皆さんは長野久義(ちょうのひさよし.38)という男をご存知でしょうか。

読売巨人軍に所属する右投右打の外野手で、2009年のドラフトでジャイアンツから1位指名を受けて入団しました。

2010年は開幕から1軍で活躍し、打率.288,本塁打19で新人王。
2011年は首位打者。
2012年は最多安打、日本一に大きく貢献。

とここまで、書けばすごい選手だとお分かりいただけるかと思います。そして、タイトルに【ジャイアンツ愛】と入れたのは、ドラフトの指名を2回蹴って、ジャイアンツに入団したからです。
ですが、2018年オフ、丸選手を広島から獲得した際の人的保障で、広島へと移籍してしまいました。ジャイアンツファンは悲しみに暮れ、なんという2019年のスタートだよと思ったことでしょう。
日本シリーズはこの年と翌年の2020年はありませんでしたが、秋の交流戦と言うものはありまして。福岡への移動の際に、広島の駅から見送りにきてくれたのも長野さんらしいエピソードの一つです。

助っ人外国人は日本と言う未知の土地で活躍してくれていますが、そのサポートにはチームメートの手助けが必要不可欠です。長野さんが外国人の話し相手、なんてこともよく見られる光景です。英語、スペイン語はある程度話せるそうです。

もちろん、日本人選手にも優しい長野さん。飲みにいけばもちろん全額支払いますし、その場にいなくても顔馴染みであれば、「長野さんから頂いてます」なんていうこともあるそうです。

なぜ、長野選手をピックアップするかと言えば、ファンにも愛される選手の一人だからです。ジャイアンツには出た瞬間に雰囲気を変えられる選手が必ずいます。亀井コーチ・阿部ヘッド・高橋由伸さんなどです。応援を聞いていても長野選手の時は何倍も声が大きくなります。応援歌も評価が高いですし、何よりも活躍すると盛り上がります。先日東京へ行った際、初回に3塁打を放った際には大いに盛り上がりました。

人間性がファンの魅力を惹き付ける、それが長野久義という男なのです。