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【レース】ツールドおきなわ2023 市民200 15位


ターゲットレースです。
このために練習してきました!
では目標から


◾️目標

must20位以内
wantシングル

◾️コース

フンガーの登りが2回あり、その2回目含むそれから各登りでリストラが始まります。
前情報では奥の登りと呼ばれる最北の登り、その後の海岸線を2回目のフンガーまではサイクリング、らしいです。事実去年はそうだった。高岡さんは逃げたけど


◾️取り組み方針

恥だとわかっていてもとにかく1回目のフンガーまでは集団内で待機。ローテして先頭出るにしても1回だけ。
その後、学校坂まで耐える
後は流れに身を任せます😂

◾️機材

散々悩みましたが、スピードレースになることが予想されるのでエモンダよりドグマかなと思いドグマをチョイス。
タイヤはコンチ5000TTTR(せめてSTRの方が雨の日は良いと思う)
空気圧はF4.0/R4.2(今回はsramの計算サイト参考にしたが雨が酷すぎて何度か登りで滑ったのでもう少し低い方が良かった。


◾️補給

実は真面目にカロリー計算しました😂
昨年のデータから大体4500kcal消費するらしいです。
一般的に身体に溜め込める分は1500kcal前後らしく僕は多めに食べるので2000位とすると2500kcalを目安に持っていきます。

イネオスが使っているらしいSISってとこのジェルを3本ずつ、片方はノーマル、もう片方はカフェイン系です。カフェインの方にはスピードウォーターとメダリスト9000(カフェイン系)を2袋入れます。あとゼリー3つ
このゼリーが凄く良いです。二、三噛みしたら飲み込めてカロリーとカーボが高い。
ゼリーは口を予め開けときます。走行中のストレス軽減。

見栄えはスッキリ。

あとドリンクを950ml✖️2にしてます。グランフォンドウォーターとアクティバイクの黒、BCAA、メダリスト5000(クエン酸系)です。
これで補給食と合わせて約2500になります。
950✖️2にした理由は、補給ドリンクがノーマルのアクエリアスであることと、受け取りの練習してないのでロスする位ならそこをアドバンテージにしたいと思ったからです。弱い人は小さな積み重ねをするしかないのです😌
万一足りなくてなったらアクエリアス貰います😂

Activikeの回し者になった成果


◾️スタートまで

取り敢えず食事はいつも通りのスタート4時間前に済ませます(目標にしている選手の真似
メニューもいつも通り赤飯と味噌汁です。おはぎは食べるのやめときました😂

最近赤飯好きになった。味噌汁のワカメは捨てた。


実はまだ使用するヘルメットを決め切れておらず、片っ端から雨雲レーダーを見ます。するとどのサイトもだいたい11時前後には雨が止む予報。そうなると昨年の経験から一気に気温が上がってサバイバルが加速するので、11時といえば学校坂終わったくらいで細かいアップダウンが始まるところ。とにかく粘れる様にizanagiにします(結果から言うと失敗。R2で良かった

穴を塞がない様に貼って快適性を損なわない。ただし雨


次に集合です。パンフレットにスタート30分前までに来るように記載があったので行くとシード選手が誰もいない😂(僕は一応29番なのでシードです

テントで適当に雨宿りして過ごすと、にっしーさんとかRXの奥田さんとか来ます。そして問題のマランゴーニ…
何がやばいって、僕英語ちんぷんかんぷんなんですよね…googleさん早くリアルタイム翻訳のアイテム出してください(切実

残念な英語の能力でお前は何を狙っているんだと聞かれたことだけは理解できました。お二人はペラペラの様子で僕はあかんので質問振られないか心臓バクバクです…
取り敢えず完走ってなんで言うんだ…コンプリートラン⁇
ってドキドキして僕の番になった時に丁度目の前を森本さん御一行が通り過ぎたので、すかさず、行きましょう!と日本語で提案して承諾してもらえました…(1死目

スタートに並ぶと、もぅカオスです。
450番より前の人は前に並べると書いてあります。並べるには並べますがかなり番手後ろの人が更に前にいたりして入る場所がありません…更に入れたところがスタート審判台のすぐ後ろで、最早スタート不可能です…
1分前になってスタート台を避ける様に全体が移動してくれたので、なんとか、スタートできる様になり、いざスタート



◾️1回目フンガーまで 集団待機

雨が弱まりません。とにかく寒い。なんなら時折強く降って痛いまであります。
僕の脂肪を持ってしても(omronによると17%)震えが止まらずハンドルがまともにコントロール出来ません…小刻みにハンドル切ってしまってます。
これはまともにコーナー切れないと思って最後尾で更に2m位開けた位置でヒラヒラすることにします。とにかく人に迷惑をかけない、落車の原因を作らない為です。こんなクソ寒い中ですが有力どころはしっかり前にいるので、アップか寒さ対策をしっかりしていたのでしょうか


海岸沿いに出るととにかく向かい風、横風が強く更に震えが止まらずクッソ怖いですが本部半島は問題なくクリア。
そして、北に向かう海岸線は向かい風がハンパなくペースが本当に不規則に変わります。風向きに合わせて変わってるのかと思いますが、追突注意でした。そして更に気をつけないといけないのが、どんな基準かわかりませんが時折コーンがあります。徐々に震えが治ってきたのでフンガーに向けて徐々に番手を上げるところで、コーンと激突寸前になりました…完全に画像の挙動を咄嗟に取りました😂前の人はなんか言って欲しかったなぁ…後ろからはコエー!って聞こえてたし…(4死目


海岸線の序盤の方で1回目のトイレストップがあり、予定通り止まってジェルを詰め込んで軽く腰のストレッチしました。が、用を足しておけば良かったとかなり後悔します。この時はまだ行けるかなと思ったのですが、途中から全然我慢できなくなってきて、とんでもない雨だし走りながらやってしまおうかと思い何度か正直試みましたが僕にそんなテクニックは無く、我慢大会が始まりました。どこかで爆発して社会手に死ぬまでのカウントダウンが始まりました(5死目

ヤンコバを探せ


ペスーとしては瞬間踏むことは有りましたが、まだ周りも元気なので誰か隙間埋めてくれるやろうの精神で基本3倍程度で走りました。これは正解だったと思います😌


◾️1回目フンガー〜奥の登り手前 取り敢えず耐える

1回目は4.5倍程度が定石らしいのでまず落ち着いて入ります。今回は番手を上げ切れなかったので、遅い人達を交わしながら落ち着いて…と思ったら、速い😂
パワーメーターちょいちょいみても5倍を下回らないので誰かが勝ち上げてます😂まだ一回目やで😂勘弁して欲しい…ここまで実は久保さんの後ろをチョチョロ走ってたので速いですよね⁉️って確認し合いましたが同じ認識でした。後から聞くとEMUの真鍋さんと久保田さんがペースアップ図ったとか。
それでも取り敢えず休めるところは人の後ろでしっかり休んで集団でクリアします。

映っていませんのでレジェンド達をば


で、問題の下り。久保さんと僕今日は命大事に行きますね😂って話してゆっくり下ります。正直かなり遅いですが仕方ない…
下り切って補給のところでペース上げればなんとかなるやろうと思っても全然集団に追いつけなく、奥までの何回目かの小さな登りでようやく追いつきます。

下りでギャップ開けるマン(これはまだマシな方)



が、こっからそんな事が永遠に続きます。
とにかく下りで遅れて登りでカチ上げて追いつくをひたすら繰り返します。こんな事何回もやってられませんので、👇の奥の登りの判断をします。

奥の登りの途中2回目のトイレストップが入りました。正直助かった!用を足します!止まりません!高岡さんの真後ろで足してたのですが、彼が終わったところで全体も動き始めますが僕は止まりませんwww後少しのところでしたが、下りで遅れる件もあったので無理矢理にでも止めて走り出しました(本当にちゃんと止めました


◾️奥の登りから学校坂まで 予定外の逃げ合流

奥の登りに入ります。去年はここで結構きつかった記憶があるのとフンガーの件があるので注意して入ります。

奥の登りの図


幸いペースはそんなに上がらずてじた。この後少し長めの下りがあるので少しでも番手を上げてマージンを稼ぎに行きます。
すると斜度が緩むタイミングで高岡さんがアタックを仕掛けます!ヤベっ!って思った瞬間10人くらいがすかさずチェックに入ってました😂あのおじさんはここからあれほどのマークを掻い潜らないといけないのか、と驚愕しました。
高岡さんのチェックが終わった次の瞬間に次は僕が行きます!下りのためのマージン稼ぎです。勿論誰もチェックに来ません😂

完全に一人で抜け出しました。
試走の段階でここの下は速度乗る割にブラインドで怖いのと昨年千切れかけたところだった、更に下り切った先に長めの真っ暗なトンネルがあるのでトラブル回避のためにそこまでは行こうと思ってです。

飛び出しの図


そうすると実は逃げができていて、なんとかギリギリ視認できるところにいました。後ろは振り返ると全く見えなくなってます。なんとも中途半端な位置に来てしまいました。
足緩めてトンネル超えた先で集団に吸収されるか、このままブリッジかけて逃げに入るか。
選択は後者でした。僕が言うのもですが雨風強く上手くローテが回っている印象を受けなかったのと、今日は本当に下りが怖いので少しでもそのストレスを減らすために少人数で走りたかったからです。
と言っても平坦追い風区間で前に追いつくのはかなりキツく5から6倍で踏み続けないといけなかったです。少しの斜度変化を利用してジリジリ追いつきなんとか3回目のトンネルを越えた先で追いつきました。
いや、キツかった…
少し息を整えるまでツキイチさせてもらってからローテに入ります。正直先頭出る時きついです。ただこの時点で逃げは僕含めて8人?いたのでそれなりに休めました。

やっと追い付いたの図

そして2回目のフンガーに突入します。モトから直前に集団とのギャップは1分45秒ときいていました。因みに僕が逃げに合流して瞬間が1分50でした。(集団から1分50差を単独で付けたってすごいな、と自惚れてました🙄)
少し詰まってきてますが昨年の高岡さんが2分のギャップで逃げ切ったので、もしかして、とか考えてました。
ここのペースは5倍位。逃げにしては正直ちょっと遅かったです。ペース上げたくて前でますが少ししたら抜き返されて蓋される感じでなんだこれ状態…とまぁそれならそれでいいかと適当にやり過ごしてKOM付近まできます。
最後ゴールスプリントなったら絶対に勝てないのでせめて山岳賞だけは欲しいなと思って抜け出したら同じタイミングでイナーメの高杉さんも出てきてまさかのKOM争い😂結果はタイヤ一個分負けました😂ガチ踏みしたらもしかしたかもしれませんがまだ先は長いのでここで出せる分だけにしときます。でも、何も残らなかったのでやっときゃ良かった…
登りで何人かリストラされて5人まで減ったので下りは快適に下ります(それでもギャップは開きます🙄


いよいよ学校坂
ここをクリアできるかどうかで上位入れるか決まってくるので気を引き締めます。
と言っても全然ペースが上がりません。
先頭出て5.5から6位で引きますが、後ろから、後ろが遅れてる!と言われます。一人で残り60km位走り切る走力は持ち合わせていないので待たざるをえません。
でも正直そろそろ追いつかれるのではとモヤモヤしてました。更に言うと高杉さんともう一人名前知りませんが青イナーメの人が全然ペース上げなくて、彼らJPTのはず(青と白イナーメはそんな違いらしい?)だからこの程度のはずがなく、そろそろ集団に追いつかせて北野さんを勝たせる作戦か⁉️とか良くないことを考えていました。

で、登り切る直前くらいでついに集団捕まりました。くっそー!ここまでか!!と思って人数数えると全員で20人少し。must目標達成までこっからサバイバル開始です。


◾️ゴールまで サバイバル

学校坂登り切るところでクッソペース上がります。正直逃げてた直後にこれされるとたまらん😂と思いながらローテに入ります。なんでペース上がったのか分かっていなかったのですが、井上さんのアタック潰しだった様子。周りキチンと見ないとですね…
で、こっからちょいちょいアタックかかっては落ち着いてを集団としてはそんな感じです。が、僕だけは違います。
下りで毎回10、20m以上のギャップが出来るので、周りが足休めている時に一人でもがく、登りで追いついてアタックかかる、が無限に繰り返されます。辛すぎ。てか下りでバンバン車線変えるのやめてクレメンス😂センターラインや赤ゾーン(滑り止め?)など路面が急激に変わりまくってグリップ迷子になっちゃって…そもそも苦手な下りなので辛すぎました…なので写真みたいに車線変えないように一人だけラインズレてたりします😂安全第一

ビビり散らかしてる僕



このギャップが埋めれそうになくて何回か諦めかけました。でもここで千切れたら更に後ろの集団でも同じだからせめて羽地の登りまでは千切れるわけにはいかない‼️…と思って死ぬ気で喰らいつきます(何死目か分かりませんが常に脂肪級

幸い今日の僕は登れる様子なので登りは余裕がありました…が、有銘の登りではいよいよ限界でした…チェーンを落ちかけて一回ジャムるし、散々です😭取り敢えずチェーン通すところ間違えているらしい森本さん(流石に直しとるやろ…)もまだ残ってたのでツキイチして凌ぎます…ほんと良く凌げた(自画自賛

どっかわかりませんが気がつくと10人少しにリストラされていたので、このままいけば20番以内は確実です。歯を食いしばります。

気合いで羽地前の平坦まで喰らいつきました。ここで逃げの井上さんとギャップは30秒と聞いたので、はこぶねさんからローテして追いつこう!との提案。この苦しい状況下で声掛けできるの流石です。
もう死にそうですがなんとかローテ参加します。が、いつ爆発してもおかしく無いので途中から3回に1回はローテ飛ばさせて貰いました…めんごめんご(死語

そして最後の羽地の登り。もう登り入った瞬間ダメでした😂なんとなくは森本さんに勝ちたかったけど足がおじいちゃんです。
精魂尽きてトンネル入ったところで目がチカチカします。もう順位なんてどうでもいいからオリオン坂を無事に降ることだけを考えて意識を回復させながらゆっくり登ります。幸い後ろから抜かれることはなかったので助かりました。あ、国際女子にはくっそ抜かれました。速い!

そして遂にゴール
出し切りました。

ゴール後はシングルの人達が集まってて羨ましかったです。自分の順位が何番かこの時は分かりませんでしたがシングルでないことだけはわかってました。悔しかったです。でも出し切った、って達成感も強く複雑な気持ちでした。

記録賞を発行すると15位
want目標には届きませんでしたが僕の実力を考えれば上出来です。

もうグショグショ


将来有望な若者と記念写真


◾️まとめと反省

逃げを打つことは予定外でしたがその他はある程度思っていた通りに走れたと思います。
なので実力は発揮できたのかな、と思います。

勿体無いと思うのは兎に角下りです。この自爆インターバルが無ければもっと足残せて、もっと上位だったのでは…と自惚れたり。多分無駄足選手権は優勝級だと自負してます。
天気予報と違ってゴールまでずっと雨が弱まることはなくタイヤのグリップを感じられない中で高速では下れないです(言い訳

自分で書くのもですが、正直今日の感じだと登りは集団の中でもかなり強い方だと思いましたが、それを集団復帰に使うだけになってしまって勿体なさすぎました。
ゴール後にっしーさんにもアドバイス貰いましたが下りは経験を積むしかないです。頭で分かっても気持ちが保たないです。
今年の練習は下りを意識したつもりでしたが単独走、路面がドライな理想的なコンディションでの下りばかりだったので、その辺りの幅を広げないと、でした。いや、雨の日に降り練習は、したく無いが。

最後にパワーデータです。
宿に体重計が無いので正確な値は分かりませんが、多分62kgだと思いますのでそれで計算してみてください😂正直沖縄をNPで語るのはナンセンスな気がしますが目安として。




かなりの長文でしたが読んでくださりありがとうございました😊

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