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「生き延びる事が出来るか」

「台湾侵攻、日本は大丈夫?」

今年の春、娘が渡米した時に親戚に声をかけれ驚いたそうです。台湾侵攻なんてピンとこない私たちでした。それからアメリカに親族がいると思うと自然と国際情勢に注目するようになりました。

戦前の本やドラマを見ると、日常生活にじわじわと戦争が近づいてきたように表現されています。食料費や生活必需品、ガソリンも値上がりして久しいです。もしかしたら当時の空気感はこのようなものだったかもしれないなと感じています。

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中東では戦争状態だです。アジアに拡大しないことを祈るばかりです。

戦争がおきたら、ウチの知的障がい者の息子などすぐに命を落とすでしょう。平和な世の中だからこそ彼は穏やかに生きているのです。

有事の際には、どうすれば生き延びられるのか・・・

資産もない金もないコネもない私です。どうすればよいか・・・

私はこんな時、本を探します。

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吉村昭の「関東大震災」を読みました。電話や通信手段が消失し流言卑語により多大な死者もでしました。

現在でもインターネットが遮断されたら、同じように情報の混乱が生じることでしょう。海底ケーブルを遮断されたら日本はあっという間に孤島状態です。

せめて英語に精通して情報を取れるようにしたいですが、まだまだです。正しい情報を取捨選択できるよう心がけたいです。

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あとは備蓄です。平素よりしていますが、さらに防災食の購入を強化しました。食糧の備蓄は平素から心がけているので、今回はお菓子の備蓄品を購入しました。

決して大袈裟で悲観主義な行動だとは思っていません。障がい者を育ててきた経験上、常に「転ばぬ先の杖」を実践し、情報収集と迅速な行動を心がけているのです。こうして私は息子という弱い人間を守ってきました。

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めいろまさんこと谷本真由美さんのXで紹介されていた本を入手しました。

おさらく役には立たない元ポンコツ看護師ですが、久しぶりに外科看護の復習をします。

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学生の頃図書館で見つけた本です。ユダヤ人のホロコーストより先に障がい者が安楽死されていたそうです。それに加担していたのは医師や看護師でした。当時大きな衝撃を受けました。


歴史の中で戦争時の障がい者は辛い目にあってきましたれてきました。戦時下での障がい者の資料も少ないです。

それだけ障がい者が生きているこの世界は尊いものなのです。そんな世界が壊れたら生きていけない人もいるのです。

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というわけで我が家の危機管理です。

最悪を想定していれば残り超えられるというのは危機管理の原則です。佐々淳行の本で読んだ記憶があります。(どの本だったかは記憶はなし。)

阪神淡路大震災のとき深夜勤務をしていました。被害は軽微でしたが強い揺れを経験したので怖い経験をしました。だから災害看護や危機管理についてかなり本を読みました。

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これまで私は折に触れ「機動戦士ガンダム」毎回の次回予告のセリフ「君は生き延びる事が出来るか」この言葉を反芻してきました。

障がい者が生きていく世界を守りたい。

そのためには、まずは生き延びなければなりません。

国際状況はますます深刻な状況です。

でも「私は生き抜きます」

息子とね。

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