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野菜果物は包装次第で売れ方が変わる

昨日、後輩の八百屋と最近の売れ行きについて会話をしていると、彼がミカンが売れないと言ってきました。

詳しく聞いてみると、ボリュームが少ない感じでミカンを売っていました。自分はそれではミカンは売れないよ。もっと量を増やした方がいいと具体的に教えてあげました。

彼の父親は自分の父親と知り合いの八百屋。もう彼の父親は引退していて、引退する時にウチの息子をよろしく頼むと言われ、彼の父親には自分も恩があるので、その恩返しの意味でも彼を指導しています。

軽くアドバイスをするならば、今の旬は〇〇だから、それを売った方が良い程度で済ませますが、彼にはもっと実践的に〇〇は10号の袋に満杯に詰めて緑のシーリングテープで止める等、詳しく指導します。

ミカンを例に挙げれば、八百屋だとカゴの山積み、袋詰め、ネット詰めと3種類の包装販売方法があります。どれが正しいということはありません。銀座三越でプラスチックのカゴ盛りミカンは売れません。袋詰めにして、ラベルを付けると良いでしょう。逆に、街の八百屋なら、てんこ盛りのカゴ盛りミカンを店先に陳列すると、お客さんの目を引きます。といった具合です。

各自のお店によってどの量でどの包装方法がベストなのかは全く違います。些細な違いでも売り上げは大きく変わります。

自分は今までの経験から、この野菜果物はこの店頭ならこの方法がベストというのをだいたい持っています。

前回書いた記事に、無垢の木箱に綺麗に山積みしてマルシェ風に売る方法がありましたが、自分の経験上、見た目はおしゃれでベストですが、売り上げを伸ばすという点ではアウトです。

自分は街歩きが好きで、巷の八百屋やスーパーマーケットをよく見に行きます。客層と人の流れ、立地を見て、あー、もう少しこうしたら売れるのにと思う事が多々あります。

どれをどうやったら売れ行きが上がるのか、これは本当に色々実践して体得していかないといけません。逆を言えば、いつまでも同じ売り方ではお客さんは飽きて、店が駄目になってしまうということです。

今回は包装の方法次第で店は良くも悪くもなるよというお話しでした。

#八百屋 #野菜 #果物 #包装 #売れ行き #試行錯誤

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