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【プロ野球】共通した補強意図、シーズンに与える影響とは? 第2回現役ドラフトを徹底解剖!

2023年度の現役ドラフトが終了しました。

昨年と同様、2巡目の指名が行われず、全12名の選手が移籍しました。

手探りだった昨年と比べると、変化が生まれています。

各球団が熱を入れてきた現役ドラフト。

全体的な補強意図、2024年シーズンに与える注目ポイントを探っていきます。


現代野球に合わせた補強

投手を獲得した9球団は、現代野球に合わせた補強を行う意図があったと考えられます。

ドラフト1位選手の移籍が3件発生し、選手の実績も昨年とは違った現役ドラフト。

第1回の昨年は、オコエ瑠偉選手(当時楽天)だけがドラフト1位選手の中で移籍しました。

第2回の今回は、佐々木千隼投手(ロッテ)、馬場皐輔投手(阪神)、鈴木博志投手(中日)が移籍します。

佐々木投手、馬場投手は通算106試合、鈴木博投手は同116試合に登板した実績があります。

佐々木投手は21年に54試合、馬場投手は同年44試合、鈴木博投手は通算18セーブと、いずれも中継ぎとして実績がある投手が選出されています。

中継ぎで実績ある投手並ぶ

これは、先発完投型が珍しくなり、中継ぎの登板機会が増えている現代野球を反映した移籍です。

どの球団も、中継ぎの層を厚くしたいという思いが伝わってきます。

リリーフエースがいても、登板過多による故障、不調に見舞われる可能性は共通しています。

質の良い中継ぎを何枚も保有していれば、不測の事態に対処することができます。

今回、3人ものドラフト1位選手が移籍したインパクトが強いですが、中継ぎで実績がある投手ということに注目すべきです。

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