ぺん5

This is a pen. 365日使っても飽きない究極のシンプル「ぺんてるサインペン」

「毎日使っているものはありますか?」

そう聞かれたときに答えられるものが、あなたにあるだろうか。

僕にはある。

それは、ぺんてるのサインペン。グリップも柄もなく、ただキャップがあるだけ。正式名称も「ぺんてるのサインペン」とシンプルづくし。


社会人2年目にこのペンと出会ってから、職場と自宅と手帳ホルダーにそれぞれ1本ずつ常備されている。

なぜこんなにも好きなんだろうか。自分なりに好きな理由を分析してみた。


①文字がキレイに見える(ような気がする)

もともと文字がキレイな方ではなくて、特に鉛筆や太めのボールペンで書いた文字がかなり汚くて読めないこともあった。走り書きとかすると、もうそれはそれは象形文字。

ぺんてるのサインペンは、特にこの走り書きの時にも割と文字がキレイに見える(ような気がする)。

※実際に書いて比較してみると、そうでもなかったので笑っています。

自分の書いた文字が嫌いだと、仕事の憂鬱も増す気がするので、少しでもキレイに見えるツールを使いたい。

※最近気づいたのだが、デスク周りにお気に入りのものが増えると少しだけ仕事のモチベーションが上がるような気がしている。筆記具に限らず、好きなバンドのグッズとか。上司に怒られない程度であれば、目に見える位置に飾っておくのもありかもしれない。


②書き心地が最高。

何と言っても一番はこの書き心地である。

「キュキュ」という音と、「シャー」という書き心地。郵便物の宛先を書き始めたら、書き終わるのが少し名残惜しくなるほどの(言い過ぎ)。

特に何かのアイデア出しをしたいときなんかは「何か生み出せそうな感じ」がする。余計な機能を無くして、書くことだけに集中できるようにしているからだろうか。

ジェットストリーム(ボールペン)も書き心地はすごく良いのだが、どちらかというと書類や伝票記入向けに使っているせいか、自分の中では「オフィシャル」な筆記具という認識になってしまっている。

「自由に書くときに使う」という自分の中での認識があるのも、アイデア出しに役立っているのかもしれない。


③安い。

そう安いのである。インクのことなど考えずにぶわーっと書いても、1本100円程度。

高級な万年筆をお気に入りの1本にしようと思っていたのだが、自分には庶民的で何も気にせず使えるこのサインペンの方が性に合っていたらしい。

もちろんネットでも買えるし、文具屋に行けばほぼ100%の確率で置いてあると思う。なくなったとき・なくしたときの補充が簡単にできるのも御用達の理由かもしれない。

※安いので、他の色も買ってみるのもありだと思う。全7色あるので、お絵かきにも向いている気がする。(赤・青・緑・橙・黄・桃・空)



ちなみに。Wikiによると、サインペンを初めて製品化させたのがぺんてるで、「PENTEL Sign PEN」として商標登録もされているらしい。

しかも、製品化しても最初の方は全然売れず、起死回生の一手として出したシカゴの見本市がきっかけで当時のアメリカ大統領のお気に入りとなり、大ヒットに繋がるというドラマティックぶり。


しかもしかも、無重量状態でもインク漏れやインク涸れなどのトラブル無く書く事ができたため、宇宙飛行士が使用する筆記具として採用されたらしい。

なんか思ったよりも、すごいドラマのあるペンだ。


PCやスマホが普及した今、手書きの時間は少なくなりつつあるけれど、たまに書くときぐらいは、自分のお気に入りのペンで書きたいものである。

もし気が向けば、ぺんてるのサインペンもお試しくださいませ。

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