＜稼ぐ士業の方程式＞

荻野：特別な構造・特別な機能を提供されている士業の方は稼いでいます。特別とは何かということが、今日の本題です。
特別とは、●●×○○です。まず●●は、「法律実務スキル」です。さすがに士業なので法律実務スキルがない方は仕事ができません。Ｎ村さん、では○○は何だと思いますか？

Ｎ村：法律実務スキル×…。

荻野：何でも良いです。正解はありますが、変態、もとい「特別」な人がやっていることなので、不正解のほうが普通です（笑）

Ｎ村：幅広い分野の知識を持っていること…？

荻野：ありがとうございます。そうですね。「とにかく私はこれしかやりません。」「私はこの分野だけが得意です。」というふうに視野、言動を制限してしまうと楽ではありますが、ビジネスとして成功するのは難しそうですよね。とくに社会構造が急速に変化している現代、法律の改正が多いので、幅広い分野の法律知識の取得、アップデートが日々必要です。さらに法律知識を超えて、経済や社会のことについての知見も必要ではないか、ということですね。Ｓ井さんはどうですか？

Ｓ井：営業スキルとかですか？

荻野：おーいいですね！「営業」とはセールスですね。最終的にセールス（販売）しなければ、請求書が出せません。その通りだと思います。
　幅広い知識・営業スキルは大事です。しかし、法律実務スキル×〇〇という掛け算なので、片方がゼロであれば全部ゼロになってしまうものなので、もっと本質的なもの。それは「コンサルティング」です。

続く