側も素直に聞くことが出来るようになる、その意味ではここでも人間性が大切になってくる。

文章力があるとは
「多くのパターンの文章を書くことができ、そこにあてはまるべき文章を適切に選択できる」

本書(一部要約)

いわゆる引き出しの多さと配慮が必要と理解。多くの文章に触れておかないと書くことすらままならない。自分に足りないのはこれだよなと痛感している。

文章によって表現しなくてはならない一番の情報は書き手の感情

本書(一部要約)

結局その文章を何のために書くのか、これを書き手自身が意識していなければただの日記やチラシの裏に書けばいいものになってしまう。

・書いた本人に興味がある
・斬新な切り口の意見がありそう
・世間の流行に乗っている
・興味がある分野のことが書かれていそう
・新しい知識が得られそう
・とにかくおもしろそう
・評判がいい
人は自分の得になることにしか興味を持たない。読まない。

本書(一部要約)

読み手としての自分を考えてみればそりゃそうだなと。独りよがりの文章は要らない。誰もおっさんの日記なんて読みたくないはず。
あれ?ワイのnoteもそうだよな、、、💦
それとも誰かの息抜きぐらいにはなってるってことでいいのかしら??

知られている知識を知らない人に伝える橋渡し的なもので十分

本書(一部要約)

皆さんのようにためになることや役に立つことを書ける気はしないが、何も新発見とか難しいことを伝えることばかりが全てではない。凡人ができるのはむしろこれくらいだし、ワイも求めているのはこれくらいなのだからその意味では需要はある。

伝える情報から内輪感を排除することで相手を思いやり、自分の感情に素直になる。いかに相手と自分を尊重できるか

本書(一部要約)

文章そのものをどうにかしようとするから書けないのであって、基本にはこの考えが「書けないという絶望」からの脱出にかかっているのかもしれないと理解。

第2章

「届かないという絶望」との付き合い方

読みやすい文章を書く人は文章が上手な人ではなく、こころ配りのある人

本書(一部要約)

いくら文章術に長けていたり、難しい表現ができたとしても読み手に届けようとする配慮がなければ読みやすい文章にはならない。これもまた人間性が問われる部分。

「かっこつけたって、読まれなかったら意味がない」

本書(一部要約)

某課長の「読まれないnoteはゴミ以下」に通ずるものがある。やや脱線するが猫山課長の文章はこころにスッと入ってくる。決して小難しい表現などはなく、独りよがりでもない。
やはり良い文章を書く人の言うことは共通している。

・漢字ひらがなの間には「薄い線」がある
・ひらながとカタカナの間にも漢字ほどではないがうっすらとした線が入る
・段落内の展開は1事象
・語尾に気をつける
・段落の出だしこそが重要

本書(一部要約)

見様見真似で他の人が書いた文章を真似て書いているが、こうしてテクニック的なものにも言及してくれるのは嬉しいところ。

笑いには信頼関係が必要

本書(一部要約)

前提となる情報、知識が一緒でないと笑いを共有できないということを理解する必要がある。これも配慮なんだよね。その前提となるものは受け手に伝わっているのかを意識すること、つまり客観性が必要。
まあ、ワイの書いている文章の客観性がないことったら💦

この客観性が厄介で自分のもの(書いた文章)は受け入れるようにできているので客観性が失われる

本書(一部要約)

文章に限らずだけど自分のことは客観的に評価できない。だから自分以外の人に読んでもらいフィードバックを得ることが重要だよなと。

客観性は大切だ、けれども客観性はクソ
一方で客観性だけでよいのかというとそれも違い、なりふり構わないむき出しの感情がなければ共感は得られない、人の心を震わせられない。

本書(一部要約)

単なる描写では意味がない。自分の感情がそこになければ人には伝わるわけがない。客観性は保ちつつ感情を込めるというのはかなり高度なスキルじゃないかと。

どのような状況で、どのような理由があって、それが自分の中のこれまでの経験とどのように重なって、そう思うのか

本書(一部要約)

SUNABACOのLP講座で習っている商品そのものの優位性だけではなく、それに対する思いや開発過程などを発信していかないと相手には届かない。プロセスエコノミーということか。

「届かないという絶望」からの脱出には客観性だけではなく感情を込めることが必要と理解。

第3章

「伝わらないという絶望」との付き合い方

伝える人は「伝える」までが自分の領域。「伝わった」かどうかはわからない。けれども読み手の「行動が変わる」ことで、ある程度は「伝わった」と理解できる。

本書(一部要約)

読み手の行動に影響を与える文章を書くことができることほど嬉しいものはないと思う。苦労して書いた甲斐があるってもの。その意味では読んでもらえただけでは不十分なのかも💦

だからこそ良い文章を書く人に対しては何らかのリアクションをしたいと思うしやっている。

読む人の心を動かす文章は「桃太郎にかこつけた自分語りや社会批判など」

本書(一部要約)

これだけ見るとどうしようも無い文章に思えるが、自身の感情を伝えたいとなると単なる物語の描写などは退屈でしか無い。

これは文章ブームにおいては皆がやっているので読者に届かない「桃太郎を語らずに桃太郎を語る意識」が必要

本書(一部要約)

そこ??って思われされたら勝ちということかな??
ネットだとこのようなキャッチーさがないとそもそも埋もれてしまうということだよね。

伏線とその回収はかなりコスパが良いので是非ともやるべき

本書(一部要約)

連載ものとは異なり、書き上げてから伏線になりそうなものに気が付き前半を書き換えることが出来るというのは目からウロコだった。確かに自分の書いた文章において自分は神だから何でもありだな。

文章にはしっかりと「芸風」が存在する

本書(一部要約)

その人の性格や好みが出るということなのだろう。自分で書いている文章も決してマルチな芸風ではない。どうしても自分のキャラが見える文章になってしまう。

しかし、patoさんのように芸風を固定せずあらゆる文章を書くことが出来、必要に応じて混ぜ合わせることで文章に深みをもたせることが出来る!!

考えもしなかったことを考えるようになった。
自分の中の感情に気づいた。
知識がなかったけど新たな知識を得た。
だから、すべての文章は物語でなくてはならない。

本書(一部要約)

先が読めてしまうような文章より予想外のほうが楽しいに決まっている!

「伝わらないという絶望」からの脱出には読み手の心を掴み行動へ影響を与える文章である必要。キャッチーさや伏線、マルチな芸風etc…
やはり最後の伝えるが一番むずかしいのだと思う。

第4章

なぜ僕らは伝えることをやめないのか。
その主たる要因は、伝え続けると伝える本質が変化していくから
「なぜわかってもらえないんだろう。なぜ伝わらないんだろう」と考える。そこで自分の考えがおかしいんじゃないか。そう考える

本書(一部要約)

伝わらないことに対して他者が悪いのではなく、自身の表現、考えがおかしいと考える。それを続けることで誰かに聞き入れやすいものに変化していく。他責ではない試行錯誤を継続することでより伝わる文章に変化していく。果たして自分にそれが出来ているのか??

最後に

あとがきでpatoさんは

「世の中は常にままならないのだ。」
デビュー文章は自分以外、1人にしか読まれなかった。読まれないし、届かないし、伝わらなかった。それでも諦めずに、伝え続けること、積み重ねることだけをやり続けた。
ただ愚直に、自分の信念に基づいて積み重ねていくことしかできない。

本書(一部要約)

patoさんが意図しているかどうかは別にして、文章を書くこと、絵を描くこと、音楽を演奏すること、人と会話すること、仕事することなどなど。なんでもそうだが諦めずに試行錯誤し積み重ねること、継続すること、そして最後には人間力が問われるという学びになった。

人間が活動した結果なのだから当然なのだけれども。
うまく表現できんのがワイの限界やな、、、

最後になるが、本書とこの猫山課長のnoteを読むと文章を書くことに少しは抵抗がなくなるのではと感じた。
#実際自分はそうだった。

特に文章書くことが多い人は読んだほうがいいなと。特に書くことが好きでないのにやろうとしてる人とかね。

やっぱりというかいつも通り講座中のXのポストみたいになってしまったな。。。試行錯誤が足りない証拠。こうしてアプトプットすることでそのダメさがわかる、続けようと思う。

ここまでお読みいただきありがとうございました~!
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