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ブランドストーリーを作ろう その5 顧客と親友になる

質問です。

「言うことがコロコロ変わる。何を考えているのかわからない。ウラ・オモテがある。」

上のような人とあなたは親友になれると思いますか?

NOだと思います。

当然、ブランディングにおいても同じです。方向性がブレブレだったりすると信頼してもらえません。

顧客と親友になってもらうには、ブレずに考えが明確で正直に自分を表すことが必要です。

とはいえ、マーケティング活動は組織として取り組むものです。メンバーにしっかりとした指針がないと方向性がバラバラになってしまうというリスクがあります。

マーケティング活動の効果を最大化するためのコミュニケーションを統一して管理し一貫性を持たせてブランド価値の向上を目指すものがIMC、統合型マーケティングコミュニケーションです。

IMCにおいて、一貫性を持たせるための方向性の指針となるものはポジショニングです。ポジショニングは、自社の商品・サービスがターゲットとなる顧客グループのニーズをいかに満たすのかを表すものがです。

すべてのマーケティング施策はポジショニングを強化するために実行されてなくてはなりません。

自社のポジションを社内外にしっかりと心に植え付けるのに役立つものが、ブランド・ストーリです。

つまり、IMCの軸にブランド・ストーリーを位置付けることがマーケティング活動の効果を最大化されるために必要なのです。

ブランド・ストーリーをコミュニケーションの軸に植え付けるためにまず取り組むべきことは社内メンバーでの共感です。

社内の共感、そして成長

コミュニケーションの担い手は、社内メンバーです。社内メンバーとストーリーを共有し共感を得ること。ストーリーのアイデアができれば、彼らと共有し、フィードバックを得て改善を加えていきましょう。

もちろん、ストーリーの根幹となる経営理念や戦略に影響を与える変更はできませんが、それを理解した上でストーリーを磨き育て上げるのです。

ストーリーは常に成長していくものです。メンバーの意見を取り入れてストーリーを積み上げていきましょう。ブランド・ストーリーは完結編のない長編シリーズなのです。一つのストーリで終わりではなく、新たなストーリーを生み出すためにもメンバーの積極的な関与を促していきましょう。

そのようにして作り上げたストーリーはメンバー全員に腹落ちします。そして、全員がストーリーテラーとしての役割を発揮してくれるようになるのです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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