青春は、いつ終わるのか 『青くて痛くて脆い(住野よる)』
読む本で、小説の比率を増やしたいなと思っている今日この頃。ずっと実家に積ん読になって置いてあったものを、そういえばと引き出して持ってきた。
青くて、痛くて、脆い。
口のなかで転がしながら。
あらすじ人に不用意に近づきすぎないことを信条にしていた大学一年の春、僕は秋好寿乃に出会った。空気の読めない発言を連発し、周囲から浮いていて、けれど誰よりも純粋だった彼女。秋好の理想と情熱に感化され、僕たちは二人で「モアイ」という秘密結社を結成した。それから3年。あのとき将来の夢を語り合