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ネポンがネ。ネネンはポ。 言葉は国語でなくて算数という新説。(もちろんポポンはポ)

「あなたはプラス思考ですね」。「さすがポジティブ!」。きっと褒め言葉だと信じているが、そう声をかけてもらうことが多い。

同じ景色でも、心の持ちようで見え方が変わる。様々な学びや実体験を通じて、自分の考え方は概ねそのようになってきたし、今後もそれが自分にとっては自然体で心地よい。よって自分の基本ポジティブな考えは、これからも続くのだろうと思う。

そんな自分は、身近な人に対して無意識にこんな声を掛けていた。「もっと前向きに考えようよ」。「そんなにネガティブに捉えなくてもいいんとちゃう?」。

これらの声掛けが、相手の心の芯にまで届かないのはなぜだろう?同情心が芽生えるほどに、ごく最近まで、自分の考えは浅はかだった。理屈で割り切れるほどシンプルではないんだ、その人の悩み事は。そもそもそれができないから悩んでいるというのに。

ある人生の大先輩に相談したら、鮮やかに諭された。「それは結局、相手のことを変えようとしてるだけとちがうんか?ましてやそれは感情やろ」。

そしてまた、とある友人のブログに大発見をした。言葉は国語じゃなくて、算数なんだという新説。

ネガティブな感情にポジティブによりそっても、マイナスかけるプラスはマイナス。ネガティブな感情に陥ってる人には、ただ寄り添う方がよい。自分もネガティブに、身を置いてみればよい。

「もう無理やねん」
「もう無理なんやねえ」

マイナスにマイナスを掛けたらプラスになる?今までの自分とは真逆のアプローチ。果たして自分にできるかの疑問は残る。けれど、ネガティブをポジティブでかき消そうとしても、決してプラスにならない道理は腑に落ちた。

だから言葉は算数だと覚えよう。
ネポンがネ。ネネンはポ。

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