間﨑 泰光(まざきやすみつ)

合板加工の開発工場 株式会社センエイの間﨑泰光です。 陸海空物流の要衝 岸和田市木材町…

間﨑 泰光(まざきやすみつ)

合板加工の開発工場 株式会社センエイの間﨑泰光です。 陸海空物流の要衝 岸和田市木材町で 「切る・削る・貼る・繋ぐ・塗る」。 国内外有力メーカーからの調達力と合わせ あらゆる合板加工をワンストップで実現。 創業半世紀のプロフェッショナルでお役立ちに徹します。

最近の記事

甲辰(きのえたつ)の年に気をよくした理由。

12の動物が巡る干支については馴染み深いものがあり、年頭の挨拶でもよく引き合いに出される。きっと、仕事始めの日に、日本中で繰り広げられる賀詞交換会の代表挨拶でも、登り竜の勢いに乗りましょうとか、竜は唯一架空の動物なので、などのフレーズが展開されたに違いない。 一方で、十干にまで触れる祝辞もあることだろう。甲(きのえ)はその先頭に立つ。木火土金水(もっかどごんすい)に兄(え)と弟(と)があって、その掛け合わせで「きのえ」。ちなみに甲子園球場の由来は、十干十二支のそれぞれの先頭

    • 龍頭龍尾の年にする。

      令和6年1月1日。明けましておめでとうございます。 2024年を龍頭龍尾(りゅうとうりゅうび)の年にする、と年末にふと思いついた。解説こそ蛇足ながら、竜頭蛇尾からの造語であり、徹頭徹尾と意味するところは近い。 生まれた年も含めて6回目の年男になって、まもなく還暦を迎える。ゼロに立ち返るならば、いろいろなものを捨てて身軽になることが理想だ。身の回りの断捨離とか、暮らし方のミニマリストとか、あり方としての捨我得全とか。そうありたいと願い日々の実践に挑むが、発展途上を隠れ蓑に足

      • DX認定企業になりました。

        当社は木材加工を担う地道な製造業。システムエンジニアなどいないし、電算室もないのだけれど、本年11月1日付で、経済産業省より「DX認定」の称号をいただいた。 ことの起こりは2019年。工場のみならず、事務所も含めたモノと情報の流れが滞るボトルネックを見つけ、それを広げることで当社の生産性を上げることを目指した。 最初は本当の試行錯誤。「エクセルデータをグーグルのスプレッドシートに変更することで、複数人が同時編集できるようになるよ」と教えてもらったのがその始まり。 単なる

        • 心はどこにあると思う?と剛少年の母は尋ねた。

          これは敬愛する長渕剛の話。小学生の頃、見え透いたウソを突き通そうとした剛少年に、母は問いかけた。 「心はどこにあると思う?」 「この辺かな」。胸の辺りをさす少年に対し、 「どこだか分からないから、自分の心を示すために言葉と行動があるんだよ!言葉と行動そのものがあんたの心!! 覚えておきなさい」 この逸話は、雑誌「致知」の「母特集号」から引用させていただいた。 この記事に出会って飛び上がる思いでむさぼり読んだ自分がいる。というのも、わが社の今期のスローガンを「感謝を言葉

        甲辰(きのえたつ)の年に気をよくした理由。

          気づく・気づかない/動く・動かない 4象限で考える

          1) 気づいて動く 気づいたらさっとする。観察力や分析力に、決断力と行動力。これらがほぼ同時に作動して、結果のシロクロはともかく、次のステージへと行く。シンプルで、自分も周りも心地よい。 2) 気づいてるのに動かない 慎重に検討して、損得勘定やリスクリターンを測る。そのスピード感が他人からはもどかしく映る。結局動くのか動かないのか、いつ決めるのか。見て見ぬふりは情けない生き様。一方で動かないことを決めたなら、それは動いた結果だ。 3) 気づいてないのに動く センサー

          気づく・気づかない/動く・動かない 4象限で考える

          人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず。 ~森信三先生の言葉に想う

          60年近く生きていると、人生は巨大な観覧車のようであり、気づかぬうちに、ゆっくりと大きな弧を描いていると感じることがある。そしてそこには予期せぬ出会いや、奇跡的な再会がある。 無意識に搭乗したゴンドラは、時空を超えて回転する。ある時の自分は、意を決してドアをこじ開けては無謀にも飛び降り、またある時は、ドアをそっと開いて乗り込んでくる誰かを迎え入れる。 タイトルに森信三先生の言葉を拝借した。「人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず」。

          人は一生のうち、出会うべき人に必ず出会える。しかも一瞬遅すぎず、一瞬早すぎず。 ~森信三先生の言葉に想う

          ネポンがネ。ネネンはポ。 言葉は国語でなくて算数という新説。(もちろんポポンはポ)

          「あなたはプラス思考ですね」。「さすがポジティブ!」。きっと褒め言葉だと信じているが、そう声をかけてもらうことが多い。 同じ景色でも、心の持ちようで見え方が変わる。様々な学びや実体験を通じて、自分の考え方は概ねそのようになってきたし、今後もそれが自分にとっては自然体で心地よい。よって自分の基本ポジティブな考えは、これからも続くのだろうと思う。 そんな自分は、身近な人に対して無意識にこんな声を掛けていた。「もっと前向きに考えようよ」。「そんなにネガティブに捉えなくてもいいん

          ネポンがネ。ネネンはポ。 言葉は国語でなくて算数という新説。(もちろんポポンはポ)

          正直者はバカを見るの対極を知る。知ってこれからの生き方に落とし込む。

          天網恢恢疎にして漏らさず。街角に増殖した監視カメラとSNS全盛の世の中は、人の目にデジタルネットワークが加わって、その密度を濃くしている。 だから、ではない。自分の明らかな過ちの結末を、無為による成り行きの損得勘定に委ねていいのか。胸に手を当てて事態に向き合った時、恥ずかしい自分に気づいて、目頭から冷や汗が滲み出た。 前置きが過ぎた。場所は早朝のホテル地下駐車場。右は柱が迫り、窮屈だなと思いながら切ったハンドルの手が滑ったところ、左側に異音が聞こえた。車を降りて確認すると

          正直者はバカを見るの対極を知る。知ってこれからの生き方に落とし込む。

          今日はやっぱりアレでしょ。阪神タイガース優勝とボクの人生

          18年ぶりの快挙に大阪が賑やかだ。阪神タイガースはこの3連戦でも巨人を3タテ。なんと11連勝の達成と同時に2023年のセ・リーグを制覇した。 とにかくタイガースの優勝は、インターバルが長い。「ボクの人生」とタイトルに並べたが、自分が生まれた1964年は、東海道新幹線開通、東京オリンピックと並んで阪神タイガース優勝の年である。 記憶をたどれば、自分がプロ野球に興味を持ち始めたのは小学校4年生の時。父はちょうどこの頃、会社勤めに終止符を打ち、事業を起こした。ボクはといえば、阪

          今日はやっぱりアレでしょ。阪神タイガース優勝とボクの人生

          早起きして日の出を浴びる効用 幸せホルモン「セロトニン」たち

          私の暮らす大阪泉州地域では、今年の夏至である6月21日の日の出時刻は4時47分だった。それがだんじり祭りを控えた9月15日、2ヶ月弱がすぎて5時42分になった。毎日1分強ずつ日の出が遅くなっていることにあらためて気づく。 そもそもどの季節でも、日の出は気持ちのいいものだ。これには明確な根拠がある。私たちは誰しも幸せになりたいと思うが、そもそも幸せとは感じるものなのだ。それも、脳内で。 以下は、樺沢紫苑さんの著書「精神科医がみつけた3つの幸福」よりの要約による。 太陽光を

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          遅れてきたレインボーマン ~期待値の高さに立ち向かう大阪人

          素敵な会場でのディナーパーティにお呼ばれした。高層マンションの最上階。大阪のビル群と、太閤さんの大阪城とを見下ろしながら、美味しいお酒と高級ケータリングに舌鼓を打つ。なんとも贅沢なひと時が始まろうとしていた。 あろうことか、集合時間に2分も遅れてしまった私に言い訳などない。言い訳などないのだが、セキュリティの関係でロビーに取り残された私は、参加者が既に「乾杯の練習」を終えたテーブルの、いわゆるお誕生日席に通された。 「はい、じゃあもう一回乾杯しましょう」。主催者のやわらか

          遅れてきたレインボーマン ~期待値の高さに立ち向かう大阪人

          自撮り(セルフィー)を楽しく撮る方法 2x2x2

          仲間との写真をスマホに撮り残すようになったのは、いつからだろう? 学生時代、コンパクトカメラや「写るんです」という名の使い捨てカメラを愛用していた頃は、フィルムを大切に、がお決まりだった。 いつのころからかデジタル時代になって、撮り直しが効くからバシャバシャやって、後からいいのを選ぶのもひとつ。でもその中でもいい写真は狙って撮るものだと思っている。 さて、その中でも自撮りの話。インカメラでファインダーを見ながら自分の写真を撮るのが好きだ。嫁さんには、たびたび「どんだけ自

          自撮り(セルフィー)を楽しく撮る方法 2x2x2

          ラッキーナンバーにつつまれる

          自分の好きな番号はと聞かれるとちょっと困るかもしれない。小学生ごろから引きずっている感覚としては、好きな野球選手の背番号とか、自分や家族の誕生日絡みとか。 自動車のナンバープレートが、少しの追加料金で自由に選べるようになってから、巷で同じ番号をよく見るようになった。いわゆるラッキーナンバーっていうのを、人はどのように選ぶのか。 ボクの場合。あらゆる数字をラッキーナンバーにしようという思考が自動的に発動している。 ホテルの部屋番号とか、ゴルフ場のロッカーとか、特に自分で選

          ラッキーナンバーにつつまれる

          感謝を言葉と行動に

          そもそも自分はなぜ、今ここにいるのだろうか?毎日、何万回という無意識の意思決定をしながら生きてきた。今、自分は間違いなく幸せだと言える もっと上位の幸せとはなんだろうか?足るを知るという言葉があるが、これ以上贅沢をするということではないと思う。例えば南の島で遊んで暮らすより、今の暮らしを選ぶだろう。何かを勝ちとる。何かを手に入れる。好き放題やる自由を与えられる。違う。そんなんと違う。 幸せを手に入れたい心の状態を欲求と名づけるならば、5つの種類があると教わった。「生存」「

          苦手を克服する

          還暦を目前に控え、自分の苦手と向き合う。本来ならば、年齢とともに積み重ねたもろもろの経験で、なんとか覆い隠してしまいたいもの。 自分でもわかっているから直視するのもわずらわしく、いい感じで距離を置いてきた。けれどさきごろ、目からウロコの解説に出会った。 その1:なにかをやる理由とやらない理由は同じ。 その2:いい加減にするよりも、ちゃんとしたほうがむしろ楽。 これらを自然体でこなしている人はかっこいい。努力して身につけた人もかっこいい。これらから逃げている人は、人間く

          シンクロニシティを書き留める

          2022年の10月ごろ、翌年使う手帳を買い求めた。巻末付録にあった項目が、いままでにない新鮮なものだったので、それが決め手になった。 「なんとまあ、奇遇ですね。」「偶然の一致ですよ。」「うまい具合に数字が並びました。」などなど、私たちは日常でこれらのできごとに、はっとしたり、喜んだり。けれどほとんどの場合、一過性のできごととして、せっかくのエピソードも忘却の彼方へと消え去る。 それを、シンクロニシティとして書き留める欄があったことに、その手帳の不思議な魅力を感じた。で、さ

          シンクロニシティを書き留める