荻野 恭弘

1969年愛知県岡崎市生まれ 司法書士・行政書士・ファイナンシャルプランナー 名南コン…

荻野 恭弘

1969年愛知県岡崎市生まれ 司法書士・行政書士・ファイナンシャルプランナー 名南コンサルティングネットワーク所属

最近の記事

士業経営の落とし穴【みんなハマる】第249話 企業の腹側迷走神経とは

腹側迷走神経とは交感神経、背側迷走神経と並ぶ自律神経系のひとつだ。 哺乳類にしかないもので、他者との繋がりをドライバーにして呼吸、心拍数を落ち着かせる神経だといわれる。 利他の精神、他者貢献の理念化、実践が組織、そして構成員のパフォーマンス向上に直接効果があがるのは科学的なんだろう。

    • 士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第248話 姿勢矯正

      人材育成は姿勢矯正に還る。 組織において人材を成長させようとすると、まず第一段階で、スキルを身に付けてもらう必要がある。規定作業、業務をどのようにやるか。 これはまず知識そしてその経験をすると言うことになる。 で、実際にやってみると、自分の心に、その成果が大きな影響受けることがわかる。 したがって心をいかに制御するかと言う第二段階のテーマが発生する。 心を制御する、つまり平常心に戻るということ。 なかなかできないから第三段階のテーマ、姿勢矯正というテーマに取り組んでいく。

      • 士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第247話 士業法人の価値

        士業法人は士業により価値が違う。 空間価値を重視するのは監査法人や弁護士法人 時間価値を重視するのは税理士法人 司法書士や行政書士は前者2割、後者8割かなと思う。 社会や既存の経済圏が縮小していく環境では前者比率はますます低くなる。 他方で新サービスで市場を創出するツワモノには前者比率は高止まりだろう。 そうなると若手資格者の価値はぐんと上がる。 これは事務所ごとに状況を見据えて意思決定していくテーマ。正解は全員違う。また時の流れにより変化もする。 仮説を作り

        • 士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第246話 械

          ビジネスとは継続的価値提供活動だろう。 継続的なので”機械的”になるととてもよい。 で機械の弱い点は状況変化への適応なのでそこだけ人間が対処すればいい。 サービス業でも同じことが言える。 機械的に作業をしてもらう人あるいはラインはある。 他方で機械ではないので状況変化への適応を人あるいはラインで一定程度することが期待される。 まあできなくてもよいが、能力向上はそこから目指すのが理想だ。 ただ仕事=定数×変数で、その定数と変数の違いを正確に早く理解すべきだ。 最

        士業経営の落とし穴【みんなハマる】第249話 企業の腹側迷走神経とは

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第245話 人事評価制度②

          人事評価制度のつづきです。 でもって、組織の想いは企業の存在理由に表現される。 組織の想いは企業の将来像に表現される。 組織の想いは価値観に表現される。 組織の想いは期待するメンバーの姿勢に表現される。 組織の想いはメンバー個人の成長に向けられる。 メンバー個人の成長は、成果を出す能力の獲得とその能力の発揮度合いたる成果で測定される。 人事評価制度は組織の想いをメンバーがいかに行動・結果につなげたかによるだけでありそれ以上ではない。 最終的には、組織の想いを超

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第245話 人事評価制度②

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第243話 誇り

          誇りはもつものだ。 誇りとは自分に対して刃を研ぎ続けることを強いる意思。 意思なら持つというイメージが湧くだろう。 かなり経験したかなーと思ったらまったく何も分っていないことが分かる。 50歳くらいまではその繰り越し。 推測だが60までそんな感じだろう。 そういうなかで努力を継続する。 他の人間との比較ではなく自分との比較であり競争だ。 誇りをもって対処する。 失敗したら・・・ まだ、この宇宙に自分が未達の課題があったか。わくわくするなー。 という塩梅で

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第243話 誇り

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第244話 人事評価制度①

          名南経営では3月が人事評価の時期です。 人事評価と事業活動は表裏一体。 メンバーの活動なくして成果なし。 よって成果あって評価しなければ組織崩壊。 というわけで1年でもっとも大事な季節なわけです。 人間とは呼吸をする限り、幸福を目指すもの。 自分の渇望、悲願が叶ったときに幸せを感じる。 その渇望、悲願のゴールを他者への貢献とするのがビジネスパーソン。 この場合、”他者”には2つあり。 ひとつはいうまでもなく顧客。 もう一つは組織。 ビジネスでの、メンバー

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第244話 人事評価制度①

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第241話 資産承継士業養成講座「稼ぐ士業の方程式の可視化:三次元分析ツール」最終回

          <稼ぐ士業の方程式の可視化:三次元分析ツール> 物事を理解し、問題を発見、解決するときに、まずは物事の「構造」を知るべく、切り分けていくことが有効です。とくにわたしたち人間の感覚の重要な一つである視覚は、モノの構造を三次元で把握することを得意としています。空間的な捉えかたです。「幅×高さ×奥行」という感じですね。 まず、横幅=X軸です。X軸を「結果」と置き換えておきましょう。目の前にいるお客さんの欠乏、その不快度合を探っていきます。そして、そのお客さんは、どのような状態に

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第241話 資産承継士業養成講座「稼ぐ士業の方程式の可視化:三次元分析ツール」最終回

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第240話 資産承継士業養成講座「優れたビジネスパーソン③」

          コンサルティング習慣があれば、このビジネスパーソンは否応なく大変、魅力的な存在となって、引く手はあまたとなります。優れたビジネスパーソンの誕生です。  お客さんが一回きりの仕事もあります。例えば、相続ですね。これは同じお客様に一年で何回も続くことはありません。相続を紹介してくれた葬儀社・互助会・銀行・証券会社・保険会社もがお客さんだということです。あるいは業務内容の違う同業又は異業種の士業です。さらにいえば同じ職場の従業員であったり、場合によってはインターンの学生の家族だった

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第240話 資産承継士業養成講座「優れたビジネスパーソン③」

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】  第239話 資産承継士業養成講座「すぐれたビジネスパーソン②」

          荻野:普通からすると、ド変態ですね(笑)。 他人の欠乏を充足する活動をしても、嫌々であれば、つまり自分が喜ばないのであれば、自分の心に他人の苦痛を添えて、二の矢、三の矢を打ち続ける・・・真正の変態です(笑)。でも、自分の快であるとのマインドセットがあれば、とても楽になります。  繰り返しますが、先ほどの「普通」の商人の定義である、“人の欠乏を充足する活動が自分の快”というマインドセットがなくても、人の欠乏を充足する活動するさえできれば、一応ビジネスパーソンになることはでき

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】  第239話 資産承継士業養成講座「すぐれたビジネスパーソン②」

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】第238話 成長の要素

          ビジネスにおける人材の成長について、有名なロミンガーの法則では 仕事上の経験70% 第三者の薫陶20% 社内の研修 10% が有益だという。 良質な経験が運よくできればいいが、そうもいかない。 仕組みとして触れる機会がほしい。 名南経営ではマネジャー研修を早期に受けてもらう。 それは単純な話しだ。 良質な経験をするにも、言語習得やマインドの準備がないといけない。それがないと効果はないからだ。そういう準備を経て経験して、鬼速でモノにする。 経験たっぷりしてから理

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】第238話 成長の要素

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第237話 資産承継士業養成講座「優れたビジネスパーソン(商人)とは」

          <優れたビジネスパーソン(商人”あきんど”)とは> 荻野:ビジネスパーソン、江戸時代の言葉でいえば「商人(あきんど)」の定義を確認しましょう。 商人(あきんど)の定義とは、何だと思いますか? S井:商人の定義ですか…。ものを売る人です。 荻野:そうですね。 N村:ものを売ってお金を稼ぐ人です。 荻野:お金を稼ぐ人とは、どのようなときに、ものが売れるのでしょうか? S井:相手が必要としているものを、用意できたときです。 荻野:そうだね!本当にその通りだと思います。

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第237話 資産承継士業養成講座「優れたビジネスパーソン(商人)とは」

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第236話 資産承継士業養成講座「法律実務スキル=法解釈力+法適用力」

          <法律実務スキル=法解釈力+法適用力> 荻野:一つ目の法解釈力。法解釈力を養う法解釈学は30歳ぐらいになってからやるようなもので、20歳前後で、「なぜそのような法律があるのか」を追究することは、高度すぎます。カオスから法則を見つける非常に抽象度の高い活動ですから。そのため法解釈学に資格制度はなく、稼げません(昔の司法試験は法解釈学のテストだが、その後、研修所で次の法適用力テストに合格して資格者になる)。  二つ目の法適用力。これは「何が条件で何が効果なのか」という、数学の公

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第236話 資産承継士業養成講座「法律実務スキル=法解釈力+法適用力」

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第235話 シャワー瞑想

          シャワーを頭から浴びているときにはアイデアが湧いてくる。 それもそのはずデフォルトモードネットワークが停止し、無意識の脳のおしゃべりが目を閉じ、耳をザザーとふさがれているので、上級者の瞑想と同じことになるのだろう。 長い修行でそこまでいくのもしんどいが、シャワーなら毎日できるので重宝する。 前提として、それまでに頭に、つまり意識に、いろいろ問題を言語化して突っ込んでおく必要がある。 そうやって蝉時雨のようなシャワーをザーッと浴びる。 床屋のシャンプーとかでも同じ効果

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第235話 シャワー瞑想

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第233話 『資産承継士業』養成研修 法律実務スキル×コンサルティング習慣

          <稼ぐ士業の方程式=法律実務スキル×コンサルティング習慣> 荻野:コンサルティングという言葉を聞いたことがありますか? S井:はい。あります。 荻野:どういうイメージですか? S井:コンサルティングは…。 荻野:イメージでいいですよ。 S井:イメージはなんとなく、「まとめてあげる」というか。 荻野:いいね。まとめてあげる!ちょっと頭の中を整理してあげるとか? S井:そうです。 荻野:いいですね!例えばどんな髪型にしようというときに、美容師さんがコンサルティン

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第233話 『資産承継士業』養成研修 法律実務スキル×コンサルティング習慣

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第232話 『資産承継士業』養成研修「稼ぐ士業の方程式」

          <稼ぐ士業の方程式> 荻野:特別な構造・特別な機能を提供されている士業の方は稼いでいます。特別とは何かということが、今日の本題です。 特別とは、●●×○○です。まず●●は、「法律実務スキル」です。さすがに士業なので法律実務スキルがない方は仕事ができません。N村さん、では○○は何だと思いますか? N村:法律実務スキル×…。 荻野:何でも良いです。正解はありますが、変態、もとい「特別」な人がやっていることなので、不正解のほうが普通です(笑) N村:幅広い分野の知識を持って

          士業経営の落とし穴【みんなハマる】 第232話 『資産承継士業』養成研修「稼ぐ士業の方程式」