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人生100年時代。一番重要なのは支出をどうするか、ということ。

人生100年時代。長生きの備えも視野に入れる必要があります。長生きに備えるには、リタイヤ後の支出と収入のバランスが重要です。

支出額は生活レベルで異なります。厚労省のモデルケースの「会社員40年勤務・平均収入・専業主婦」世帯で月22万円。これをベースに自分の支出額を予想します。

収入は、「年金」「働く」「資産運用」の3セットで考える。「年金」は生涯もらえます。一方、「働く」「資産運用」は限りがあります。気力や体力が続く限り働き収入を得たいところですが、いつまでもは働けません。資産運用も額によりますが、使えばいつかは枯渇します。この点を踏まえて、自分にあった収入計画を作る必要があります。

まず、年金。
一生涯もらえる最大の利点を生かします。年金は1カ月遅らせると0.7%増えます。5年遅らせると、0.7%×12月×5年で42%増です。働けるまでは繰り下げる、これを基本としたいところです。

続いて働く。
生活費のために働くことはもちろんですが、「年金を増やす」の側面もあります。雇用条件にもよりますが、70歳まで厚生年金保険料を払い、年金額を増やすことも可能です。

最後に資産運用。
これは、早めの準備が必要です。何歳までにいくらいるかの試算をおこないます。そして、その目標額から逆算して、運用利率と積立額を決めます。この目標額を決めるには、支出額がどれくらいかがわからないと決められません。

「年金」「働く」「資産運用」の3つをうまく使って、老後の収入を準備するには、まず、「いつまでに、いくら必要か」の支出の見積もりが大前提となります。そうは言っても、資産運用の準備は早めがよいので、とりあえずできる範囲の金額で積立をおこないながら、老後の支出計画を作ることをおすすめします。

支出計画を作るには、旅行や家の建て替えなど、楽しみながら作るとよいと思います。

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不定期ですが、生活の質を高めるための情報を書いています。