見出し画像

ON OFF CYBER展 vol.1&2開催レポート

2022年6月11日〜7月4日、合計4週間(土日月祝のみ営業)にわたって開催したNFTフィジカルグループ展『onOFFcyber vol.1&vol.2』を振り返ります。


「NFTでグループ展をやろう」と企画が立ち上がったのは2022年1月。
私をNFTの世界に誘ってくれたAOT(@OrientedTokyo)が運営するHifive Gallery(以下Hi5)を会場に、ギャラリースタッフでもある私が主催する形で企画がスタートしました。
この頃はまだ“フィジカル展”という発想自体とても新しく、先駆的なプレーヤーによるアツい個人企画がポツポツ発現しはじめた…という段階でした。

>>> Hifive Gallery 公式 instagram
>>> メッツァビレッジ公式サイト

Hifive Gallery
ギャラリー正面の宮沢湖とはらっぱ


ON OFF CYBER展のこだわり

① 出展に関して日本円でのやり取りをしない
出品、販売、収益をすべてブロックチェーン上で完結させるNFTのしくみに則り、参加者の出展料は日本円ではなく出品作品の売上からETHでいただく方式をとりました。

② キュレーション(企画編集)を行う
Hi5は使用料をもらって場所を貸すレンタルギャラリーではないので、企画は必ずチーフキュレーター・AOTの厳しいキュレーションを経て開催されます。出展者と繰り返しコミュニケーションを図り、作品をただ並べるだけではなく“いかに空間として展示を組み立てるか”が腕の見せ所。
今回ははじめて私がキュレーションを任され、参加メンバーの選考も行いました。

③ アートギャラリーとしての空間づくり
NFTクリエーターの中には展示経験のない方が多いため「作品を額装して展示する」というだけでもとても喜んでいただけるのですが、ただ額を並べるのではなく、見るひとの目線や導線を考慮した配置、見え方・伝わり方を意識した演出、なにより作品が美しく見える心地よい空間にすること…
“アートギャラリーだからこそ”のクオリティーにこだわりました。


>>> 3月にリリースした募集要項 ←参考までにどうぞ!


ギャラリーで用意したメインビジュアルです!

参加メンバー

(順不同・敬称略)

vol.1

Studio KOKORI @studio_kokori
Lucky @Lucky_sunrise8
vvata @illustwata
ちゅん @tunetunenft0000
Jena Lovelock @Jena_Lovelock
HAZE KUSAKABE @HAZE_KUSAKABE
マイリー @artistmiley
海棠ゆたか.svg @KaiDo_svg
チックウィード @chickweed420
エリー ゆるふわバード @elly_nftart
おひとりさま @alone_UoU(AOTメンバー)
Yao @Yaoyorozu_8m(主催)


vol.2

miruta @miruta_pic
Kominato @Kominato_works
Chico @chicochoco214
Cool Proboscis Monkeys @cpmonkeys01
ぽんきち@ponkichi_pon013
Sakiko @saki_ko
Psych-A @psych_a_888
味噌の脳みそ @OmisoNFT
Rohi @Rohhhhhhi
ぽめろ@pomero53
おひとりさま @alone_UoU(AOTメンバー)
Yao @Yaoyorozu_8m(主催)


メタバース会場『ONoffCYBER』展同時開催

フィジカル展示と並行してメタバースのNFT展示空間“Oncyber.io”でも『ONoffCYBER』展を同時開催。フィジカル展来場が難しい方にもご覧いただくことができました。
6月1日のオープニングレセプションではアーティストトークを開催し、参加クリエーターに作品への想いを語っていただきました。
空間は“Oncyber”、音声はTwitterの“スペース”を使い、時間と空間を共有したことで作品やクリエーター本人の魅力がより一層立体的に感じられた楽しいイベントでした!

ところで偶然にも「白い壁と明るい床板」がHi5とそっくり!写真と見比べてみてください。

>>> Artist Oriented Tokyo Oncyber 
会場はこちら。誰でもログインなしで入室できます。
定期的にAOTキュレーションの企画展を開催。


準備


壁掛けも棚置きも可能なBoxタイプの額装。大好評でした。

フィジカル会場づくり
Hi5の搬入作業は1日(予備でもう1日)で終わるのが通例なのですが、今回は飾り付けだけでも3日間、事前準備を含めると相当な期間をかけました。
NFT展開催はギャラリーとして初の試み。参考になる前例が当時ほとんど無かったこと、なによりHi5だからこそできる丁寧できれいな空間をつくるため手探りで試行錯誤を重ねました。やっと飾り付けが完了したときは感無量でした✨


そしてフィジカル展開幕!

初日からたくさんの方が日本各地( ! )から遊びにきてくれました!


ギャラリーのお隣はスタバ。
奥の大机で少し盛り上がりすぎてちょっぴりオコられました〜😅
すみません…💦


梅雨の時期だったので心配でしたが、奇跡的にオープン日はほとんど降雨もなく、NFT界隈からも毎日(土日月祝のみですが)誰かが遊びに来てくれたので、「今日は誰に会えるかな?」と在廊がとっても楽しい日々でした!

界隈の皆さんにサインいただきました!
にぎやか!ご来場ありがとうございました〜!


場所柄、観光でたまたま通りがかった一般来場者にも連日多く立ち寄っていただけました。“NFT”を知っている・聞いたことがある、という方は全体の約半分ほど。NFTが新しい技術で、クリエーターの活動を継続的に支えるロイヤリティーのシステムがあることや、日本のNFT界隈には互いに協力し応援し合う文化があるという説明をすると、とても興味をもっていただけました。
「NFTをはじめようと思っているが、どうすればいいか?」と具体的に相談されたことも1度や2度ではありませんでした。


ここで個別のツイートをすべてご紹介することはできませんが、応援してくださったみなさんの「開催中だよ」「行ってきたよ」というツイートやリツイートの数々に大いに励まされ助けられました!
皆さま本当にありがとうございましたーーー😭✨


反省点をすこし…

今回、出展作品2点のうち新作1点を事前にギャラリー(AOT2ウォレット)にトランスファーしていただき、その売上を出展料として頂戴するという方式をとりましたが、①手続きや説明が煩雑になってしまった ②NFTの最初の保有者がギャラリー(AOT2)になったことでコアなファンが買いづらくなった?(作者本人からの購入ではないため)等の弊害があったように思います。
このあたり、次回はもっとシンプルにします!!


vol.3開催について

さてさて、お陰様で『vol.1&2』がとても楽しい企画となりましたので、そろそろ『vol.3』の計画も進めたいと思います。

『vol.3』参加者募集のお知らせは続報をお楽しみに〜!

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?