すぎすぎ

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「やさしい日本語」有志の会の杉本です。「やさしい日本語」有志の会のFacebookにも、たくさんの方が参加してくださっています。 そこで、カテゴリー別に情報を整理したページを目指して、このブログを始めました。よろしくお願いいたします。

マガジン

  • 「やさしい日本語」で防災講座を

    地域の皆さんが外国人住民も一緒に行う防災講座をおすすめしています。 その地域の事は、その地域の人が一番よく知っています。 外国人住民の皆さんに教えていただくことで、改めてハザードマップを読む機会になったり、「やさしい日本語」を使えばコミュニケーションも図れます。 これまで「やさしい日本語」有志の会が取り組んできた防災講座の方法を公開していきます。新しい視点で、地域の防災力もUPするはずです。

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順次更新中 「やさしい日本語」の基本について ・「やさしい日本語」との出会い ・大丈夫だと言ってください ・d版「やさしい日本語」の開発経緯 ・d版「やさしい日本語」12のルール① ・d版「やさしい日本語」12のルール② ・d版「やさしい日本語」12のルール③ ・d版「やさしい日本語」掲示物編 ・言葉を簡単にするだけじゃダメ ・自動翻訳の危うさ ・「手洗い」考② ・雨が降る?降らない? ・「あいまい」の事情 ・ふりがな 四苦八苦 ・洗濯機のオノマトペ ・ローマ字?英

    • 警戒レベルの色 どのような状況なのか

      5つの警戒レベルやキキクルの画像によって 色で危険度がわかるようになりました。 では、どのような状況なのか、どう行動すべきかを 「やさしい日本語」にしてみました。 関連記事 どうなっているのか/状況警戒レベル1 白 大雨の数日から1日前 気象庁:早期注意情報(警報級の可能性) 災害が発生する危険性は低い 台風が 来ます  大雨が 来ます まだ 雨や 風は 強くありません 明日 雨や 風が 強くなります これから 天気が 悪くなります 警戒レベル2 黄 大雨の半日~

      • 警戒レベルの色 どう行動すべきか

        5つの警戒レベルやキキクルの画像によって 色で危険度がわかるようになりました。 では、どのような状況なのか、どう行動すべきかを 「やさしい日本語」にしてみました。 関連記事 すること/行動指示警戒レベル1 白 災害への心構えを高める 最新の気象情報を確認する □天気や 災害の アプリを 入れて ください 市町村の 災害の お知らせが どこにあるか 調べて ください 大雨や 台風の お知らせを 見て ください ・市町村の ホームページ ・キキクル https://www

        • 「やさしい日本語」ー台風ー

          「やさしい日本語」ー台風ー 例文について 台風が迫ってきたときの「やさしい日本語」お知らせ文を作りました。 地域の情報源をリンクさせたり、加筆訂正してお使いください。 (ルビ機能はコピペしても編集する必要がありますので使っていません) 避難先は「避難所」だけではありません。(2021年5月「避難情報に関するガイドラインの改定」) 選んだ避難所が安全かどうか、ハザードマップで確認することも大切です。 気象庁の「キキクル」をリンクしています。14カ国の言語で見られます。 言

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        • 「やさしい日本語」で防災講座を
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        記事

          行動につながる情報提供を

          今、国土交通省や気象庁でも防災気象情報のわかりにくさが問題となっており、改善に向けての会議も進んでいます。 命に関わる情報だけに、これを「やさしい日本語」目線で考えると見えてきたことがいくつかあります。(あくまで素人目線の意見です、あしからず) まず、現状。気象庁の「防災気象情報と警戒レベルとの対応について」のページには下記の一覧があります。 気象庁が出しているのは青の枠線、‟気象”の情報です。 昔は天気予報は当たらないというのが定説でしたが、今や精度も上がり、雨がどの

          行動につながる情報提供を

          外国人にも‟キキクル”

          外国人住民にわかりやすい災害時の情報に 気象庁が作ったキキクルがいいかもしれません。 長所は ・アイコンがイラストでわかりやすい ・外国語での説明がある(15各国の言語選択が可能) ・住所ではなく、地図で表示される ・言葉ではなく、色でどうしたらいいか、判断ができる 上の絵の2段目の列が、いわゆるキキクルで、クリックすると 地図に災害時の5つのレベルが色分けで表示されます。 10分ごとに最新の情報に更新され 1kmメッシュの単位で色表示されます。 現在は、「注意」「注意

          外国人にも‟キキクル”

          言葉を簡単にするだけじゃダメ!

          「やさしい日本語」って、言葉を簡単にすればいいんでしょう そう思っている方はたくさんおられます。 もちろんそれも大切ですが、基本はそこじゃありません! 単語や文を簡単にすることは最後の「作業」です。 ①単語(語彙、ことば)の言いかえ 言葉を簡単にすることはもちろん大切ですし 講習では「言葉の書きかえ」からお話しします。 言葉ですので、数学のように正解があるわけではありませんが 「やさしい日本語」には基準があります。 「やさしい日本語」が開発された当時に使われた基準が 旧

          言葉を簡単にするだけじゃダメ!

          「やさしい日本語」で防災講座④

          大きな災害後は人が集まりやすい防災訓練や防災講座ですが、日本人向けでも、外国人住民向けでも、人を集めるのはたいへんですね。 そんなことについてのアイデアです。 お土産 非常食を食べたり、災害用ホイッスルなど携帯用トイレ、携帯用ライトなどのグッズを配布することもあります。これらのお土産は、人集めや受講者のお楽しみの意味も大きいですが、防災意識が講座のの時だけで終わらず、持ち帰って「それなあに?」と家族や友だちに尋ねられた時に、答えることで知識が定着したり、家族や友だちへの啓発

          「やさしい日本語」で防災講座④

          キキクルとマイタイムライン

          私は防災の専門家ではありませんが、気象庁や内閣府の防災会議のHPの資料などを見て、少しでも外国人住民にわかりやすく災害情報を届けるにはどうしたらいいか、日々苦悩しています。 専門家の方から、下記記事に間違いや誤解があればぜひ、教えていただきたく。 防災情報と気象情報がゴッチャに? 「やさしい日本語」の講習会では、可能であれば防災についてお話しするようにしています。そもそも弘前大学の佐藤和之教授を中心にして「やさしい日本語」が開発されたのは、1995年の阪神淡路大震災がき

          キキクルとマイタイムライン

          在宅避難へのシフト

          「日本の避難所はソマリアの難民キャンプ以下」と断言されたのは、アルピニストの野口健さんです。寒い、暑い、臭い、プライバシーがない! 小学校の体育館ではなく、できれば自宅で過ごしたい、というのは日本人も同じ。増して日本に住む外国人にとっては、心理的にも物理的にもハードルが高いので、避難所への避難は避けたいという気持ちになっても当たり前だと思います。 令和2年に内閣府から都道府県に出された在宅避難に関する情報も、避難指示という強い表現であっても、ほとんど誰も避難所に行かなかった

          在宅避難へのシフト

          「災害発生→避難所へ」ですか?

          各地のさまざまな分野で「やさしい日本語」が広がっています。 「やさしい日本語」を、よりたくさんの人に知ってもらうための講座と 「やさしい日本語」をどのように使うか、どうすれば使いやすくするかという情報交換が今後、重要になるのかなと、思うこの頃です。「広げる」と「深める」の2方向ですね。活用されてこその「やさしい日本語」です。 何年たっても基礎講座ばかりするのは、いかがなものかと思います。活用という次のステップも試みつつ、基礎講座で「広げる」のがいいですね。  先日、Yaho

          「災害発生→避難所へ」ですか?

          「やさしい日本語」で防災講座③

          いろいろな人に参加してもらおう! 「やさしい日本語」で行う防災講座は、外国人住民の皆さんに防災知識をつけてもらうだけでなく、「やさしい日本語」を知ってもらったり、「やさしい日本語」で話してもらういい機会にもなります。 地域の国際交流協会や日本語教室、行政の多文化共生を担当する部署だけで完結するのではなく、様々なフィールドの人に参加してもらいましょう。 行政:  役所のいろいろな部署を回ってみましょう。地域によって課の名称は様々ですが、市民の生活に関する担当部署や国際交流や

          「やさしい日本語」で防災講座③

          書きかえに「指針」を

          先日、ある地域のの高潮ハザードマップの「やさしい日本語」書きかえに携わりました。残念ながら今回の書きかえは、多言語化の元情報として活用されるにとどまり、「やさしい日本語版」にはつながらなかったのですが、様々な学びにつながりました。これまで何度か書きかえのお手伝いはしましたが、多人数で行われた大量の文章を渡されて「監修をよろしく」といった形が多く、それぞれ「やさしい日本語」のレベルが異なっている、言葉選びに「ゆれ」が多いなど、手を加える部分が多く、決して満足のいく仕上がりにはな

          書きかえに「指針」を

          きずなメール✕やさしい日本語

          NPO法人きずなメール・プロジェクトさんは、医師・看護師が中心となり、妊娠から出産、子どもが3歳になるまで約500通の情報をメールやLINEで届ける活動をされています。 そして2022年3月からは、「やさしい日本語」で外国人住民向けに配信をスタートされました!! このプロジェクトには日本語教師の方々やボランティアも加わっておられます。全国の行政でも採用されているところがあり、関西では神戸市で採用されています。 3月15日の日経新聞の夕刊にも、きずなメール・プロジェクトの記事

          きずなメール✕やさしい日本語

          「やさしい日本語」で防災講座②

          防災講座を定期的に行っている地域も多いのですが、3年もたつと主催者側も受講者側も飽きてしまいます。参加者が減り、防災意識も薄くなります。 そこで、外国人住民の方も一緒に、「やさしい日本語」で防災講座を行うことをおすすめしています。 「やさしい日本語」で防災講座を行う効果は次の3つ。 ①「やさしい日本語」で話しているのを見ることができる ②「やさしい日本語」で外国人住民と話す体験ができる ③「やさしい日本語」の基礎を知ることができる ①「やさしい日本語」で話しているのを見る

          「やさしい日本語」で防災講座②

          「やさしい日本語」で防災講座①

          なぜ「やさしい日本語」で防災講座か 有志の会が「やさしい日本語」で外国人向けの防災講座を始めたのは2015年です。外国人にとって日本人と同じように基礎知識は重要ですが、それを学ぶ機会は少ないのが実情です。外国語の冊子も多数作成されていますが、渡してオシマイ。地域の防災講座もありますが、誘われることもなく、案内が届かないことも。行っても普通の日本語ですから難しすぎてわかりません。 以前、消防署による留学生や外国人住民に向けて行われた出前講座を見学しましたが、専門用語も多く「立

          「やさしい日本語」で防災講座①