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光と陰

最近、何十万年かぶりにマニュアルのフィルムカメラを使いはじめた。
路地裏散歩のときに持ち出して、気に入った風景が現れるとその景色を切り取っている。
まだまだド素人のレベルだから、試行錯誤しつつも9割以上は失敗になるけど、そうやって考えながら撮る過程も楽しんでいる。
スマホ写真とは違って、あらかたの構図を決めたら、露出計の数字を見てシャッタースピードと絞りを調整して、フレーミングをじっくり考えてシャッターを切るという手順になる。
つまり撮りたいと思えるレベルがそれなりに上がらなければ、カメラは構えない。
自ずと自分の好きな絵について考えるようになる。
こうした過程で気付いたのが、自分は画の中に陰と光の共存している状態が好きなようだ。
ただただ華やかで明るい画とかは撮りたいと思えない。
そして、『陰と光』と先に陰を書いたように、陰を際立たせるために光を組み合わせるのが好みのようだ。

上野恩賜公園

フィルムカメラ撮影を通して、自分の好みが見えてくる。

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