プレゼン資料の割り切りと生産性
こないだのもくもく会に参加してくれた吉川さんの成果発表を見ていて、プレゼン時に利用する投影資料は必要な情報が含まれてれば何でもいいんだなと、改めて思った。
ブログやメモ形式のコンテンツでそのままプレゼン
その時に実際に使われていたのは吉川さんのブログで、ブラウザを慣れた手つきで拡大しながら説明してくれた。
平日開催で退勤後にこられたので、もくもくする時間はほとんどなく、20分くらいで一気にブログを書き上げ、その場で発表してくれた。速い。そして何の不自由もない。
思えば前回のもくもく会に参加してくれた成蹊大の塩澤先生はゼミや授業の運営でScrapboxを使い倒しているらしく、授業時にもScrapboxの画面をそのまま投影していると言っていたな。
Scrapboxにはプレゼンモードもあるのだが、特にそれを使わずに通常の画面をそのまま投影していると言っていた。前述の吉川さんがブログの画面をそのまま投影しているのと同じような感じだ。
プレゼンを簡易化する機能を提供するツールたちの思惑
Scrapboxのプレゼンモードのような投影用の表示を持っているツールは結構ある。Scrapboxのように書いたものをそのまま利用するタイプの機能はEvernoteやDropbox Paperでも提供されている。
また、サービス全体としてはScrapboxやEvernoteのようなメモツールの色が強いツールでも、簡易的なスライドを簡単に作れる機能を提供しているものもある。以前紹介しQuipやQiitaなんかがそうだ。
これらの機能が実際にどれだけ使われているかは知らないが、提供されている背景や想いはどれも共通していて、「いつも立派なスライドをPowerPointとかを使って作る必要ないでしょ」ってことだ。
自分の生産性が上がる手段でアウトプットの総量が増えればみんな幸せ
どんなプレゼンを聞いていてもそうだが、別に聞き手は最初から最後まで美しく作り上げられたスライドが見たいわけではなく、良い話を聞きたいだけだ。なので本質的には何でもいい。スライドを作っちゃダメなわけでもない。
たぶん大事なことは生産性で、自分がアウトプットがしやすいものを選べばいいのだろう。スライドに時間を割かれるより、得意な手段でアウトプットが増えるならみんなが幸せになりそう。
スライド作りも楽しかったりもするので、うまいこと割り切るのが大事なのだろうなぁ。
Photo by Campaign Creators on Unsplash
https://unsplash.com/photos/gMsnXqILjp4
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?