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たいした運動ではないと思っていたけど

大学時代は野球をやっていた。

小中と少年野球や部活で野球をやっていて、それに飽きて高校で文化系の部に所属してみたものの、微妙に合わなくて退部。そんなこんなで高校では部に所属するタイミングを逃して帰宅部になってしまった。

八割がた何らかの部に所属している高校において、側からみるとその団結力やら仲間意識は羨ましく、高校生活はそこそこ楽しかったが不完全燃焼でもあり、その反動から大学に入ったら野球部に入ることは決めていた。

準硬式野球というカテゴリーは大学に入ってから初めて知った。表面は軟式ボールと同じゴム製で中身は硬式という変わったボールで、打った感触や打球の軌道も硬式のそれと同じなので、高校野球の経験者も初心者も入り混じり、それぞれがそれなりに楽しめる面白い世界だった。

ーーーと、野球の話に展開しそうな流れだけど、今日は健康の話。

高校時代は帰宅部だったが、勉強はあまりしなかったので浪人。ようやくスイッチが入って真面目に勉強し始めたが、予備校が始まるとペースを崩されてスローダウン。勉強にストレスを為ながらも映画や本を楽しむ優雅な浪人生活を送ってしまった。

その優雅な浪人生活と、おそらくストレスもあったのだろう。浪人時代の1年で大いに太ってしまった。今でもあの時期の体重は人生至上最高だったりする。

そんな状況で始まった野球部の1年目はきつかった。走っても体が重い。外野の守備練習でも驚くほど疲れる。大学のノックの厳しさのためだと自分は思っていたけれど、半分は体の重さのためだろう。

活動日は週に3日、1日はフルサイズの野球場、残りの2日は狭いハンドボールコートでの練習だったので、激しい練習は土曜日だけなのだが、当時の自分には十分ハードだった。

それが、2年目の合宿初日のランニング中に自分の変化に気が付いた。やたらと体が軽く、速く長く走れる。この時点での体重はピーク時と比べると16キロ近く落ちていた。そりゃ軽いはずだ。部活動としての練習量はそれなりでも、1年で16キロ体重を落とす影響を体に与えていたわけだ。当時はまったく価値が分からなかったけど、なかなかすごい。

今では激しい運動やスポーツをする機会も減ってしまった。野球にしても、ゲームをする機会はあるが、練習はなかなかできない。子どもの頃からあれだけ体を動かすことが好きだったのに、なんともそれが遠い。日常で意識してきたのは長く歩くこと、程度か。

野球をやってきたことは、最近だと小一の息子とのキャッチボールで活きてている。まだ小さいのにどんどん上手くなり、球の力も強くなってきた。何より、普通にキャッチボールができるのが嬉しいし、何より楽しい。

子供の頃に半ば無理やりやらされた野球ではあったけど、それなりに長くやったことで今の生活の中でも生きている。運動不足もほどほどにしておかないと、息子とのキャッチボールも十分に楽しめなくなってしまうので、何か意識的にやんないとな。

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